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「広めの1LDK」など、不動産業界で最近よく聞く用語3つ!

建設業界では「職人の手が足りない!」と悲鳴が上がっているそうで、不動産業界もさぞかし活況を呈しているのではないでしょうか。そこで、最近不動産業界でよく聞くはやり言葉について、中堅不動産ディベロッパー会社の営業マンに取材してみました。

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「広めの……」

賃貸物件で最近「広めの1LDK」とか「広めの2LDK」といった惹句(じゃっく)を見掛けませんか? これはお客さんに付加価値を伝える表現として使われていますが、ではどのくらいの広さになったら「広めの……」になるのでしょうか。

上記営業マンに聞いたところ、「厳密な定義はない」のだそうで、そのキャッチコピーを使っている業者さんの判断なのだそうです。

ちなみに、LDKとDKの境目を皆さんはご存じですか?

公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会が2011年(平成23年)11月28日に発表した定義によりますと、

●居室(寝室)が1部屋の場合: DKは4.5畳以上8畳未満、8畳以上になるとLDK

●居室(寝室)が2部屋以上の場合:DKは6畳以上10畳未満、10畳以上になるとLDK

つまり1LDKか、2LDKかで、そのLDKの広さも変わってくるというわけです。上記の規定よりも広いLDKだった場合には「広めの……」なんて表現をしているのでしょうね。

⇒公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会の指導基準のページ
http://www.sfkoutori.or.jp/kiyak/231129%20DK_LDK.html

スタジオ(studio)って!?

アメリカで賃貸物件を探しても「ONE ROOM」というカテゴリーはありません。アメリカでは、いわゆる日本でいう「ワンルーム」的な部屋のことを「studio」と呼んでいます。

上記の営業マンに聞いたところ、この「studio」という言い方が日本でも使われだしているとのことです。カッコいいからでしょうか(笑)。ただし、今までのワンルームを「studio」と呼ぶのではなく、多くの場合、広めの一部屋に台所設備、バス・トイレ設備があるものをそう呼ぶそうです。

この「studio」という呼び方が今後定着するかどうかは、皆さんが使ってくれるかどうかによるとみられているとか。

「すまい給付金」

不動産物件の購入に関する用語ですが、「すまい給付金」という言葉にも注目されています。これは、消費税率アップから不動産取得者の負担を緩和するために設けられた給付金の制度(つまりお金がもらえる制度)です。

消費税を払って住宅を取得する場合に、(消費税率8%の場合)最大で30万円の現金がもらえるのです(取得者の年収による制限があります)。

⇒国土交通省の「すまい給付金」説明ページ
http://sumai-kyufu.jp/outline/sumaikyufu/index.html#jutaku-loan

「すまい給付金」の利用を考えている人はたくさんいらっしゃるそうで、これまた最近の不動産業界のはやり言葉だそうです。

いかがでしたか。「不動産業界は景気の良しあしの波をもろに食らう業界ですから、はやり言葉も景気によって左右されやすい」というお話でした。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年03月26日に公開されたものです

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