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あなたの知らない専門誌の世界!『トンネルと地下』『ねじの世界』

雑誌の売上が下がっているといわれています。特にネットで簡単に情報を入手できる一般誌の分野で落ち込みが激しいそうです。しかし! この雑誌でしか入手できない情報というのがあります。それが専門誌の世界です。あなたの知らないディープな専門誌をご紹介します。

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●『愛鳩の友』
愛鳩の友社から発売されている、レース鳩、伝書鳩を愛好する人のためのホビー誌。現在は季刊で、最新の秋号は10月20日に発売されています。価格は2,400円。筆者の兄が小学生のころには『少年チャンピオン』で鳩レースの漫画が連載されていました!

●『トンネルと地下』
土木工学社から発売されている、トンネル技術を紹介する月刊誌。価格は1,575円。11月号では、「高速道路トンネルにおける中流動覆工コンクリートの標準化」という研究記事、「熱水変質軟弱層による施工中の盤膨れを縫返し工で克服」という施工記事などが読めます。

この施工記事は「国道231号の新送毛トンネル」(石狩市)を取り上げたもので、門外漢のバカな筆者が読んでもけっこう面白いものでした。日本のトンネル技術は世界有数といわれますが、このような雑誌の存在がそれを支えているのかもしれませんね。

●『ねじの世界』
ねじの世界社から発売されている月刊誌。「ねじ産業の動向を伝える業界専門誌」です。年間購読料は(送料・税込で)9,320円。10月号では、ボルトとナットの出来を検査する「新技術! 四面検査システム開発!」が表紙に大きく取り上げられています。

半沢直樹さんの実家の工場でもこの雑誌を購読していたかもしれませんね。

●『養牛の友』
日本畜産振興会から発売されている月刊誌。価格は1,500円。12月号では、特集「飼料添加資材の効力を学ぶ」「平成25年度全国肉用牛枝肉共励会」「牛から学ぶ牛のそだて方」などの記事が掲載されています。

ちなみに同振興会は、他に『養豚の友』『養鶏の友』も刊行しています。価格は同じく1,500円。

●『季刊アラブ』
日本アラブ協会から発売されている季刊誌。「日本で唯一の中東総合専門誌」です。年間購読料は2,000円(3月、6月、9月、12月の年4回発行)。専門誌にしては1冊当たりの単価がお安いのでお得な感じです。

最新号では、特集記事が「動乱エジプト」。現地ルポなどで構成された、かなり濃いめの内容となっています。その一方で、中東のお料理紹介記事もあって、なかなか工夫された誌面ですよ!

●『学校事務』
学事出版から発売されている月刊誌で、「School Business Management」がキャッチコピーです。「毎月ホットなテーマの特集主義、学校事務の今日的な課題が見えてくる。」とのことです。価格は1,600円。

最新号では、夏季研究大会(集会)総まとめ〈平成25年度〉が特集です。面白いのは連載記事で、例えば「ハナぴよのラベルカード活用術 学校カレンダーを作ってみよう!」といった記事があります。先生方もいろいろ工夫していて大変なんですね。

●『ビルメンテナンス』
公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会から発売されている月刊誌です。「技術から経営まで、研究・情報記事を提供するビルメンテナンス唯一の総合雑誌です。」とのこと。価格は682円(送料別で実費)。年間購読料の場合は8,184円(送料無料)。

「ビルメンテナンス業務発注者のための、受注者の総合的評価と選定のポイント」などの記事があります。ビルを1棟購入するようなことがあったら、購買を始めたいと思うような内容です。基本の読者は大家さんなのでしょうね。

いかがでしたか? 知らない雑誌がほとんどだったのではないでしょうか。あなたは、何か専門誌を読んでいたりしますか?

●……本文中の価格は全て税込みです。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年12月14日に公開されたものです

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