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靴の中がムンムン! 足の嫌なニオイを防ぐには「化繊よりウール」「靴毎日変える」

いよいよ、夏本番! 海にBBQにお祭りにと、イベント盛りだくさんの季節ですね。でも、はしゃぎすぎて、汗をかいたとき、ふと体臭が気になることも……。特に、靴を脱いだときのム~ンとした何とも言えないニオイ、どうにかならないの!? そこで、「足と靴と健康協議会」の研究主任、俣野好弘さんに足のニオイを防ぐポイントを伺いました。

―そもそも、どうして足は臭くなるのでしょうか?

「足の臭いの原因は、雑菌・細菌の臭いが原因なんです。足は靴を履くため、風通しが悪く、菌が繁殖しやすい。特に、指の股がいちばんのポイントですね。あそこは、汚れが溜まりやすいところなのですが、きちんと洗えていないことが多いんです」

―どうすれば足の臭いが気にならなくなりますか?

「当たり前のことですが、足を清潔に保つことが第一ですね。お風呂をシャワーだけですませてしまう人も多いと思いますが、やっぱり湯船につかったほうが、足にもいいです。靴下やストッキングなんかも、当然毎日履き替えているものだと思うけど、素材によっては、汗を吸うものと吸わないものがあるので、注意したほうがいいですね」

―どんな素材のものが、足の臭いを防いでくれるのでしょうか。

「綿100%とか、シルクとかウールだとか、そういう天然素材を使っているものは、汗を吸ってくれるのでいいですね。ところが、化繊100%とか、ストッキングに使われているナイロンとかは汗を吸ってくれません。なので、なるべく頻度を多く履き替えたほうがいいです。また、中敷きにもいろいろあって、例えばビニール素材だと、汗を吸わずにヌルヌルして、臭いの原因になります。中敷きを選ぶときは、汗を吸うだけではなく、湿気を放出してくれるメッシュ素材などがいいですよ」

―やっぱり同じ靴は、連続で履いてはダメですよね……?

「もちろんです。人の足は、一日でコップ一杯の汗が出ます。一日で汗が乾く訳ないので、少なくとも1日、2日は置いたほうがいいです。さらに、2、3足をローテーションでまわして履くのがいいですね。履いた靴は、風通しのいいところに置いて湿気を飛ばすようにしてください」

◆女子たるもの、靴は毎日変えるべし

お風呂に入って足を清潔に保つことはもちろん、靴や靴下を買うときに、素材をチェックするのも重要なんですね。筆者は、お気に入りの靴を毎日履く癖があるので、深く反省……。ニオイを防いでくれる中敷きなんてのも、たくさんあるみたいなので、それを活用するのも手かも。しっかり予防して、足のニオイにサヨナラしましょう!

(中村未来/清談社)

※この記事は2013年05月30日に公開されたものです

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