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読む人をその気にさせる文章のテク「文頭にメリットを感じさせる一言を入れる」

人をその気にさせるには、それをすることによって何らかのメリットがあると思わせるのが一番です。文章を読んでもらいたい場合も同じ。思わず読んでみたくなる文章を書くコツをご紹介します。

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文頭にメリットを感じさせる一言を入れる

文章を読む時、一番はじめに目に入るのが文頭。続きを読んでもらえるかどうかは、この文頭にどんな言葉が書かれているかにかかっていると言っても過言ではありません。人の「これを読んだら得するかも」と思う心理をくすぐってしまうのです。

たとえば、英会話教室のチラシなら「当教室の英語教師は全員ネイティブ。生の英語と触れ合うことができるから発音に差が出ます」などと書いてあると、それを見た人は「どうせ英会話を習うなら、こんな教室がいいなぁ」とその気になります。

そして「レッスン料はいくらなんだろう?」「駅からは近いのかな?」とどんどん続きを読んでくれるのです。

お願いの文章の文頭にもメリットを

頼みごとをする場合は、特にこの方法が有効です。誰だって面倒な頼まれごとは引き受けたくないものですが、それを引き受けてあげることによって自分にもメリットがあると思えば「じゃあいいか」となるからです。母親と子供の「おつかいに行ってくれたら100円あげる」という会話は、まさしくこのパターンですね。

ただ「おつかいに行ってきて」という言葉だけなら「いやだ。めんどくさい」と反発されてしまいますが、お駄賃をもらえるとなると損をする気持ちが薄れるのです。

印象を強く残したい場合

相手の印象に強く残る文章を書きたい場合は、同じ内容のものを表現だけ変えて二度書くと効果的です。一度だけだとサラっと流してしまうことでも、繰り返し訴えかけられると何だか気になってくるものだからです。また、二度繰り返すことで伝えたいことがより正確に伝わりやすくなるというメリットもあります。

表現を変えるというところがポイントで、相手に「なんだ、またか」と思われずに済むのです。せっかく強い印象が残せても「しつこいな」とマイナス・イメージが付きまとっていては効果も半減ですから。

※この記事は2013年12月25日に公開されたものです

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