おしゃれな空間で北欧グルメを堪能!ノルウェーで話題の食市場「マートハーレン・オスロ」をレポート
2012年10月にノルウェーの首都オスロにオープンした屋内型フードホール「マートハーレン・オスロ/Mathallen Oslo」。そこはまるで、日本の高級デパート内にあるおしゃれなデパ地下のよう。味見をしながら、お土産ハンティングを思いっきり楽しむことができます。
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ノルウェー最大級の移動型ファーマーズマーケット「Bondens marked」も館内に国内初の店舗を構えたばかり。「オーガニック」、「地産地消」、「高品質」をキーワードに、ノルウェー産を主に希少な食材が多く並びます。
それでは、写真を見ながら、ぐるりと館内を見学してみましょう。
■「安心・安全」にこだわった品ぞろい
館内には、ショップ18棟、飲食店16棟、バー4棟に加え、料理教室を開催するアカデミーまで集まっています。大手スーパーマーケットとの大きな違いは、安めの大量生産された商品ではなく、値段はちょっと高めだけれども、小規模生産、地元の食材、健康食品など、「安全・安心できる食」にこだわっていること。
イタリアン風飲食店もありますが、多くは北欧、もしくはノルウェー産です。
生産者が店舗を運営しているため、農作物などを作った生産者と購入者が直接コミュニケーションできる場ともなっています。
館内ではランチもディナーも可能なので、おなかがすいた時に旅行者もふらりと立ち寄れます。このような大規模&ハイクオリティーの屋内型食市場はノルウェー国内初の試みです。
おいしいコーヒーを飲める店も
お菓子を食べていたらのどが渇いてきたので、隣のコーヒー屋さんへ移動。「Solberg&Hansen」のバリスタ(コーヒーを入れるプロ)が、丁寧にブラックコーヒーを淹れてくれました。
ここのカフェは豆の品質にこだわっていて、味を堪能してもらうために、コーヒーにはミルクは入れないんだとか。ここのカフェではコーヒーしか販売していないので、館内の別のお店で購入したご飯やパンを、自由に持ち込んで食べてもいいそうです。
ノルウェーのIvirig Handel社のブランド「Superbra」(「すごくイイ!」という意味)から出ているリゾットはすべてオーガニック。いろいろな味があり、選び甲斐があります。お米好きは必見!
続いてお酒専門バー「ウルトルゲ/Oltorget」へ。ノルウェーのマイクロブルワリーが醸造する珍しい地酒がいっぱいあり、特にビールがおすすめ!
最後にもっとお酒を飲みながら夜を楽しみたいときは、地下の大きなバーへ。縦長いバーテーブルにも注目。こうして夜があっという間に更けていきます。
早足でマートハーレンを駆け巡ってみましたが、館内にはまだまだ面白いお店がいっぱいあります。平日はゆったりと空いていますが、週末になると混雑します。試食をしながら、お気に入りのグルメなお土産をぜひここで見つけてみてください。
旅行中に良さそうなレストランが見つからなかったときも、マートハーレンがおすすめ。購入した飲食品は店内だけではなく、館内中央にある広場の席に座り、自由に食べることができます。
※お酒専門バー「ウルトルゲ/Oltorget」の最初の「O」は、ノルウェー語表記では右上から左下に斜線が入ります
●マートハーレン・オスロ/Mathallen Oslo
住所:Maridalsveien 17
営業開始時間:平日8:00~、土・日曜10:00~
※終了時間は店舗によって異なる
定休日:月曜
(文・写真/鐙麻樹)
著者プロフィール
鐙麻樹(あぶみ あさき)。上智大学フランス語学科2008年卒業。オスロ大学メディア学学科2012年卒業。同大学大学院メディア学修士課程在学中。ジャーナリスト、フォトグラファーとして、雑誌、WEB、旅行ガイドブックを中心にノルウェー現地から数多くの原稿や写真を寄稿。6カ国語の海外ニュース翻訳家、メディア/企業コーディネーター兼アドバイザーとしても幅広く活動中。
ホームページ http://www.asakiabumi.com/
All Aboutノルウェーガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/1080/
地球の歩き方オスロ特派員ブログ http://tokuhain.arukikata.co.jp/oslo/
※この記事は2014年04月06日に公開されたものです