同居の姑の光熱費が高すぎ……。イライラをなくすには?
編集部 ちゃーちゃんさん夫婦はそれぞれ、貯蓄性もある医療保険と死亡保険に加入しているそうです。
花輪 保険の内容を詳しく見てみないと何とも言えませんが、一般的に「貯蓄性がある」医療保険は保険料が割高なんです。
編集部 せっかくかけたお金がなくなってしまうようで、つい「掛け捨てだともったいない」と思ってしまいそうです。
花輪 貯蓄性のあるタイプの場合にも、実は掛け捨て部分が含まれるんです。セットになっているので分かりにくいのですが。また、子どもが生まれると将来の教育費に備えて「学資保険」に加入する人が多いのですが、これは死亡保障も兼ねています。保険によっては役割が重複するので、保障の内容はしっかり吟味したいですね。
編集部 では、保険料以外ではどうでしょうか。同居の場合、育児サポートは期待できそうですが……。
花輪 職場復帰するまでに保育園が見つからないといった場合に、最悪、親を頼れる気楽さはありますよね。ただ、完全に親を頼ってしまうと、ちがうトラブルの火種になることも。一時的に預かるのと、ずっと預かるのとでは親の負担も全然ちがいます。また、子育てにあれこれ口を出されて辟易するといったストレスが生じることも。
編集部 「タダほど高いものはない」に陥る可能性もあるわけですね。
花輪 そうですね。お互いにとってストレスと支出が最小限になるような選択肢を探ることが大切です。
「私ばかり損しているかも!」と思ったら、視点を変えてみる
家族のために一生懸命がんばって貯蓄しているのに、当の家族が無頓着に浪費していると、腹も立ちますし、空しくなります。でも、「いい加減にして!」と怒っても、事態は好転しません。自分以外の誰かの行動や意識を変えるのは難しいもの。まずは“現時点で無理なくできそうなこと”に意識を向けるのがポイントです。もしかしたら、気になっている「家族の浪費」以上に、無駄使いしてしまっている項目があるかもしれません。感情にとらわれず、冷静に支出内容を振り返ってみましょう。(花輪陽子)
※この記事は2013年11月12日に公開されたものです