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富士山に続け!次に「世界文化遺産」になってほしい場所1位「武家の古都・鎌倉」

PHP研究所が発行する月刊誌『歴史海道』は、国内全12候補中、次に「世界文化遺産」になってもらいたい国内候補についてのアンケートを実施した。アンケートは7月25日から9月5日までハガキおよびwebアンケートにて調査。有効回答数1,215人。

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● 第1位は「武家の古都・鎌倉」
今年4月に世界遺産委員会諮問機関のイコモス(国際記念物遺跡会議)から、武家の精神的・文化的な側面が評価される一方で物的証拠が不十分との勧告により、推薦が取り下げられた経緯もある鎌倉。歴史ファンからの支持と、知名度の高さを生かしての結果となった。

● 第11位は「国立西洋美術館」
フランス政府などを中心に6カ国が共同推薦し、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが設計した代表的な作品を一括して世界遺産リストに登録することをめざしている。日本も名を連ねているものの、国内での歴史的価値が十分に浸透されていない結果となった。

● 第12位は「宗像・沖ノ島と関連遺産群」。
島全体がご神体とされる重要な信仰の地であり、出土した8万点の祭祀(さいし)遺物が国宝指定を受け「海の正倉院」とも呼ばれる場所だが、その魅力が国内で浸透していない結果となった。

なお、9月17日に政府が明治日本の産業革命遺産としてユネスコへの推薦を決定した「九州・山口と関連地域」は、同アンケートの締め切りが9月5日時点ということもあり、国内全12候補中、第10位となっている。

※この記事は2013年10月01日に公開されたものです

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