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あなたの決断が間違う理由とその解決方法「客観視する」

理屈というのは、時にものを考える邪魔になるものです。「こうでなくてはならない」というプレッシャーが、正常な思考を妨げ、何が正しいのか分からなくなってしまいます。

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「相関関係」と「因果関係」の混同

物事を論理的に考えようとするとき、相関関係と因果関係はしばしば混同します。「相関関係」とは2つの事柄の関連性のことで、「因果関係」とは原因と結果の関係のことです。

例えば、職場で使っているコピー機が突然壊れたとします。このとき、「紙が詰まっていたのに取り除かず、何度もコピーをしようと無理にボタンを押し続けたから壊れたのだ」という因果関係と、そこへ「もう何年も使っているのに皆が大事に扱わなかったから壊れたのだ」という相関関係が入り込んできて、「なぜコピー機が壊れたのか。いろんな理由を思いついてしまって分からない」となるのです。

自分の中だけで物事が正しいかどうかを判断しない

自分が使う番になって突然うんともすんとも言わなくなってしまったコピー機。「私が壊したのだろうか……」と焦ってあちこち触ってみるものの、原因が分からない。

こんなとき、周りに原因を突き止める手伝いをしてくれる人がいればいいのですが、そうじゃないときにはつい「紙が詰まっているのにすぐに直さなかったから壊れたのだ」と決めつけて納得しようとしてしまいます。

でも、それが本当に正しいかどうかは専門の業者さんにみてもらうまで分かりません。古いので単に寿命がきてしまったのかもしれないのですから。このように、勝手に自分で「これが正しい」と判断してしまうと、事実が見えなくなってしまうので危険です。

自分を客観視する

何かに悩むときには、自分の視点だけで物事を見てもなかなか解決しません。それもそのはず、自分一人の視点でしか考えていないのですから。そこへ、「もしあの人だったら、この状況をどう考えるだろうか……」と他人のイメージを置いてみることで、新しい切り口が開けるかもしれません。

※この記事は2013年10月27日に公開されたものです

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