メッセージ性は「ブログ」が一番。自由度とオリジナリティでモテ度もUP?　ブログに関する調査

トレンド総研は、「ブロガー」500人、そのほかの「インターネットユーザー」500人の計1,000名を対象に、今年10周年を迎える?ブログ?にフォーカスした「ブログに関する意識・実態調査」を実施した。調査期間は8月19日～22日。

●男女・性別問わず、幅広い層がブログを利用している

「ブロガー」と、そのほかの「インターネットユーザー」との間の違いを調査するため性別(男女比)に注目してみたところ、「ブロガー」は男性51%、女性49%となっている一方、「インターネットユーザー」は男性が61%、女性39%と、男性が多数を占めているた。男性ユーザーの多いインターネットの中で「ブロガー」は、女性の割り合いが比較的多くほぼ同数であることがわかった。

同様に、年齢(平均年齢、年代分布)についてみたところ、同調査における「ブロガー」、「インターネットユーザー」の平均年齢は、それぞれ「43.2歳」、「44.7歳」。各年代の割り合いをみても大きな差はなく、ブログは男女、性別問わず、幅広い層に利用されていることがわかる。

●ブログとSNSの違いは「自由度」と「オリジナリティ」

ブログにどんなメリットを感じているのか聞いたところ、「他のソーシャルメディアに比べて、ブログの方が自分の考えを書きやすい」(愛知県/31歳男性)、「書き方やデザインの制限が少なく、自分なりにカスタマイズできる」(神奈川県/22歳女性)などがあがり、書き込む内容やページデザインに?自分らしさ?を求める人が多いことがわかった。

また、「自分の主義・主張を書き込むところ」を選んでもらった結果でも「ブログ(50%)」が最多となったことから、ブログのもつ?読者が自分の意思で読みに来てくれる仕組み?により、読む人の負担を気にすることなく「自身の考え」や「主張」を書き込める場と思う人が多いことがうかがえる。

●理解を促すメッセージ性を持つブログ。書けばモテ度25%増?

「メッセージ性が強いと思うソーシャルメディア」をたずねたところ、34%の人が「ブログ」と回答。さらに、「自身の考え方や要望は、周囲の人に誤解なく理解されていると感じていますか?」という質問に対して「とても理解されていると思う」と回答した人の割り合いも、「ブロガー」の方が有意に高い結果となった。

例えば、友人からの理解度について、23%の「ブロガー」が「とても理解されていると思う」回答。「インターネットユーザー」における12%の約2倍となっている。同様に、恋人からの理解度は、「ブロガー」34%、「インターネットユーザー」21%、職場の上司では、「ブロガー」15%、「インターネットユーザー」5%となるなど、総じて「ブロガー」の方が2～3倍程度高く、これらの背景にはブログのメッセージ性の強さによる影響があると考えられる。

なお、周囲の理解が重要となる?恋愛?について注目してみると、「自身はモテる方だ」と回答した人は「ブロガー」26%、「インターネットユーザー」21%と1.25倍(25%増)にものぼった。また、「恋愛相談をされることが多い」と回答した「ブロガー(44%)」も、「インターネットユーザー(28%)」を大きく上回り、「ブロガー」は恋愛相談をよくされる人でもあることがわかる。

同社では、他人に自身の主義・主張を伝える場となるブログは、メッセージ性の強さが特徴と指摘。ブログを通じたコミュニケーションは周囲の人からの理解を促すことから、様々な形式のSNSが登場する今でもブログの魅力は衰えないと分析している。

※この記事は2013年08月27日に公開されたものです