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知っていてもあまり役に立たない日本のセミと鳴き声集「アブラゼミ:ジジジジ」「クマゼミ:ワシワシ」

毎日けたたましく鳴き、夏の暑さに拍車を掛ける「セミ」。日本には約30種類ほどのセミが生息しています。今回は、その中から身近な所に生息するセミと鳴き声を紹介します。

知っていてもあまり役に立たないかもしれませんが、鳴き声で「あ、これはあのセミだな」となるとうれしい……かも!?

今あなたの近所で鳴いているセミはどれ?

アブラゼミ

日本全域に生息する茶色い羽を持つ大型のセミです。「ジジジジジジジジジー」という鳴き声で、昼間だけでなく、夜間にも鳴くことがあります。まさに日本のセミの代表的な存在です。毎年、夏になるとどこでも聞くことができましたが、近年では生息数が少しずつ減ってきているそうです。

ミンミンゼミ

緑色の模様のある黒い体に薄い茶色の羽を持つセミ。日本各地に生息しますが、非常に暑くなる地域や湿度の高い地域ではあまり見かけないそうです。鳴き声は名前のとおり「ミーンミンミンミンミンミー」というもの。特徴的なのですぐ分かりますね。

クマゼミ

「クマ」という名前のとおり、日本のセミの中では1、2を争う大きさのセミです。黒い体に透明な羽を持ち、「シャンシャンシャンシャン」や「ワシワシワシワシ」というように聞こえる音で鳴きます。かなりうるさいので、近くで鳴いていたらすぐ分かるでしょう。日本では関東南部や東海、関西以西の地域で多く見られます。

ツクツクボウシ

夏の終わりごろに多く発生するセミです。体は薄い茶色にも緑色にも見える褐色で、羽は透明。日本のほぼ全域に生息しており、「ツクツウボーシツクツクボーシ」とけたたましく鳴きます。こちらも特徴的な鳴き声なので、すぐわかりますね。

ニイニイゼミ

灰褐色の体と、まだら模様の半透明な羽を持つセミ。日本のほとんどの地域に生息(一部離島などにはいないといわれている)し、都心部などにも多く生息しています。「ジーーーーーーーー」と高い音で鳴きます。時間帯を問わず鳴くので、昼間でも夜間でもその声を聞くことができます。

ヒグラシ

日本のほぼ全域に生息する、黒い胴に茶色の腹、薄~い緑色の半透明な羽を持つセミです。明け方や夕方になると「カナカナカナカナ……」と鳴くのはこのヒグラシ。その鳴き声に郷愁を感じてしまうのはなぜなのでしょうね(笑)。ちなみに石垣島と西表島にはヒグラシの亜種が生息しており、鳴き声も違うそうです。

まとめ

他にも、沖縄の「イワサキクサゼミ」「チッチゼミ」、また春に鳴く「ハルゼミ」や「エゾゼミ」といったセミも日本にはいます。

ちなみに、海外では「テイオウゼミ」と呼ばれる体長8センチもの大きなセミがいるそうです……ちょっと遭遇したくないですね(笑)。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年08月19日に公開されたものです

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