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お金を貯めたい!すぐにできる節約術を節約のプロに聞いてみた

この夏は非常に暑かったので、どの家庭でもエアコンをフル稼働させていたのではないでしょうか? 電気代も高くついたことでしょう。その分、この秋は少しでも節電・節約をしたいところです。今回は、この季節にできる節約術を、節約アドバイザーの和田由貴さんに伺いました。

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使わないこの時季にエアコンのメンテナンスを!

――この季節にできる節約術というのはどんなものがあるのでしょうか?

和田さん 直接的な節約ではないのですが、冷暖房を使わなくなるこの季節は、冬に向けてエアコンのメンテナンスを行うといいですね。メンテナンスを行うことで性能を回復させ、冬場の消費電力を削減させることができます。

――冬場の節約につながるわけですか。

和田さん 他にも、カーテンを厚めのものに替えたり、カーペットを敷くなどして、冷たい外の空気を入れない、暖かい内側の空気を逃がさないことも節約に一役買いますね。

――少し肌寒い日でも、外気の遮断がしっかりできていれば暖房を使わないで済みそうですね。

寒い季節こそお湯を節約!

和田さん 節約となると「節水」に注目する方が多いと思います。一番水の消費量の多い「トイレの水の節約」などは気を付ける方が多いでしょう。

――確かにトイレの水の節約は、普段から気を付けている人も多いでしょうね。

和田さん しかし、実は一番大きいのは給湯のエネルギーなんですよ。お湯を使いすぎないようにするだけで、年間でかなりのコスト節約になります。

――肌寒くなってくるこの時季は、どうしてもお湯を多く使ってしまいがちになりますね。

和田さん 全く使わないようにするのではなく、例えばお皿を洗う際やシャワーを浴びるときに出しっ放しにしないようにするだけでもいいんです。シャワーなどは毎回1分間止めるだけでも年間で約3,000円ほどの節約になります。

――そんなに変わるのですか!

和田さん 面倒だという人は、手元に止水スイッチのある節水シャワーヘッドを活用するのもいいですね。水の温度がさらに下がる秋冬は、水をお湯にするためのコストがさらにかかりますから、特に気を付けたいです。

――寒くなるこれからの季節は給湯コストに要注意ですね。

和田さん 給湯パネルもつけっ放しにしておくと待機電力がかかるので、面倒でも毎回OFFにした方がいいでしょう。

買い物の習慣を見直して食費も節約

――他にどんな節約の方法がありますか?

和田さん 燃料費や物価がじわじわ高騰しているので、買い物の仕方を見直してみるのもいいでしょう。今家にあるものに「買い足す」買い物をしている方は、家にあるものをいかに使いきるか考える買い物に切り替えるといいですね。

――今あるものを生かす買い物を考えるといいのですね。

和田さん また、出来合いのものに頼らないように心掛けることも大事です。お総菜だけでなく、「~の素」や「~のタレ」などを買っても使いきれないことが多いので、頼りすぎないようにするといいです。これだけで1~2割ほどコストを削減することができますよ。

――確かに使いきれないまま賞味期限が過ぎて捨ててしまうことがります……。

和田さん また、冷凍保存できるものはちゃんとする、日持ちしないものから使うなど、基本的なことを心掛けるだけでかなり変わってきますよ。

「いざ節約となってもどうしていいか分からない……」という人は、まずは今回のアドバイスを実践してみるのはいかがですか?

和田由貴さんプロフィール
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーとしてテレビ、新聞、雑誌など多方面で活動。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーであり、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。また、生活総合情報サイトAll Aboutの「節約ガイド」も担当。

和田由貴さんのホームページ
⇒http://wada-yuki.com/

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年10月17日に公開されたものです

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