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「急かしてしまい申し訳ありません」の意味とは? 使い方を例文付きで解説

にほんご倶楽部

「急かしてしまい申し訳ありません」は、相手の行動を催促したい時に使う謝罪の言葉です。特にビジネスシーンでは、相手を急かす場合の表現には注意が必要。この記事では、「急かしてしまい申し訳ありません」の意味や使い方、言い換え表現を紹介します。

「急かしてしまい申し訳ありません」は、ビジネスシーンなどで相手の行動を催促したい時に謝罪の言葉として用いられます。

お客様や取引先など、目上の相手に対して行動を催促する時には、丁寧な表現を意識することが大切。「急かしてしまい申し訳ありません」は、相手へのお願いと同時に催促することへの申し訳なさをアピールする表現です。

この記事では、「急かしてしまい申し訳ありません」の正しい意味や使い方を例文と共に解説します。併せて、「急かしてしまい申し訳ありません」の言い換え表現を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「急かしてしまい申し訳ありません」の意味

ビジネスシーンでは、「○日まで終わらせてほしい」「できるだけ早く資料がほしい」など、どうしても相手の行動を催促する必要があるもの。

「急かしてしまい申し訳ありません」は、そんな時に使う言葉です。

せか・す【▽急かす】
読み方:せかす
【一】[動サ五(四)]「急(せ)かせる」に同じ。「そろそろ―・さないと遅れる」
【二】[動サ下二]「せかせる」の文語形。

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

「急かせる」とは、催促するいう意味です。例えば、予定よりも早く資料が欲しい、〆切を過ぎているといったシーンで、相手の行動を促す意味で使います。

こちらの都合で予定を前倒ししてほしい場合には特に「申し訳ない」という気持ちを伝えたいもの。そんな時に、「急かしてしまい申し訳ありません」を使ってみましょう。

また、ビジネスでは、何らかのお願いをする時にはへりくだった表現をするのが基本的なマナーです。たとえ相手が〆切を守ってくれなかった場合でも「申し訳ありません」とへりくだった言い方をすることで好感を得られるでしょう。

「急かしてしまい申し訳ありません」の使い方

「急かしてしまい申し訳ありません」は、相手に対して急いでほしいことを伝えつつ、それを謝罪する言葉として使います。

例えば、相手が〆切を守ってくれない時。そのまま「急いでください」と伝えることもできますが、相手にも事情があるのだろうと状況を推測し、気遣うことができる人はよりスマートです。

また、急な予定変更で相手に急いでもらわなければならない時にも、こちらの都合で無理を言うことへの謝罪とお願いを伝えられます。

例文

・「急かしてしまい申し訳ありませんが、○時までに資料をご用意いただけますでしょうか」

・「○日が納期になっておりました△△の件ですが、ご進捗はいかがでしょうか? 急かしてしまい申し訳ありませんが、○日までにご対応をお願いいたします」

・「急かしてしまい申し訳ありません。ご対応をよろしくお願いいたします」

「急かしてしまい申し訳ありません」は、文頭にも文末にも使える表現です。例えば〆切が過ぎていることに対して、相手に進捗を確認したい時には、「急がせて申し訳ない」という謝罪をクッション言葉として使います。

一方で、急な対応をお願いしなければならない状況では、まず謝罪をした上で、依頼をするのがマナーです。

「急かしてしまい申し訳ありません」の言い換え表現

「急かしてしまい申し訳ありません」には、いろいろな言い換え表現があります。シーンや相手によってはさらに丁寧な表現を使うなど、状況に合わせて言い換え表現を取り入れていきましょう。

ここでは、「急かしてしまい申し訳ありません」の言い換え表現を2つご紹介します。

(1)「差し迫ってのお願いで恐縮です」

「差し迫る」とは、〆切から数日以内や数時間内などを指します。「差し迫ってのお願いで恐縮です」は、予定の時刻が迫っている場面で、相手にお願いしたい時に使う表現です。

「恐縮」には、身も縮むほど恐れ入ることを表します。相手によっては大げさな表現に捉える人もいるかもしれませんが、どうしても相手に急いでもらわなければならないシーンでは、申し訳ないという気持ちを真摯に伝えられるでしょう。

(2)「ご用立てしてしまい申し訳ありません」

「ご用立て」とは用事を予定するという意味がある言葉です。例えば急な予定変更で、相手に別の仕事も追加で依頼しなければならない時に使えます。

こちらの都合で迷惑をかけたことに対して「申し訳ありません」という表現で謝罪する表現です。

「急かしてしまい申し訳ありません」を正しく使おう

ビジネスにおいて、何事も相手の立場を敬い丁寧に対応することが求められます。

とはいえ、相手の不手際で予定よりも提出が遅れている場合は、こちらから催促しなければいけない時もあります。

その時に直接的な表現ではなく、「申し訳ないけれど急いでほしい」というへりくだった気持ちを伝えられる表現が「急かしてしまい申し訳ありません」です。

他にも「差し迫ってのお願いで恐縮です」など、状況に合わせた言い回しがいくつかあります。シーンに合わせて言葉を使い分け、スマートなやりとりができるようになりましょう。

(#にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

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