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バイトには時給以外の価値が必要? 社会経験・成長を求める傾向が強まる

アルバイトの必要性

インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」は、全国の15~25歳までの男女2,454人を対象に、ライフスタイルやアルバイト経験、将来・仕事観についてアンケートを実施した。調査期間は6月13日~16日。

●9割がアルバイトは必要と回答。理由は「社会経験・成長ができるから」

アルバイトの必要性を聞いたところ、経験の有無を問わず、90.1%の人が「アルバイトをした方が良い」と回答した。

その理由として最も多かったのは「社会経験・成長のため(57.0%)」で、「就職、将来のため(19.1%)」、「人間関係のため(8.3%)」が続く。「社会経験・成長」については、「マナーや人間関係が身につく」(20代女性)、「色々な職種の雰囲気が分かるし、社会経済の動き方も分かるようになると思うから」(20代女性)などの意見が寄せられている。

アルバイトをすべきと思う理由

仕事さがしや働き方について調査したところ、過去毎年1位の「アルバイトを通して、お金以外のものも得られると思う」への回答が、昨年を7.5ポイント下回り、2年連続で減少。また、「アルバイトは、嫌になったら辞めてもいいと思う(2010年:38.8%→2013年:44.6%)」、「できれば働きたくない(2010年:38.7%→2013年:44.5%)」が、2010年の調査開始以降上昇している。

仕事さがしや働き方についてあてはまる項目(複数回答)

なお、若者に行ったヒアリングでは、「復興支援として冊子を作る活動に熱中している」(10代女性)、「就職前のインターンシップは当たり前」(20代男性)など、学業だけでなく多方面で活発に活動している様子がみられたという。

同社では、こうした他活動とアルバイトが若者の間で比較されるなかで、アルバイトが持つ「お金」以外のメリット部分が見えづらくなっていると分析。企業がアルバイトの採用を成功させるには「サービス業であればマナーの習得や多様な社会人と接する機会となる点など、アルバイトならではの特色を打ち出すことが一層必要」とコメントしている。

※この記事は2013年12月09日に公開されたものです

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