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外面がいい人の特徴や心理とは? 見抜き方と上手く付き合うコツ

雨乃あじさい

外面がいい人が配偶者や恋人、同僚だと、コミュニケーションに不安を覚えることがあるかもしれません。本記事では外面がいい人の特徴と心理、また、見抜き方と上手な付き合い方について解説します。

周りの人からは「あの人、良い人だよね」と言われているのに、自分と一緒にいる時は態度が悪い……。

あなたの身近に、そんな「外面がいい人」はいませんか?

本記事では、外面がいい人の特徴や心理を解説します。また、外面がいい人を見抜いて上手に付き合うコツについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「外面がいい」とは?

そもそも、「外面がいい」とはどのようなことを指す言葉なのでしょうか?

「外面がいい」の意味

「外面がいい」という言葉は、辞書で以下のように説明されています。

外面(そとづら)がいい《慣》

家族や内々の者より外部の者に対する時の方が愛想がいい様子。「父は家ではむっつりしているが、外面はいいらしい」

(出典:『三省堂慣用句辞典』)

つまり、「外面がいい」とは、親しい人に対する態度は素っ気ないのに、他人に対しては良い態度で接する様子を指します。

「外面がいい」は褒め言葉?

「外面がいい」という言葉の意味を勘違いして、褒め言葉として使ってはいませんか?

しかし、先述した通り「外面がいい」とは、相手によって態度を変える、二面性がある状態を意味する言葉。

そのため、悪いニュアンスが強く、褒め言葉として使うことはないといえます。

言われた側が不快に感じる場合もあるので、使い方には注意が必要です。

外面がいい人の心理

続いては、外面がいい人の心理について見ていきましょう。

(1)周りの人から認められたい

外面がいい人は、自尊心が低く、他者から認められたいという欲求が強い傾向にあります。

そのため、周りからの評価をとても気にしてしまうのです。

そして、周りから良く思われて自分を高く評価してもらいたいがために、良い人を演じてしまうのかもしれません。

(2)立場を気にしている

立場上、外ではにこやかな態度を取らざるを得ない場合もあるでしょう。

例えば、営業やサービス業といった仕事だと、たとえ相手のことが嫌だと思っても、それを態度や表情に出すことは難しいといえます。

そのため、ある程度自分を偽って外面をよくすることで、問題が起きないようにしているケースもあるのです。

外面がいい人の特徴

ここからは、外面がいい人に共通して見られる特徴を紹介します。

あなたの身の回りの人に当てはまるものがないか、確認してみてください。

(1)自分の損得ばかりを考える

外面がいい人は、どのように行動すれば自分の得になるかを瞬時に判断することが得意です。

そのため、自分より優秀な人や立場が上の人に対しては、言動や態度で愛想よく振る舞います。

反対に、自分にとってメリットが少ない相手と判断すれば、適当な態度を取ることもあるのです。

外面をよくすることで、自分にとって有利に進むよう要領よく世渡りをしているのかもしれません。

(2)上辺だけの人間関係を築きがち

外面がいい人は相手によってコロコロと態度を変えるため、表面上の付き合いが多くなりがちです。

相手に意見を合わせることが上手なので、一見、友達が多そうに見えるかもしれません。

しかし、態度や意見が一貫していないことに気づかれてしまうと、周囲からは不信感を抱かれてしまうことも。

また、自分の本心をなかなか相手に見せないため、深い関係を築くことが難しいとも考えられます。

(3)身内に対する態度が素っ気ない

家族や恋人など、自分にとって身内だと認識している相手には素っ気ない態度を取ることも特徴です。

具体的には、話を真剣に聞かない、無視をする、文句ばかり言うといったことなどが挙げられるでしょう。

外面がいい人は、利害関係がある相手に対して常に良い顔をしようとしているため、その反動で身内にはぶっきらぼうな言動をしてしまうのです。

外面がいい人にとっては、家族や恋人だけが心を許せる相手なのかもしれません。

外面がいい人の見抜き方

外面がいい人は、愛想よく振る舞うため、一見良い人に見えることもあるでしょう。ですが、だからこそ見極めるのが難しいのです。

続いては、外面がいい人を見抜く方法について紹介します。

(1)家族について聞いてみる

外面がいいかどうかを確かめるには、家族について聞いてみるのがおすすめです。

外面だけでなく、本来の内面もいい人であれば、身内である家族のことを悪くは言わないはず。

例えば、「○○さんのお母さんって、どんな人ですか?」などと聞いてみてください。

謙遜しつつもポジティブなことを言うならば問題ないですが、あまりにも悪く言うようなら要注意かもしれません。

(2)意見を聞いてみる

会話の中で、「あなたはどう思う?」など意見を求めてみるのも良いでしょう。

外面がいい人は、表面だけ取り繕って相手に合わせることが多いです。そのため、意見を求めるとコロコロと意見が変わることがあります。

もし何度か質問する中で違和感を感じたら、相手に合わせて意見を変えている可能性が考えられます。

(3)相手によって態度が変わるか観察する

外面がいい人は、相手によって言動や態度を変えるのが特徴です。

そのため、上司といる時と同僚や後輩といる時の態度を観察して比べてみましょう。

例えば、上司の前ではペコペコしていたのに、上司がいなくなった途端その人の悪口を言うようなら危険です。

また、上司には愛想がいいのに、同僚や後輩には適当な態度を取るような場合も、外面がいい人の可能性が高いといえます。

外面のいい人と上手に付き合うコツ

身近にいる外面がいい人とうまく付き合うコツは、程よい距離感を保つことです。

相手によって態度を変える人について、「なぜなんだろう……」と深く考えると、あなた自身にストレスがたまってしまいます。

また、心を許して深入りすると、あなたを身内だと認識して冷たい態度を取ってくる可能性も。

そのため、ある程度の距離を保って「あの人はそういう人」と割り切って付き合うのがポイントです。

外面のいい人の特徴を踏まえて上手に付き合おう

外面がいい人とは、親しい人には素っ気ないのに、自分にとってメリットのある相手に対しては愛想よく接する人のことを指します。

外面がいい人は自分に自信がないことが多く、周りから認められたいと思うあまり損得感情で行動することがあるようです。

あまり深入りをすると、コロコロ変わる態度に振り回されてしまう可能性もあります。

特徴や心理を理解した上で、程良い距離感の割り切った付き合い方をしてみてはいかがでしょうか?

(雨乃あじさい)

※画像はイメージです

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