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「キモノコンシェルジュ」が教える、パーティの華になれる着物女子のススメ

同世代女子が気になるトレンド情報から、新商品、人気スポットなどまで、ランチタイムの話題にしたい、気になるあれこれをピックアップ!

“ジューンブライド”の6月ももうまもなく。結婚式や二次会に招待されている人もいるのでは? 結婚式で悩むことのひとつが、衣装。「結局、いつもの無難なパーティドレスになってしまう……」という人も少なくないはず。でも、せっかくなら花嫁の次に華やかなゲストになりたいものです。



そんなとき、オススメなのが“着物”。同じ着物でも組み合わせる帯や小物次第で、ガラリと雰囲気が変わるので、結婚式が続く人の救世主にもなってくれます。何より、着るだけで背筋がスッと伸び、所作も自然と美しくなるため、女性らしさをアピールできます。

とはいえ、普段着慣れないものゆえに「どんなものを選べばいいのかわからない」「着崩れしてしまったときに対処できない」など、心配はつきません。そこで編集部が注目したのが、“キモノコンシェルジュ”なる存在。着物にまつわるあらゆることのエキスパートで、着物デビューのサポートもしてくれるのだとか。

そこで、『旧暦で楽しむ着物スタイル』(河出書房新社)などの著書もあるキモノコンシェルジュ、さとうめぐみさんに着物の魅力について教えていただきました。

さとうさん曰く、「着物には遊び心があります」とのこと。「季節感を大切にしたり、お会いする方をイメージしたアクセントを加えたりできるのは、着物ならでは。たとえば、ネコ好きな友人に会うときには『鈴』のモチーフを取り入れたり、お店に伺うときは『大入』などと書いてある縁起のいい長襦袢にしたりと、いろいろな楽しみ方ができます」とのこと。

もちろん、これは上級テク。着物ビギナーでも失敗しない着物選びのコツがあるそうです。

「雑誌を見たり、実際のお店へ下見に行くなどして、まずはしっかりイメージを固めることが大切です。そして、いざ選ぶときには、実年齢よりも10歳くらい若い方向けのものをチョイスするといいでしょう。なぜなら、着物は若さの基準であるボディラインのメリハリをなくして着つけるので、柄や色味で若々しさを演出しましょう。またその際には、ブランドや作者の有名度、値段を優先するのではなく、自分が好きかどうかで判断するように。“好き”で選べば、表情もほぐれますし、顔うつりもよくなりますよ」(さとうさん)

最近は、モノトーン調やストライプ、チェックといったモダンな柄の着物も多く出ているので、「伝統的な古典柄はハードルが高い」という人でも気軽に楽しめそうです。

ところで、着物ビギナーにとって、一番の不安は着つけですよね。プロにお願いするのもいいけれど、「自分でも着られたらいいのに」と思いませんか? 着つけができれば、着崩れたときの心配をすることもないし、着物を楽しむ機会がもっと増えるはず。そうすれば、「着物を着ているとたいていの人に喜んでもらえますし、話のきっかけにもなります」とさとうさん。

「それに、足袋を着けるところからはじまって、ひとつひとつ集中しながら身にまとうので、その間は“着物をキレイに着る”ことしか考えないため、余計なことを考える暇がなくリフレッシュできるのも着つけのよさです。また、必ず着あがりを、横や後ろなど正面以外の角度も確認するため、自分の背面にも意識を向けることになり、いろいろな角度から自分を見ることが増えます。おかげで、物理的にだけではなく、精神的にも視野を広げるきっかけになりますよ」(さとうさん)

そんな女性としての成長も促してくれる着物。お呼ばれする機会の多い時期にマイナビウーマン読者が着ないなんてもったいない!

キモノコンシェルジュは、浴衣や着物の選び方から着方レッスン、お祖母様やお母様の着物の活用法まで、さまざまなアドバイスをしてくれるそうなので、本格的な着物デビューをしたい人は、彼女たちを頼ってみてはどうでしょうか?

(ヨダヒロコ)

※この記事は2013年05月31日に公開されたものです

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