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腹が据わるとモヤモヤしなくなる!? 心と体の不調をリセットする呼吸法

仕事に、恋に、人間関係にと、日々悩みながら生きている女性たち。特に女性は出産のリミットもあることから、20代後半から30代にかけて悩みが集中するもの。中にはそういった不安や焦りがストレスとなり、不調として身体に現れてしまっているという人もいます。それを、とってもシンプルに解決してしまうのが「呼吸法」です。今回は呼吸法の第一人者である加藤俊朗先生にお話を伺ってきました。

 

加藤俊朗さん

(C)someido/Samgha INC.

 

 

 

女性は責任感が強く、なにかと自分を責める傾向がありますが、まずはその考え方を変えることが必要だと加藤先生はいいます。

「自分を責めると、どうしても胸で吸いたくなるんですよ。でも、それだと胸が詰まってしまうのでよくありません。本来呼吸は、「胸」ではなく「腹」でするものです。まずは意識を腹に下して、しっかりと吐くこと。そうすると腹が据わってきます。今の世の中を生き抜くには、腹を据えることが大事なのです。」

腹が据われば、日々の悩みに振り回されず、心がスッキリします。モヤモヤとしたものを抱えているなら、今すぐお腹を意識した呼吸を。

「でも、すでに不調が現れてしまっているときはどうしたらいい?」という方のために、具体的な改善方法も教えていただきました。

1)「だるさ」や「むくみ」を改善する呼吸

「だるさ」は、疲れていてカラダに力がなく、動くのがおっくうであったり、気持ちがシャンとしていない状態。「むくみ」は、水気などがたまって、カラダの一部や全体がはれてふくれている状態です。「そういったときは、姿勢を正して“凛”とすればいいのです。呼吸も姿勢で決まります」具体的な方法がこちら

1.仙骨(お尻にある三角の骨)を立てて、背骨を伸ばし、肩の力を抜く
2.意識をお腹において、お腹で息を吐く
3.しっかりとお腹で息が吐けるまで続ける

「お腹に力がみなぎってくれば、おのずとだるさは解消されていきます。そうすると動きたくなってくる。これが動物の本能です。」

さらに効果的なのが「丹田でする呼吸」です。丹田は、お腹の中心であり、からだの軸。おへそから約9cm下で、子宮をイメージするといいそうです。丹田で行う呼吸のやりかたは次の通り。

1.丹田に意識を下ろす
2.丹田に意識を集中したまま丹田で呼吸する

「丹田で呼吸するとエネルギーがわき上がり、力がみなぎってきます。エネルギーがカラダの中をめぐることで血行が良くなり、むくみも改善されると思いますよ。」

 

→[次ページ] 便秘や頭痛・肩こりを改善する呼吸法とは?

 

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