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二股されたら、どうする? 今年こそ本物の恋愛をする方法

完璧でなくてOK! 欠点は最大の魅力☆

ゆかりん「結論を急ぐのはいつもの癖なんだけど、最終的にブリジットは幸せになれるの?」

アイ「ああ、忘れてた。ネタバレだけど、最終的に誠実な弁護士のマーク・ダーシーとハッピーエンドよ」

ゆかりん「ど、どうやって? そして、マークって誰だっけ?」

アイ「それがねぇ、観ているほうも不思議でね。マークとブリジットはもともと幼友だちで、両親の紹介で久しぶりに再会するの。その再会の場で、マークはブリジットのことを『おしゃべりで大食いで、大酒飲みのヘビースモーカーの売れ残りなんかゴメンだ』って拒否するのよ」

ゆかりん「うわ、ひっどーい」

アイ「さすがにショックを受けたブリジットが、心機一転、新年の決意をするに至るんだけど、その後もブリジットはありえない失態を重ねていくの。そのたびにマークはブリジットに幻滅するかと思いきや、そうじゃなかったのよ。マークの周囲には才色兼備の女性たちがいるのに、そちらには目もくれずに、マークはブリジットに惹かれていくの」

ゆかりん「なんで!?」

アイ「う~ん、ブリジットがあり得ないほど前向きで、あり得ないほど正直で、あり得ないほどロマンティストだから? ほかの洗練された大人の女性たちにはない不器用な純粋さが、マークのハートをわしづかみにしたんじゃないかなぁ」

ゆかりん「でもそれ、真似して実践するのはむずかしくないですか」

アイ「うん、ブリジットの真似をするのは勇気がいる。でも、つまりこういうことだと思うのよ。コンプレックスっていうのは、考え方を変えればチャームポイントになるってことじゃないかしら。決して完璧じゃないけど、どこかひっかかる忘れられないポイントが深い愛着を呼ぶんじゃない?」

ゆかりん「ふんふん、それならわかる。どこもかしこも完璧な人って隙がなくて、一緒にいると緊張しちゃうし。ああ、でも、隙がありすぎると既婚者につけこまれる私みたいになるのか」

アイ「それはちょっと違うわよ。立てつづけに口説かれたっていうのは、いい意味でゆかりんがリラックスしてきた証なんじゃない? 去年なんか、男性に対してガッチガチに構えていたもの」

ゆかりん「もう二度と傷つきたくないと思っていたから。そういえば最近、そこまでの警戒心はなくなったかも。出会いのチャンスがあれば、積極的に出かけていこうと思えるようになったし」

アイ「今回のできごとは、過去の傷が少し癒えて、次の恋を受け入れる準備ができたってことを示しているんじゃないかしら。これからの出会いに期待してもいいんじゃない?」

ゆかりん「うん、やっと煩悩の火が消えたような気がする。新年の抱負、ふたつめ。今年はコンプレックスを味方にして、私だけを愛してくれるパートナーに出会います!」

★本日のまとめ★

ブリジット・ジョーンズが教えてくれるのは、結局は“ありのままの姿”が、人の心を惹きつけてやまないという事実。誰かの理想に合わせた体型やファッションや振る舞いは、いっとき誰かの関心を得るかもしれないけど、よいも悪いも含めてまるごと愛し合う無条件の幸福とはちがうもの。本物のパートナーシップをつかむには、本来の自分とかけ離れた理想の姿になろうとするよりも、すでに持っている資質を再評価することのほうが案外近道なのかもしれません。

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Data

『ブリジット・ジョーンズの日記』

ブリジット・ジョーンズは32歳の独身OL。仕事を持ち、ひとりで立派に生きている自負はあるけれど、「売れ残り」「時間切れ」と世間の目は厳しい。新年の決意は、禁酒・禁煙・ダイエット、そして幸せな恋愛をすること。ちょっと太めでドジだけど、前向きで健気なブリジットの恋の行方を描いたラブ・ストーリー。

監督:シャロン・マグワイア 出演:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファースほか

ブルーレイ 1,980円(税込) 発売:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

※この記事は2013年01月21日に公開されたものです

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