オープン・クエスチョンを使って、会話を引き出す3つの具体例

相手との対話を求める場合、オープン・クエスチョンが有効とされており、会社での上司や部下、学校での先生と生徒のように、会話が窮屈になりがちな相手において、このオープン・クエスチョンを利用することによって、会話を引き出すことができると言われています。
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では実際に、どのような利用方法をするのか、例を参考に見ていきましょう。
上司が部下に話しかける場合
上司:「何か問題ある?」
部下:「特にありません」
オープン・クエスチョンを利用しないと、このように会話がYES・NOですぐに終息してしまいます。ところがオープン・クエスチョンを取り入れて会話をすると、
上司:「今、問題と思っていることは何?」
部下:「単調作業まで正社員が行っているため、作業効率が下がっており……」
といった具合に、問題点と感じている部分を引き出すことができます。では他のシチュエーションでは、どのように活用できるでしょうか。
「どうやって?」と投げかけることで、相手は制限なく自由に答えることができます。他にもいろいろな状況別のオープン・クエスチョンを使った利用例を見てみましょう。
営業で活用できる
「新しい機種に一番望む機能はどんなものですか?」
「新しい機種の導入はいつ頃をお考えでしょうか?」
「どうして新しい機種の導入を決められたのですか?」
このように、オープン・クエスチョンを利用することによって、相手からいろいろな情報を取り入れることができます。お客さまのニーズを知ることができる、大きなチャンスとなります。
同僚との会話で活用
「あの案件はどうやったらうまくいくだろうか?」
「あの仕事は何が障害になっているんだろう?」
「その件についてなんだけど、どう思う?」
同僚などと仕事の会話をする場合でも、オープン・クエスチョンを取り入れることで、相手の意見を聞くことができるため、仕事に行き詰まったときなどは、どんどん取り入れてみましょう。
オープン・クエスチョンを利用すると、相手から大変自由度の高い回答を引き出すことが可能になります。オープン・クエスチョンを利用することによって、相手が話したいことを引き出すこともでき、会話がつながっていくため、ビジネスの上では大変有効な質問方法とされています。
※この記事は2014年03月31日に公開されたものです