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部下のやる気を誘う心理テク「自分も高い達成目標を持つ」

仕事がうまくできるかどうかよりも、残業がないかどうかを気にしたり、なるべく楽な仕事ばかり選ぼうとする部下もたくさんいます。そんな部下にやる気を起こさせるには、どうすればいいのでしょうか。部下のやる気を誘う心理テクをご紹介します。

部下のやる気を引き出すには、期待をかけることが欠かせない

部下のやる気を引き出すには、期待をかけることが効果的です。この効果を心理学では「ピグマリオン効果」と呼びます。「ピグマリオン効果」とは、指導する人が学習しようとする人に期待をかけることで、その通りになってしまうという効果のことです。

反対に期待しないことで、その通りに成績が下がってしまうことをゴーレム効果と呼びます。

部下のやる気を引き出すには、部下に期待をかけることが欠かせません。また「誰かに期待される」と「期待に応えたい」→「やる気が出る」という気持ちになりやすくなります。部下にやる気を持ってほしいなら、積極的に期待をかけるようにしましょう。

自信を喪失した部下には、「必ずできる」という暗示もプラスしよう

仕事に対して自信を失っている状態の部下に、やる気を持ってもらうには「クーエの自己暗示法」を使ってみましょう。「クーエの自己暗示法」は、「自分がそうなると思ったことは、肉体や精神にそのままあらわれてしまう」という法則を利用した方法です。

この暗示法は自信を喪失した人に対して効果的です。「君なら大丈夫」、「絶対にできる」と暗示をかけることで、自然にモチベーションがあがり、「やる気」を持ちやすくなってくれます。ただしやりすぎるとかえってプレッシャーになることもあるため、適度にとどめましょう。

部下のやる気を育てるには、自分も高い達成目標を持つことが大事

部下のやる気を育てるためには、自分自身も高い達成目標を持ち、クリアしていくことが大事です。自分自らが挑戦してみせることで、部下のやる気を引き出しやすくなるからです。またお互いに違う目標を持つ仲間として、上からのアドバイスではなく、同じ立場からのアドバイスがしやすくなるため、部下から共感されたり、より親近感を持ってもらったりしやすくなります。

ただし部下に「自分は、こんなにできるすごいやつだ」というのを見せつけてしまうと、部下はやる気を失う傾向にあります。ぜひ同じ目標を抱える仲間として、アドバイスをしながら、自分を目標にしてもらえるような働き方を目指しましょう。

部下のやる気を育てるには、まず部下の仕事ぶりをよく見て、適正に評価することも欠かせません。ぜひ部下が今どんなことに悩み、どんなことにやる気を失っているのかを見極めながら、いろいろな心理テクを使ってみてくださいね。

※この記事は2013年12月15日に公開されたものです

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