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今の自分を、もっと好きになれるテク「物語や映画の登場人物を少し演じてみる」

恋愛に自信がなくなってしまうと、自分自身のことが好きになれなくなってしまうことも。そこで今回は、今の自分を好きになって、恋愛に自信が持てるようにするためのテクニックをご紹介します。

とある心理実験からヒントをつかもう

自分を好きになるためには、自分の性格や考え方、人間性といったものを好きになる必要があります。もし好きになれないとすれば、何か原因があるはず。その原因を解決するためのヒントが心理学の『スタンフォード監獄実験』に隠されています。

危険すぎて途中で中止となった心理実験

『スタンフォード監獄実験』とは、アメリカのスタンフォード大学で行われた心理学の実験です。心理学者であるフィリップ・ジンバルドー (Philip Zimbardo) が指導し、1971年8月14日から1971年8月20日まで行われました。

実験は、「刑務所を舞台として普通の人に特殊な肩書や地位をあたえたとき、それぞれが役割に合わせて行動してしまう」ということを証明することが目的。大学の地下実験室を改造して刑務所に近い設備をつくり、2週間の実験が行われる予定でした。

被験者を21人選び、11人を看守役、10人を受刑者役に分けて演じてもらったところ、時間がたつにつれてそれぞれが役らしい行動をとることがわかりました。むしろ実験ができすぎていて、看守役が囚人役に対して禁止していた暴力をふるうように。実験の継続が危険であると判断され、6日間で実験が中止となったのです。

結果から見えてくる自分を好きになる法則

この実験結果からわかったことは、強い権力を与えられた人間とそうではない人間が狭い空間に一緒にいることで、理性の歯止めが利かなくなって暴走してしまうこと。さらに、もともとの性格には関係せず、役割を与えられればそのような状態に陥ってしまう、ということです。

この考え方を利用すれば、自分自身の性格改善も不可能ではないはず。もし、自分が好きになれないという人は、自分が好きだと思う理想の性格や人間像を想像し、自分でそれを演じるようにしていけば、どんどんと自分をかえていくことができる…というわけです。

恋愛に積極的になれるように性格をかえよう

恋愛に自信が持てなくなっているのなら、楽観的な人間を演じてみるといいでしょう。このとき物語や映画の登場人物の性格を、例として考えてみるとわかりやすくなります。自分が自分を好きになることで自信が生まれ、他人にも積極的にアピールできるようになるはずですよ。

※この記事は2013年07月03日に公開されたものです

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