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あなたの会話が臨場感のあふれたものに変わる方法とは―直接話法を使う

人に何かを伝えるときは、こちらの言いたいことがじゅうぶんに伝わるように工夫する必要があります。例えば、「あの人がこう言っていた」と伝えたいとき、どんな言い方をすれば分かりやすいのでしょうか?

【口下手なら誰かの口を借りる恋愛テク「間接話法」が効果的】

直接話法

直接話法とは、例えば「機会があればまた会いたいと彼女が言っていました」というように、その場にいない第三者が言っていた言葉を、そのまま伝える話法のことです。発言がストレートに伝わるので分かりやすく、誤解の少ない方法ですね。

話に膨らみをもたせることができる

「彼女も会いたいようです」という表現方法を間接話法といいますが、直接話法に比べるとややインパクトに欠ける印象があります。なぜなら、そこに話を伝える人の主観も加わるからです。

対して直接話法は、発言者の生の声をリアルに伝えるので臨場感がありますし、細かいニュアンスや発言者のキャラクターも伝えやすくなります。聞かされるほうも、「あの人がそんなことを言っていたんだな」とイメージしやすいですね。

直接話法を使った伝え方の実例

実例を出しますと、OLのかなこさんは、毎年年末になると、学生時代の仲間と集まって忘年会をします。幹事は参加者の中で持ち回りで、今年はかなこさんが幹事をすることになりました。

久しぶりに昔の仲間に連絡をとってみたところ、今年もたくさんの参加者が集まり、忘年会はにぎやかに開催されました。乾杯をすませて思い思いに雑談をしていると、友人の中原くんが「おつかれさん。幹事ありがとう」と声をかけてきました。

しばらくお互いの近況などについて話していましたが、そのうちに、今年は参加できなかった共通の友人である瞳ちゃんの話になりました。学生時代、中原くんは瞳ちゃんに片想いをしており、今はもう結婚して家庭を持っているとはいえ、なんとなく気になっているようです。

「あいつ、元気にしてる?」と聞かれたので、かなこさんは「元気そうだったよ。中原くんにも会いたいって言ってた」と伝えると、「ほんとに?」と中原くんの表情が輝きました。このとき、もしかなこさんが「瞳ちゃんも中原くんに会いたいと思うよ」という言い方をしていたら、中原くんもここまでうれしくはなかったでしょうね。

※この記事は2013年12月20日に公開されたものです

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