相手に自信を与える4つのステップ―「まずは現状把握」

部下に自信を持たせるのって、本当にむずかしいですよね。ほめすぎると「裏がある」と思われるし、だからといって何も言わないでいると「自分には興味を持ってない」と思われるし、部下に自信をつけさせ、生き生きと働いてもらうにはどのようにすればいいのでしょうか?
【ヘビメタファンには「自信がない人」が多い―英調査】
相手が成長できると確信できる分だけ、仕事を割り振ろう
まず部下に自信をつけさせたいなら、日頃、部下に割り振っている仕事の量から見直すようにしましょう。恐らく何もしていないならデキる人に大量の仕事を、そうでない人にはそれなりの仕事しか与えていないはずです。まずは自信をつけさせたい部下の仕事を見直し、部下が成長できそうな仕事を無理のない範囲で、与えてみることから始めましょう。
失敗した時は、「冷静に現状把握→考えさせる→応援や励まし→期待の声掛け」の流れで
初めての仕事、慣れない仕事は誰でも最初は失敗します。与えた仕事を部下がうまくこなせなかった時は、「冷静に現状把握→考えさせる→応援や励まし→期待の声掛け」の流れで部下をサポートし、成功するまで頑張らせましょう。
ほめる時は相対評価でほめるのではなく、成長ぶりをほめよう
また失敗をサポートするだけでは、自信喪失の負のサイクルに入ってしまうことも考えられます。要所要所で、部下をきちんとほめてあげることも必要です。自信をつけさせたい時は相対評価でほめるのではなく、成長ぶりをほめるだけで大丈夫です。
「前よりできるようになったね」という言葉の積み重ねの方が、自信が確固たるものになりやすいからです。相対評価でほめるのは、本当にデキる人になってからにしましょう。
頼りにしていることを伝えよう
「頼りにしている」と伝えることは、相手に自信を持たせる効果があります。誰かから認められることは、自信を持つためには必要不可欠だからです。また「頼りにしている」と伝えるだけでなく、いろんな場面で意見を聞くという態度を見せるのも大切です。
「意見を聞かれる」ということは、「その分野で頼りになる」と認められたことと同じだからです。
相手がしてくれたことについて、きちんと感謝しよう
上記の方法を試しながら、謙虚に感謝の気持ちを伝えるのも大切です。成長できるよう頑張ることは決して自分のためだけではなく、周囲のためにも役立つことなんだとわかるからです。日頃の労をねぎらうのでも構いません。
ぜひ感謝の気持ちも伝えるようにしてみてください。
「自分でさえ自信を持つのはむずかしいのに、まして他人なんて」と思わず、どんどんできることをやってみましょう。優秀な人材がほしいなら、優秀な人材の育て方もぜひチャレンジしてみてください。
※この記事は2013年12月14日に公開されたものです