“社風に染まれない”と悩んだ経験「体育会系のノリがすごい」「女性社会のルールがある」
その会社ならではの雰囲気は、どこにでもあるもの。そこを選んで入ったからには、ある程度、受け入れる必要もあるのかもしれません。しかし、あまりにも変わった社風だと、なじむのにもひと苦労。でもそれってもしかして、私だけ? 働く女子のみなさんに、「社風に染まれていない……」と悩んだ経験について聞いてみました。
■体育会系ノリに……
・「とりあえず体育会系。なんでも、ノリが大事で上を立てないと何もできない会社だった」(28歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「即戦力を求められ、仕事ができなかったら、同期とすぐに比較をされてしまいます。また、会社の飲み会が頻繁にあり、2次会のカラオケは強制参加、ノリのよさを求められます」(24歳女性/小売店/技術職)
ノリについていけない……と悩む女性も多いようです。上下関係が厳しすぎる、イベントへの強制参加などはつらいものですね。
■女性ルール?
・「一年以上働かないと口を聞いてもらえない。雑談に勝手に踏み入ると、あなたに話してないとはっきりと突き放される」(28歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「友だちの会社は、先輩女子社員がお手洗いに入っているときは、洗面台の前にも行っちゃいけない暗黙のルールがあるらしく、長々と化粧直しに占領されるから大変と愚痴っていた」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
会社の中の女性社会に、独特のルールがあるところも……。社外の人には理解できなくても、その会社でうまくやっていくためになじめないと、大変なことも多そう。
■会社命!
・「わりと古風な社風なのか、『企業戦士!』『会社愛!』みたいのがとても大事らしい。だから早朝出勤、サービス残業なんて当たり前、会社のためならたとえ病んでいようと休日だろうとなんだろうと関係なし! みたいな社風になじめません」(29歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「社長がワガママ奥様で、尊敬できるところがないのに『あの人はそれでもえらいのよ』って先輩に根拠なく言われたときに、『宗教じゃないんだから……』と思ってなじめずに辞めた」(31歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
会社のことを大切にしすぎる社風になじめないという意見です。このほかにも「サービス残業が当たり前」「有休がとれない雰囲気」などの意見も。まだまだこうした企業が多いのも現実……。
■ゆるすぎてもちょっと……
・「友人は休憩時間だろうが、仕事時間だろうが、雑談が飛び交う職場についていけないとぼやいていました」(27歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「異動したばかりの部署が、なぁなぁでフレンドリーで、なじめなかった。もっと会社はキビキビとすべきだと思っていたので」(26歳女性/小売店/販売職・サービス系)
職場の雰囲気がゆるすぎてもなじめないという意見がありました。「仕事なのに……」と思ってしまいそうですね。しかし、自分だけがんばるのも浮いてしまいそう。
社風になじめない……と感じている働く女性は、意外に多いようです。なじめないと思いながらも仕事を続ける方もいれば、スパッと見切りをつける方も。社風に悩んでいるなら、社内、社外の友だちに相談して、まずはいろんな意見を聞いてみるのもいいかもしれません。
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2013年9月にWebアンケート。有効回答数295件(22歳~34歳の働く女性)。
※この記事は2013年09月29日に公開されたものです