食べ過ぎるホリデイに、スパイス香るホットワインはいかが?
働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。
◆ホリデイシーズンにヴァン・ショー
こんにちは! 国際中医薬膳師の清水えりです。
クリスマスももうすぐですね~。家族やお友だち、パートナーとクリスマスを過ごす方も多いのでは? ヨーロッパではこの時期にクリスマスマーケットなどで売られている、温かくてスパイスの香りの漂うホットワイン、ヴァンショーが人気です。
ちなみにヴァンショー(vin chaud)はフランス語、ドイツではグリューヴァイン(Glühwein)、イギリスではマルドワイン(mulled wine)と呼ばれています。
ヴァンショーは赤ワインにシナモンやカルダモン、クローブなどのスパイスや柑橘類、蜂蜜や砂糖などの甘みを加えて温めて作ります。温めすぎると酸味が出てしまうので、湯煎で温めるのがポイント。
できればスパイスやフルーツを漬けて1日以上置くと、しっかりと香りが出ます。今回はシナモン、カルダモン、クローブに八角(スターアニス)やバニラも使いましたが、全部入れなくてもシナモンとクローブが入ると、ヨーロッパ風クリスマスの香りになります。
フルーツもりんごと金柑ですが、みかんの皮をちょっと干したものだけでも香りよくできます。
☆薬膳でもオススメなホットワインはいかが?
このヴァンショー、飲むとぽかぽか暖まって幸せな気分になるのですが、薬膳的にも冬にぴったり!
シナモンやクローブは温裏といって、お腹の中から体を温めるスパイスなので、冷え症の改善に役立ちます。柑橘類の香りは気の巡りをよくする効果があり、ストレスや寒さで強ばった凝りをほぐしてくれます。また、気の巡りがよくなると血行もよくなるので、手足の冷えも改善。
ワインの原料の葡萄は血をふやす作用があり、また適量のアルコールは血の巡りをよくするので、寒さで気や血を消耗するこの時期に、グラス1杯のワインは特に女性にオススメなのです。また血行や気の巡りがよくなるということは新陳代謝のアップも期待できます。
クリスマスから忘年会、お正月とついつい食べ過ぎてしまうこの時期、カクテルでも体にいい? となるとうれしいですよね。
材料(750ml分)調理時間20分
赤ワイン 1本
りんご 1個
金柑 8~10個
シナモンスティック 3本
バニラ棒 1/2本
八角 1個
カルダモン 4~5個
クローブ 5~6個
作り方
- りんごはいちょう切り、金柑はよく洗ってスライス。シナモンスティックは3つくらいに折る。バニラ棒は縦に裂く。
- すべての材料を大きな瓶などに入れて1日以上3~5日置く。
- 瓶ごと湯煎にかけて温めていただく。
*中医薬膳師 清水えり(fanifani)*
普段から野菜中心で季節に合わせたヘルシーなごはんを心がけています。薬膳の勉強中で、一人ひとりに合わせた、おいしくてきれいになるメニューを提案するお仕事をするのが夢。中医薬膳師、家庭薬膳アドバイザーでもあり、普通に買える食材で、おうち薬膳レシピも提案していきます。
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※この記事は2013年12月13日に公開されたものです