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雑学 生活

ドロドロした関係は日本だけ? 知られざるアメリカの嫁姑事情

「実の親子のように仲よし」という嫁姑がいる一方で、「ドロドロ」「ネガティブ」といったイメージを持たれがちでもある日本の嫁姑関係。関係が悪化すると、夫婦間でも喧嘩が絶えなくなり、最悪のケースでは離婚という事態に。そんな問題を抱えているのは日本だけなのでしょうか?

そこで今回は、アメリカ人の旦那さまと国際結婚されたワトキンス・Sさんに、アメリカの嫁姑事情について伺いました。

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――アメリカ人のお義母さまとは、どのくらいの頻度で連絡をとっていますか? また、どんな関係なのでしょうか?

「日本とアメリカで遠く離れて暮らしているので、連絡は2カ月に1度電話をする程度です。Facebookでつながっているので、いつでもお互いに近況を知ることができます。

義母との関係は良好です。きっと、お互いに習慣や文化が違うので、『え?』と思うことがあっても、『人種が違うのだから仕方ない』と許し合えてしまうのかもしれません」

――旦那さまのご家族やご親戚と集まる機会はありますか? 大勢で集まったとき、Sさんは「嫁として」率先して手伝うことを求められますか?

「クリスマスには、家族や親戚が大勢集まります。義母は、『家族は多ければ多いほどハッピー』という考え方で、子どもたちのためなら何でも気持ちよくやってくれます。

私のことも、『嫁』というより『自分の子ども』という感覚なので、嫁として求められることはほとんどありません。逆に、日本人の私は『少しでも手伝わなきゃ』と思ってしまいますが、そんな気づかいは不要! といったアットホームな雰囲気です。

また、アメリカ人は小さいころからボランティアをする習慣があるので、思いやりの心が自然に根付いているように感じます。相手に見返りを求めないので、義母に何か頼み事をするときでも、気軽にお願いすることができますよ」

――アメリカでも、日本のような嫁姑問題を抱える家庭はあるのでしょうか?

「日本もそうだと思いますが、やはりそれぞれの家庭によってちがいはあります。アメリカでも上手くいっていない嫁姑もいると思いますよ。ただ、日本のようにネチネチした関係とは少しちがうと思います。

たとえば、何か言いたいことがあっても、日本人は直接本人に言わず、遠回しに伝える傾向がありますが、アメリカ人はハッキリと自分の口で伝えます。もしくは、ジョークにして笑い飛ばしてしまうことも。

遠回しな言い方は、返ってイヤミと取られてしまうこともありますよね。ハッキリと直接伝えることで、言いたいことはきちんと相手に伝わりますし、ジョークにしてしまえば後味が悪くなることもありません。

『真面目な日本人』と『何でもジョークにしてしまうアメリカ人』という国民性も、嫁姑関係のちがいに影響を与えているかもしれませんね」

――アメリカでは、「親と同居する」という習慣はないのですか?

「いえいえ、そんなことはありません。同居している家庭もありますよ。

日本では、同居が原因で嫁姑の仲が悪くなるケースが非常に多いと聞きます。アメリカでもまったくないとは言い切れませんが、日本ほどではないと思います。

そのちがいには、『家の広さ』も関係しているのではないでしょうか。ご存知の通り、アメリカの土地は日本に比べ広大なので、そのぶん住んでいる家も比較的広いです。結婚をして同居したとしても、広い敷地の中でならお互いの行動があまり気にならないですよね。物理的にも距離感を保ちやすいと思います。

また、アメリカ人は『プライバシーの意識』が高いです。たとえ親子間でも、口出しをしたり、ズケズケと入り込むことはしません。そういう『個人を尊重する』という意識があるので、自然と距離感を維持できているのかもしれませんね」

――日本とアメリカの嫁姑関係で、似ているところはありますか?

「やはり、義母にとって息子は『世界で一番かわいい』存在。そういう義母の熱い想いは感じますね。ただ、私に対して嫉妬心はないので嫌な気分になることはありませんが。

そして、旅行に行ったときにはポストカードを送ったり、誕生日や母の日にはプレゼントを送るなど、『気にかけていますよ』という想いは伝えるようにしています。こういったところは、日本もアメリカも似ているのではないでしょうか」

嫁姑の関係性が泥沼化しないのは、やはり国民性や環境などのちがいが大きく関係しているよう。距離の保ち方や、ジョークで笑い飛ばすテクなど、アメリカ人ならではの付き合い方には、嫁姑関係を良好にする数多くのヒントが隠されていそうです。

ワトキンス・S
2008年にアメリカ人男性と結婚。その後ハワイに住み、現地の大学院にてTeaching English to Speakers of Other Languages(TESOL)を学ぶ。現在は日本に住み、大学の教員として英語を教えている。

(OFFICE-SANGA Ai Kageyama)

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