お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

会話しなくても好意を抱かせることが出来る心理テクとは?―「熟知性の法則」

社会人一年生で、社外に出て得意先周りをする営業職の女性は大変ですよね。数字に追われての仕事は本当に心身ともに疲れ果ててしまいますよね。それでは、少しでも楽になるように、交渉相手に好意を持ってもらうテクニックを紹介しましょう。

【苦手な人と仲良くなる心理テク「好意の返報性」小さな好意が大きな好意に】

営業担当者の個人的魅力で販売する

最近は女性の営業職も増えており、セールス技法について女性に特化したマニュアルやハウツーの書籍も書店で数多く見かけるようになりました。営業の仕事は、商品やサービスの特色を並べて売るというよりも、営業担当者の個人的魅力が販売につながる場合も多いのです。

「熟知性の法則」を知っておこう

「販売を成功させるためには、何度でも足を運べ」という言葉は営業の鉄則といってよいでしょう。これを厳守して、見込み先の企業には、毎日でも訪問したいところです。しかし、身体が一つしかない以上、これを完璧に実践するのは不可能です。

そこで、次善の策としてあるのが、自分の顔を常に何らかの方法で売り込み続ける方法です。

米国の心理学者であるザイオンスは、「何度も顔を見ることで、人間はその人物への親近感を増していくようになる」という理論を実験によって証明しました。これをザイオンスの「熟知性の法則」といいます。頻繁に訪問することで熟知性が高まることはいうまでもありませんが、メールやハガキなどでも効果があり、それらに自分の顔写真を入れおけばさらに好感度が高まるというわけです。

自作のレターでのメール作戦

メールなどがない時代から、優秀な営業職は郵便などでさかんに自分を売り込んでいました。ある有名な自動車のセールスレディは、自作の新聞を作って毎月得意先に配っていたそうです。そして、これを読むのを楽しみにしていた顧客も多かったということですから、この例などは、熟知性の法則を最大限に生かした実例といえるでしょう。

現在は、メール全盛の時代ですから、これは比較的容易に実践できる方法だと思います。ネットにある顧客の興味を引きそうな耳寄り情報などをうまく構成し、それに自分の顔写真を添付して送信するのは、経費もかからずとても堅実な作戦といえるのではないでしょうか。

※この記事は2014年01月04日に公開されたものです

SHARE