間違いやすい言葉づかい「資料を拝見させていただきます」
「拝見」とは、「見る」の謙譲語。つまり、自分をへりくだっている言葉です。「いただく」も「もらう」の謙譲語であり、二重敬語になるため併用はNG。「拝見いたします」を用いることが一般的ですが、「いたす」が「する」の謙譲語になるため、こちらも二重敬語になってしまいます。
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この場合は、「資料を拝見します」でじゅうぶんなのですが、「拝見いたします」が一般的になっている今、メールなどでは間違っていると思われてしまうことも。そのため、「拝見いたします」は、決して間違った表現とはいえないようです。
「ご拝読いただきありがとうございます」というフレーズは、二重敬語の問題の前に、「拝読」が謙譲語にあたるため、相手の行動に対して使うことはふさわしくありません。「ご覧いただき」「お読みいただき」と言い換えるようにしましょう。
「ご覧」と「いただく」、2つの敬語が使われていますが、「ご覧」は尊敬語であり、「いただく」は謙譲語。この場合は二重敬語に該当しません。
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2013年12月03日に公開されたものです