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相手を主語にすれば人間関係がスムーズ「主人公を相手に譲る」

スムーズな人間関係を築くためには、自分を主張しすぎるとうまくいきません。どんな場合でも、まず相手の気持ちを考え、思いやることから「和」は生まれます。それでは、相手を主語にするコミュニケーション術をご紹介します。

【たった1回のデートで、相手の気持ちを一瞬に読み取る方法「自分を触る=何かを主張」】

相手自身を主人公にしてしまう

人間関係がうまくいかないときは、たいていの場合、自分の感情や置かれた立場ばかりに気が向いています。そこには相手の気持ちを思いやる心の余裕はみじんもなく、ただ自分が損をしないよう、不利な立場に追いやられないことばかり考えているのです。

誰だって、そんな人と仲良くしたいとは思わないですね。

そこで、発想を180度転換し、主人公を相手に譲ってしまうのです。「私はこうしたい」というところを「この人はどうしたいと思っているのだろう」と変えることで、自然と相手の心情を思いやる心の余裕が生まれ、冷静になることができます。

そして、自分の感情を相手にスライドさせて考えることで、どういう伝え方をすればうまく相手に伝わるのかがクッキリと見えてくるのです。

夫婦仲がギクシャクしているとき

新婚の頃はアツアツだった夫婦も、変わり映えのしない日常生活を何年も一緒に続けているうちに、相手の嫌なところが目につくようになって、関係がギクシャクしてきます。特に仕事でろくに家にいない旦那のほうが、妻から不満を持たれがちです。

しかし、なんとなく妻がイライラしていることは分かっていても、理由まではピンとこないという人が多いそうです。それがまた、妻に「あの人はなんにも分かってない!」とイライラを起こさせる原因になるのです。

こんなときは「妻は自分に何を望んでいるんだろう?」とじっくり考えてみてください。そうすれば「そういえば休日に買い物に連れていってほしいと言われていたな」とか「子供の教育に関する話を聞いてほしそうにしていた」などと、妻が望んでいることが見えてきます。

部下に仕事を教えるとき

部下に新しい仕事を教えるとき、飲み込みの悪い部下に当たるとイライラして、ついきつい言葉で傷つけてしまう……そういうことってありますね。こういうときには「私がこんなにも一生懸命教えているのに、なぜこの人は理解してくれないんだろう」と思っているのです。

対する部下のほうはどうでしょうか。部下のほうでは「私がこんなにも必死に覚えようとしているのに、上司はそれを全然見てくれていない」と不満を抱いているのではないでしょうか。これではいつまでたっても平行線。職場の雰囲気が悪くなるだけです。

こんなときは「なぜ、部下は仕事が覚えられないのか」という視点で考えてみましょう。その結果「気が小さいからあまりプレッシャーをかけすぎると頭の中が真っ白になるようだ。もっとゆっくり教えてみよう」というように、おのずと解決策が見えてくることもあります。

※この記事は2014年01月29日に公開されたものです

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