「おからスイーツ」がお腹にうれしい2つの理由
働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。
こんにちは! フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエのMimiです。
そろそろ、お正月モードから切り替わり、平常モードに戻ったころでしょうか?
この時期毎年私も感じることがあります。食べ過ぎや飲み過ぎで胃が大きくなってしまっているような気がする……。体重が増えた気がして体が重い……などなど。今回はそのような時期にぴったりな、ヘルシーでお腹がいっぱいになるスイーツレシピを紹介します。
黒糖バナナおからケーキ ココア風味(1枚約92Kcal)
ぼさぼさしがちなレシピが多い「おからスイーツ」ですが、こちらのレシピは、完熟バナナを加えて、ちょっとしたアイデアを取り入れることで、ふんわりしっとりした食感になっています。
実際、おからが苦手だった方からも、「こんなにおいしく食べられて幸せです」「おからいっぱいなのに、すぐ食べきってしまいました」とのうれしい声が届いているレシピです。おからスイーツデビューの方にもオススメですよ♪
余談ですが、ブログ友だちの間から私は「おからマニア」の称号(?)をいただいてしまうくらい、おからレシピの考案に没頭していた時期がありました……。おかずはもちろん、ビスコッティ・ケーキなどスイーツレシピも考案してきました。現在、オリジナルレシピは63品。その中でも、これはイチオシのレシピです。
イソフラボンパワー&食物繊維で 体の中からきれいになれる!
おからの栄養成分といえば、なんといっても食物繊維・イソフラボン。
食物繊維の特徴とその効果
おからに含まれる食物繊維は、水に溶けにくいタイプ(不溶性食物繊維)です。体の中の水分を吸収して膨らむので、
- 満腹感が持続します。
- 腸を刺激するので、ぜんどう運動が活発になりお通じもよくなります。
また、大腸内で発酵・分解されると善玉菌が増え腸内環境も改善されるので、結果として美肌効果も期待できます。
イソフラボンの特徴とその効果
イソフラボンはポリフェノールのひとつで、女性ホルモンと似たような働きをします。特に大豆由来のイソフラボンは、更年期障害や糖尿病改善に効果があると言われています。また、厚生労働省の公式発表によると、食品からのイソフラボン摂取量が多いほど骨粗しょう症の予防に有効と言われているそうです。
おから料理を食べる際の注意点
1. ゆっくりよくかんで食べる
前述のとおりお腹の中でかなり膨らむので、あとからお腹がパンパンになってビックリ! なんてこともあります(私は経験ずみ!)。よくかむことで満腹中枢も刺激され、少ない食事量で心も体も満足できますよ。
2. 水分を充分にとりながら食べる
冷たい飲み物ではなく、ぜひ、紅茶などの温かい飲み物と一緒に。冷たい水とともに食事をすると、胃液が薄まるため、消化活動の妨げとなってしまいます。
*メモ*
小わけ冷凍も可能です。朝ごはんの主食置き換え、出先で小腹が空いたときなど、一度つくっておけばいつでもぱくっとつまめるレシピ。よかったらお試しくださいね♪
材料(18cmパウンド型1回分)調理時間60分
生おから 250g
*薄力粉 50g
*純ココアパウダー 小さじ4
*ベーキングパウダー 小さじ1
*シナモンパウダー(なしでも可) 小さじ1
バナナ(中くらい) 2本(正味200g)
レモン汁 小さじ1
卵(Mサイズ) 2個(約100g)
黒砂糖 大さじ2(18g)
豆乳 100ml
作り方
- *の粉類を合わせてふるう。バナナを1cm幅程度にスライスして、レモン汁をかけておく。
- 卵白に黒砂糖小さじ1を加え、泡立てはじめる。角が立ったら、残り小さじ2を2、3回にわけて加え、固めのメレンゲをつくる。
- 卵黄に、残りの黒糖・豆乳・バナナ半量をつぶしながら入れ、よく混ぜ合わせる。その後、生おからを加え全体になじませる。
- 3のボールに、2のメレンゲを2回にわけて混ぜ入れる(ゴムベラを底から返すようにさっくり混ぜる)。
- バナナスライス残り半量を入れ、全体に散らす。
- 1の粉類を、再度ふるいながら加え、ゴムべらで円を描くように生地を底から返して手早く混ぜ合わせる。
- オーブンシートを敷いた型に生地を流し、180℃予熱済オーブンで40~45分焼く(手持ちのオーブンによって時間調節を)。
- 完全に冷ましてから、好みの厚さにカットする。小わけにして冷凍保存可能。
- 【アレンジ】お好みで粗く砕いたナッツを入れても美味。
*フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエMimiさん*
野菜料理レシピを考えることが趣味のJr野菜ソムリエ・新米フードアナリストです(普段は食品関係の会社で働いています)。さまざまな国の調理法・味付を学びながら料理を楽しんでいます。
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※この記事は2013年01月18日に公開されたものです