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ダウンも家で洗える! 意外と高いクリーニング代の節約術

こんにちは、浪費家ライターのユミです。

先週末、笹沼さんに教えてもらった酒蔵見学に行ってきました! 大好きな日本酒をたっぷり堪能できて、夢見心地な一日……。楽しみながら節約するお出かけ術も身につき、我ながら節約にもだいぶ慣れてきたなとは思いますが。

しかし、まだまだありました。ええ、忘れていました。しばらくまとまった休みもないし、そんなにお金を使うタイミングもないかなと思っていたんですよね。でも、来月はもう3月。そろそろ暖かくなるシーズンで、衣替えも近づいてきます。衣替え、となるとコートやダウンなど、冬物を一気にクリーニングに出すタイミングでもありますよね。コートだけじゃなく、厚手のセーターにカーディガン、マフラーと、全部クリーニング店に持っていったらかなりの額に……。「え、こんなに高いの!?」と総額に店頭でびっくりした経験があるのは、きっと私だけではないはず!

梶井さん(以下梶井)「確かに冬物クリーニング費は必要だとわかっていても、痛い出費ですよね……。でもこの費用も工夫次第でグンと節約できるんですよ」
ユミ「え、本当ですか!?」
梶井「今回はちょっとした洗濯の知識を学び、ホームクリーニングをして節約しながらお気に入りの衣類も長く大切にしていきましょう!」

 

洗濯表示をチェック!
ホームクリーニングできるもの

まずは、洗濯表示を再確認! そして、洗えるものと洗えないものを頭に入れておきましょう。


ドライクリーニングができます。ドライクリーニングしかできないという意味ではないので注意。

  

 

洗濯機マークが付いていたら洗濯機で洗うことができます。洗濯機で洗うなら、洗濯ネットに入れて弱水流で、手洗いするなら押し洗いか振り洗いをしましょう。30という数字は、30℃以下の水温で洗濯するという意味で、洗濯液の限界温度を表示しています。

 

 


水温は30℃以下で、手洗いで洗いましょう。

 


水洗いできないという意味。

 

 

ユミ「ふむふむ。いつもなんとなくクリーニングに出していたアイテムも、マークを確認すれば、もしかしたら家で洗えたものもあるかもしれないってことですね!?」
梶井「そう♪ 次は家では洗えない、つまりクリーニングに出さなきゃいけない素材のものを確認しましょう」

ホームクリーニングできないもの

色落ちするもの

色落ちする素材かどうか見極めたいときはこちらの方法を試してみて。まず、衣類の下に白い布を敷き、目立たないところに中性洗剤の原液をつけます。数分後、上から白い布で衣類をおさえ、白い布に色が移っていなかったら大丈夫です。

シルク、レーヨン、キュプラ、アセテート、左記が素材に含まれているもの(洗うと縮む性質があります)

シワ加工、プリーツ加工、エンボス加工(加工がとれてしまうことがあります)

スーツ・ジャケット・コート(型くずれ・縮むことがあります)

そのほか素材が不明、取扱い絵表示がない衣料(外国製品など)、和服など

 

ユミ「上記に加えて、ダウンやストールなんかも、ホームクリーニングはもちろんNGなんですよね?」
梶井「うふふ、実はね。ダウンもストールやマフラーも、おうちで洗えちゃうんですよ!」
ユミ「ええぇ!? 本当ですか!? ダウンのクリーニング代ってかなり高いですよね……。それができたらだいぶ節約になりますっ」

知ってそうで意外と知らない!
ダウンとストール・マフラーの洗い方

ダウンのホームクリーニング

中性洗剤を用意して、汚れのひどいところはあらかじめ部分洗いをしておきます。水を少し含ませたスポンジに中性洗剤をつけて軽くたたき部分洗いを。次に、洗濯機に水をはり、中性洗剤を溶かします。ダウンをつけて手で押し洗いをします。その後、洗濯機で30秒ほど脱水し、水をかえて2回すすぎます。もう一度水をはり、柔軟剤を溶かし約3分間つけ30秒ほど脱水します。長時間の脱水は傷む恐れがあるので要注意!

ストール&マフラーのホームクリーニング

まず、洗う前に洗濯機マークや手洗いマークがあるかを確認します。ストールやマフラーはフリンジがついているものも多くあります。ばらばらにならないように洗うのがポイントです。フリンジ部分が内側になるように4つ折りにたたんでネットに入れます。洗い方ですが、洗濯機マークや手洗いマークの表示があるなら、洗濯機の手洗いコースか弱洗いで脱水までおまかせでOKです。中性洗剤、柔軟剤を入れておくとふんわり軽い仕上がりになり、静電気を防ぐ効果もあります。脱水が終わったらすぐに洗濯槽から出して形を整えます。日陰干しにしましょう。乾いたら、スチームアイロンを浮かすようにしてかけます。フリンジ部分は洋服ブラシで軽くブラッシングしておきましょう。

ユミ「すごい、今までクリーニングに出していたものも、おうちで洗えてしまうんですね!!」
梶井「そうなの♪ ちなみにユミちゃん、去年ダウンをクリーニング店に出したとき、いくらぐらいかかった?」
ユミ「えー、えっと……2、3,000円はしたかなあ」
梶井「ね、それぐらいはするわよね。ダウンは何枚ぐらい持ってるの?」
ユミ「う、ショートのデザインちがいを2枚、ロングで1枚……」
梶井「ダウンだけでも一万円近くの出費になっちゃうでしょ?」
ユミ「うう……。それはイタイ(涙)」
梶井「とはいっても、家で洗濯するのは面倒……という人はホームクリーニングできないものや、洗濯が難しそうな素材やデザインのものはなるべく買わないようにすることもひとつの手ですよ!」
ユミ「デイリーに着るものは洗濯機で洗えるものにして、ちょっとしたお出かけやイベント仕様の服だけは洗濯機で洗えない素材を買ってもOKにするとかでもいいですね!」
梶井「そう、この心がけだけでクリーニングに出すものがぐっと減りますよ。また、クリーニング回数を減らすコツとしてはやはり洋服をきれいに保つこと! シミを作らないことや、ものによっては着用後にブラッシングなどをして表面の汚れをおとし、陰干し、消臭・除菌スプレーをするだけでも効果的ですよ」
ユミ「へえ、私も今年、ダウンは家で洗ってみようかな♪ 試してみます!」

※参考  ダウンジャケットの洗い方(花王株式会社) 

 

 ホームクリーニングで節約を♪

毎年一、二枚は買い足したりしているので、いつもコートやダウンのクリーニングだけでも一万円近く使っていた私。全部で考えると多いときは二万円近くになる年もあったので、それが節約できるなんてすっごくおトク! 今回のホームクリーニングは目からウロコの連続でした。お気に入りの服も大切に手洗いすれば、長持ちして長期間着れますもんね。今年の冬物のお手入れはホームクリーニングをフル活用したいと思います!!

浪費家ライター 高木ユミ(28歳)

とにかく楽しいこと好きで、興味があるものにはなんでも飛びつくフットワークの軽さがとりえ。収入の2割は天引き貯蓄、服飾費は月に2万まで、などと自分なりにやりくりをしているつもりだが、なぜか月末はいつも赤字。

クリーニング店も賢く利用!

今回はホームクリーニングについてお話しましたが、クリーニング店を利用するときは、お店をうまく使っていきましょう! たとえば、クリーニング店によって値段の差もありますし、お店オリジナルの特典で衣替えの時期に割引セール、誕生日月にサービスをしてくれるお店などもあるので、近所のお店をしっかり調べて、おうちクリーニングとお店に出すものを見極めながらうまく使って節約上手になりましょう。また、着る機会が少ない結婚式のドレスなどはレンタルで済ませるのもひとつかも。このあたりは、詳しく来週お話しますね♪(監修:梶井彩)

笹沼純子/梶井彩

外資系金融機関で女性をメインに、個人個人に合わせたライフプランコンサルティングを行っている。いつでもハッピーに自分の人生を選択できる、そんな賢い女性が増えてほしいという願いを込めて「SmartLady講座」という勉強会を主催。

Illustration:加藤愛里

※この記事は2013年02月13日に公開されたものです

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