土用期間にしてはいけないこと3つ。すると良いことも紹介
「土用の丑の日」としてよく耳にする「土用」ですが、土用期間には土いじりや旅行などいくつかしてはいけないことがあるといわれています。この記事では、土用期間にしてはいけないこと・すると良いことについて、スピリチュアルな観点で紹介します。
「土用の丑の日」としてよく耳にする「土用」ですが、土用期間には土いじりや旅行などいくつかしてはいけないことがあるといわれています。
この記事では、土用期間にしてはいけないこと・すると良いことについて、スピリチュアルな観点で紹介します。
土用とは? 2024年の土用期間はいつ?
日本には節分や八十八夜など、季節の目安となる雑節がいくつかあります。そのうちの1つが土用です。
土用は立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間。土用というと夏のイメージが強いかもしれませんが、年に4回あります。
2024年の土用期間は以下の通りです。
冬の土用期間 | 1月18日(木)~2月3日(土) |
春の土用期間 | 4月16日(火)~5月4日(土) |
夏の土用期間 | 7月19日(金)~8月6日(火) |
秋の土用期間 | 10月20日(日)~11月6日(水) |
土用期間にしてはいけないこと
ここからは、土用期間にしてはいけないとされていることを紹介します。
(1)土いじりや草むしりなど土を動かすこと
土用期間は、季節ごとに過ごす場所を変える「土公神(どくじん、どこうじん)」が土にいる期間とされています。
土を動かすと土でゆっくり過ごしている土公神の怒りに触れるため、してはいけないと言い伝えられてきました。
例えば、畑作業やガーデニングといった土いじり、草むしり、地鎮祭などは土用期間を避けた方が良いといわれています。
そうはいっても、土用期間に土を動かす作業をしたいこともあるでしょう。この場合、土公神が土を離れて天上へ出かけるとされている「間日」なら大丈夫です。
また、そもそも「土を動かすと土公神が怒る」というのは農作業を休むための言い伝えであり、あまり気にしなくて良いという説もあります。
詳しくは、以下の記事も参考にしてみてください。
(2)転職や開業など新しく何かを始めること
季節の変わり目である土用期間は身心が不安定になりやすく、今までの生活を変えるとさらに負担がかかるため良くないとされています。
そんな土用期間は、転職や開業、結婚など、新しく何かをスタートするにはあまり向いていないでしょう。
土用期間は焦らず静かに過ごしてエネルギーを充電し、土用期間が終わってから行動に移すと良いかもしれません。
(3)旅行や引っ越しなど場所を移動すること
土用期間は、どの方位への移動も運気が良くないとされています。そのため、旅行や引っ越しは避けた方が無難です。
また、土用期間には特に凶とされる「土用殺」と呼ばれる方角があります。それぞれの土用期間において、以下の土用殺への移動は気をつけた方が良いでしょう。
冬の土用 | 北東 |
春の土用 | 南東 |
夏の土用 | 南西 |
秋の土用 | 北西 |
土用期間にすると良いこと
ここからは、土用期間にやると良いとされていることを紹介します。
(1)心身をゆっくり休めること
季節の変わり目は気持ちも体も不安定になりがちなので、頑張って行動しても「なんだかうまくいかない」と感じることが多いかもしれません。そのせいでさらに気持ちが沈む……なんていうことも。
そんな時期は、無理せず心身共にリラックスすることが大切です。湯船にゆっくり浸かったり、ストレッチなどで体を整えたりすると良いでしょう。
土用の丑の日は、お風呂に薬草を入れた「丑湯(うしゆ)」 に入る風習があるので、元気をチャージしたい時は試してみてください。
(2)土用期間に良いとされる食材を食べること
土用期間には、特定の日に食べると良いとされる食材があります。その食材は以下の通りです。
冬の土用の未(ひつじ)の日 | 「ひ」のつく食材、赤い物 |
春の土用の戌(いぬ)の日 | 「い」のつく食材、白い物 |
夏の土用の丑(うし)の日 | 「う」のつく食材、黒い物 |
秋の土用の辰(たつ)の日 | 「た」のつく食材、青い物 |
例えば、夏の風物詩にもなっている「土用の丑の日」のうなぎも、上記に当てはまります。
(3)恵方参りに行くこと
「恵方」とは、その年に最も良いとされる吉方位のこと。恵方にある神社仏閣へお参りするのが恵方参りです。
恵方参りはいつ行ってもご利益を得られますが、特に季節の節目に行くのが良いといわれています。土用期間も季節の節目なので、恵方参りにおすすめの時期といえるのです。
土用期間にしてはいけないことを覚えておこう
土用期間には、土いじりや旅行など、いくつか「してはいけない」とされていることがあります。
どれも言い伝えなのであまり気にしすぎる必要はありませんが、生活にスピリチュアルな視点を取り入れたい人は参考にしてみてください。
(LIB_zine)
※画像はイメージです