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バイリンガルよりさらに上!「マルチリンガル」になる2つの方法「ライブで学ぶ」「性格が似た言語をマスター」

バイリンガルになろうと、英語の習得に時間をとられていませんか?11カ国を流暢に話す英国人大学生は、マルチリンガル(多言語)になるには、コツがあるそうです。

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英国のマルチリンガル(多言語)最高賞を受賞したアレックスさんは20歳。流暢に話せるのは、ギリシャ語、スペイン語、カタロニア語、フランス語、イタリア語、オランダ語、アフリカーンス語、ドイツ語、ロシア語、ヘブライ語、母国語の英語、計11カ国語です。

アレックスさんは、子供時代、親の転勤について日本に4年滞在しました。日本語を理解できず、話せなかったという悔しい体験をバネにし、日本からオランダに引っ越した後、オランダ語をマスターしようと決意したそうです。

14歳のときでした。その後、わずか6年間で母国語をのぞく10言語をマスターしたのです。

自らの経験からアレックスさんがアドバイスできることは2つ。

ひとつ目は、単語を覚えるときは、ノートや本をながめるよりも、ライブ(実体験)でコンテキストから学ぶこと。

ふたつ目は、外国語は学べば学ぶほど、言語の習得は容易になるので、性格が似た言語をマスターすること。

例えば、ドイツ語と英語は「従兄弟の関係」と言われるほど、単語と文の構造が似ています。ドイツ語、オランダ語、アフリカーンス語は同じグループです。

イタリア語にも英語と同じような単語が多々あります。ローマ字読みできるイタリア語を始めれば、スペイン語、フランス語を比較的容易に学べます。欧州で3~4カ国語を話せる人が多いのは、このような理由からです。日本人が中国語の標識をみて、だいたいの意味を推測できるのと同じです。

ギリシャ語とスペイン語も発音が似ているといいます。

ロシア語をマスターすれば、東欧州の言語の習得も比較的やさしくなります。

そして、日本人にとって、英語以外の言語を習得する最大のメリットというのは、英語に対する苦手意識がなくなり、「英語って、こんなに簡単だったの?」と思えるようになることです。

例えば、英語の名詞には性もなく、格もドイツ語(4つ)やロシア語(6つ)のように多くありません。発音も英語とはちがう口の形や顔・喉の筋肉が鍛えられるので、全体的に発音のレベルがあがります。

語学の勉強は一生終わりませんが、学ぶスピードは多言語になれば、なるほど、スピードアップしていくそうです。

参考:How do you become fluent in 11 languages?
http://www.bbc.co.uk/news/uk-17107435

※この記事は2014年01月30日に公開されたものです

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