結婚指輪はいつからつける? おすすめのタイミングや会社での判断ポイント
結婚指輪をつけ始める日は、2人にとって大切な日。「入籍日or挙式日?」「会社ではどうする?」など、いつからつけるのが適切なのか、よく分からない人も多いことでしょう。今回は、結婚指輪をいつからつけるべきなのかを詳しく解説します。
結婚が決まったら、結納や結婚式、新婚旅行や新生活の準備など、することがたくさんあります。その中の1つが「結婚指輪の購入」ですよね。
結婚指輪が手元に届いたらすぐにつけたいと思うものの、ふと「いつからつけるのが適切なのか」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、結婚指輪はいつからつけるべきなのか、さまざまなパターンを考えながら解説します。
結婚指輪をつけ始めるタイミングとは?
左手の薬指に輝く結婚指輪に憧れを持つ人も多いですよね。大切な結婚指輪だからすぐにでも身につけたいと思っても、つけ始める時期は意外と悩みの種になるものです。
結論、「この日からつけなくてはいけない」という決まりはありません。従って、いつからつけるかは2人で話し合って決める必要があります。
さっそく、結婚指輪をつけ始めるタイミングについて、さまざまなパターンを考えていきましょう。
(1)入籍日
婚姻届を提出した日=入籍日に、2人は公的に夫婦と認められます。夫婦になったことを実感しようと、入籍日から結婚指輪をつけ始めるカップルは多いでしょう。
この場合、結婚指輪をつけて婚姻届を提出しに行くカップルもいれば、提出した場で結婚指輪をつけ始めるカップルもいます。
2人で相談して納得できるタイミングを話し合って、結婚指輪をつけ始めましょう。
(2)結婚式当日
結婚式を挙げる場合、結婚指輪をつけ始めるのは結婚式当日というカップルも多くいます。入籍日ではなく、結婚式当日を2人の節目と考えるパターンです。
なぜ結婚式当日なのかと言うと、式の中で行う「指輪交換」がキーワードとなるでしょう。
結婚式における指輪交換とは、男女がお互いの指に結婚指輪をはめ合う儀式。これには、「指輪を信頼の証として交換する」「2人の誓いを可視化する」などの重要な意味合いがあります。
結婚式まで結婚指輪をつけるのを我慢することで、指輪交換のセレモニーでの感動が一層大きくなることでしょう。
(3)購入後すぐ
結婚指輪ができたら、届いた日からつけ始めるカップルもいます。2人でこだわって選んで楽しみにしていた指輪。できるだけ早く身につけたいという気持ちから、届いたらすぐにつけ始めるのでしょう。
ただし、結婚式などの大事な場面までに傷がつかないように、家事や仕事では外すなど工夫して着用する人も多いようです。
(4)2人で決めた記念日
結婚指輪をつけ始めるタイミングには、明確な決まりはありません。2人が納得して決められれば、いつからつけ始めても良いのです。
上記で紹介した入籍日や結婚式当日、購入後すぐ以外にも、記念になるタイミングを選んでつけ始めるのもいいでしょう。
結納や両家顔合わせの席、結婚式前の新婚旅行、暦上での吉日、2人にとっての記念日など、話し合ってタイミングを決めてください。
ビジネスマナーは? 社内で結婚指輪をつけ始めるタイミング
結婚指輪は、2人で決めたタイミングでつけ始めてOKと前述しました。
しかし、会社というオフィシャルな場では、事情が異なることも。押さえておくべきマナーはないか、ここが一番気になる人も多いのではないでしょうか。
会社で結婚指輪をつけ始める際のポイントや注意点について見ていきましょう。
(1)結婚報告後につけ始めるのが望ましい
会社で結婚指輪をつけ始めるのは、結婚報告を済ませた後にしましょう。
名字を変更する側は職場での諸手続きが発生するため、入籍をすると報告をするものです。そうでなくても、上司や同僚など一緒に働く仲間に結婚を報告するのは一般的です。
従って、関係部署や上司、同僚に結婚報告を済ませた後に、結婚指輪をつけ始めましょう。周囲に驚かれたり、「秘密にされていたのかな」と思われたりせず、堂々とつけることができるので気持ちとしても安心でしょう。
(2)社内の雰囲気や規則に合わせて判断する
仕事内容や社風によっては、社内規則でアクセサリーに関する事項が定められていることがあります。アクセサリーの着用が禁止されているなら、ルール違反にならないかきちんと確認をしましょう。
また、アクセサリーの着用が問題ない会社でも、周囲の雰囲気次第ではつけにくいこともあります。どうするべきか迷ったら、上司や先輩に相談してみるのもいいでしょう。
会社では無理をしてつける必要はなく、「こういう理由で、会社では結婚指輪をはずしておくね」とパートナーに伝えれば、後で揉めることも避けられるはずです。
希望日に指輪をつけたい! 結婚指輪を早めに準備するメリット
結婚指輪は、店頭ですぐに買える、という簡単なものではありません。多くの場合、その日に持ち帰るのは難しく、届くまでに時間がかかります。オーダーではなく、店頭にある既製品を購入する場合も、2人にぴったりのサイズがあるかどうかは分からないからです。
従って、2人が希望する日に結婚指輪をつけ始めたければ、希望日に届くよう早めに準備することをおすすめします。
では、このように結婚指輪を早めに準備することで、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
(1)前撮りでつけられる
前撮りは、結婚の記念として2人でこだわりの写真を残すために、結婚式前に撮影を行うことです。写真はウェルカムボードやパンフレットなど、結婚式で使うアイテムにも活用できます。
前撮りに結婚指輪が届いていれば、結婚指輪をはめた手元を強調した写真なども撮影可能です。結婚の記念に残るような満足できる写真を残したければ、前撮りまでに結婚指輪を準備しておきましょう。
(2)結納でつけられる
結婚指輪を早めに準備することで、結納や両家の顔合わせの食事会で身につけられます。両家の親族がそろった結納や顔合わせの場は、指輪をお披露目するのに絶好の機会です。
結婚式当日に結婚指輪を見てもらう時間は取りにくいかもしれませんが、結納までに結婚指輪を用意しておけば心配ありません。
(3)婚姻届と指輪を写した記念撮影ができる
入籍日には結婚の記念となる特別な写真を残したいもの。婚姻届と結婚指輪を一緒に写した写真は、SNSにUPされる結婚報告の定番です。
婚姻届と指輪を一緒に記念撮影したければ、入籍予定日より前に結婚指輪が届くよう手配しておきましょう。
「話し合い」と「マナー」でタイミングを判断しよう
結婚指輪は夫婦の絆の証として2人そろって着用し、結婚したことの実感を得られる特別なアイテムです。そして、何度も言いますが、そんな結婚指輪をいつからつけるかにはっきりとした決まりがありません。
2人で話し合って決めた日が、結婚指輪をつけ始めるのに適した一番のタイミングです。結婚指輪をつけ始めた日も記念日になるので、話し合って納得できる日を決めてくださいね。
また、会社などのオフィシャルな場では、その場所の規則や雰囲気に合わせて、つけるかどうかを判断するといいでしょう。
結婚指輪が2人をつなぎ、末永く幸せな日々を呼び込んでくれるといいですね。
(武田 麻希)
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