あまり知られていませんが、実は睡眠不足はダイエットの大敵なんです。睡眠不足になると……

●食欲を抑制するホルモン「レプチン」が減少し、食欲を増進させる「グレリン」が増える。
●ケーキやポテトチップスなどの高カロリー食品を、普段よりも4割増しで食べたくなる。
●一般的に90分と言われる、たばこやコーヒー、お菓子などを口にしたくなる"口唇衝動"のリズムが短くなる。

など、「甘いものについ手が伸びちゃった」「たくさん食べすぎた」といった悪習慣やイライラが起こりやすくなります。そのような意味でも、ダイエットの基盤をつくるのは睡眠！6～8時間の睡眠を目安に、なるべく早寝早起きかつぐっすりと眠ってホルモンバランスを整え、ストレス解消につなげましょう。また、睡眠中、特に明け方に分泌されるホルモン「コルチゾール」は、脂肪を分解し、エネルギーをつくります。なるべく就寝の3時間前までに夕食をとり、消化を促しておくことで、コルチゾールがより働くようになりますよ。快眠生活でやる気を高め、ストレスのないダイエットを心がけてくださいね。

三橋美穂さん快眠セラピスト。健康、食事、美容など睡眠を多角的にとらえた快眠メソッドに定評がある。メディアに多数取り上げられているほか、寝具・ベッドメーカーのコンサルティング、ホテル・旅館の睡眠環境コーディネートなどでも活躍中。主な著書は『眠る前5分間エクササイズで快眠生活』（実業之日本社）、『ねこに教わる 快眠レッスン60』（PHP研究所）、監修に『ぐっすりセラピー』（PHP研究所）など。

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