お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

日焼けに紅茶・保湿効果に日本酒が効く? 夏のバスルームでの過ごし方

「夏は暑いから、湯船にはつかりたくない」「シャワーだけでいいや」と思う人も多いかもしれませんでも、一日中冷房の効いた部屋で過ごし、あまり汗を、かえって身体の調子が悪くなってしまうことも。特に女子に冷えは天敵! 暑さに負けない身体を作るためにも、夏こそバスルームでゆっくり過ごすのがおすすめです。

■暑いときこそ、お風呂に入ろう!
暑いときには、汗をかきます。これは体内の熱を放出して、体温調節を行うため。しっかりと汗をかかないと、調節を行うはずの自律神経が乱れ、疲れやすさやだるさ、食欲不振や不眠といった夏バテの状態になってしまいます。
冷房の効かせすぎは夏バテの原因となることはよく知られていますが、様々な人がいるオフィスなどでは自分のちょうどいい室温に調整するのは難しいもの。また、炎天下と冷房の部屋を行ったり来たりしていると、身体の調節機能が追いつかなくなり、やはり体調不良を引き起こすことがあります。
そんな疲れた身体をリセットさせるためにも、上手に使いたいのがバスルーム。部屋に帰ってきたら、お風呂でゆっくりと過ごしましょう。

■半身浴で汗をたっぷりかこう
夏バテ解消におすすめなのが半身浴。最近では健康や美容によい入浴法としてよく知られていますが、38~40度程度のぬるめのお湯に20分以上つかるようにしましょう。入浴前にコップ一杯の水を飲んでおくと、汗が出やすくなります。
普段あまり汗をかかない生活をしていると、汗腺が衰え、汗をかきにくい体質になると言われています。さらには代謝が落ちて太りやすく、体臭の原因になることも。またエアコンの冷気によって生理痛がひどくなったり、乾燥による肌荒れが起こることもあります。
そういった症状を改善させるためにも、夏でも湯船にゆっくり浸かって芯から温まることを心がけましょう。食欲や睡眠の改善にもつながります。

■お風呂で楽しみたい身近な入浴剤
効果や気分をアップさせる入浴剤を使うと、バスルームで過ごす時間がもっと楽しくなります。市販のものもいろいろありますが、身近な食べ物や飲み物でも入浴剤となるものがたくさんあります。
例えば、血行促進や保湿効果があるといわれるのが日本酒風呂。湯船にコップ2杯ほど入れます。また、日焼けしてしまったときには紅茶風呂がおすすめ。紅茶には、肌のほてりや炎症を沈めるタンニンが含まれています。ティーバッグをそのまま浮かべたり、濃いめに煮出した紅茶を注ぎます。香りがとてもいいお風呂です。
その他にも、焼酎やコーヒー、緑茶、牛乳、ワインなどの飲み物から、りんごやレモン、グレープフルーツなどのフルーツ、塩やはちみつなどの調味料もおすすめ。いろいろと試して、お気に入りのものを探してください。
ただし、紅茶や赤ワインなどは浴槽に色が残ってしまうことがあるので、入浴後は早めに掃除を。また、固形物は排水口が詰まってしまう原因にもなるので、取り除いてからお湯を抜きましょう。


河野真希さん
暮らしスタイリスト/一人暮らしアドバイザー。ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

 

※この記事は2013年09月03日に公開されたものです

SHARE