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趣味とは何か。意味やメリット・見つけ方・面接での答え方を解説

上色ゆるり

「趣味とは何?」と改めて聞かれると分からないという人も多いはず。そこで今回は、趣味の意味やメリット・見つけ方・面接での答え方を解説します。

就活の面接や初めて会った人との会話などで聞かれることの多い、趣味。

「週末は趣味のスポーツをしている」「新しい趣味を見つけた」というように、職場の人や友人と趣味の話をする機会もあるでしょう。

そんな耳慣れた言葉である趣味ですが、「そもそも趣味とはなにか」と改めて考えてみると、よく分からないですよね。そこで今回は、意味について解説します。

また、趣味を持つメリットや見つけ方のコツも紹介します。趣味が見つけられず焦っている人、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

趣味とは? 意味と定義

趣味とは、仕事や職業、勉強としてではなく、個人が楽しむために行う事柄のこと。辞書では、以下のように記されています。

仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしている事柄。

(『デジタル大辞泉』小学館)

他にも「趣味」という言葉には、「物事のおもむき・味わい」「好みの傾向」という意味もありますが、一般的には、「仕事や勉強以外で行うこと」を指して使われることが多いです。

どのくらいの頻度で行なっていれば「趣味」と呼べるのか、どこまで好きならば「趣味」と言えるのかなど、明確な定義はありません。単純に、自分が仕事以外で行っている好きなことを「趣味」と呼びます。

趣味の類義語

趣味の類義語は下記の通り。仕事以外で、自らが好んで行っていることを指した言葉になります。

道楽

好きな事にふけること。そういう好み。

業余(ぎょうよ)

本職以外の仕事。 本来の仕事の余力ですること。

趣味にまつわる名言

言葉の意味として趣味の定義は分かりました。次は、偉人や有名人が趣味について語った名言を見ていきましょう。言葉の中から、「趣味とは何か」が深く理解できるかもしれません。

・趣味ということは馬鹿に出来ない。人間の上等下等は趣味で大概きまる。(武者小路実篤)

・学殖のふえるものを味わうのは趣味である。(フリードリヒ・フォン・シラー)

・趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

・人はみな深く根を下ろした興味や趣味を持つべきだ。精神は豊かになるし、生活がぐっと楽しくなる。その上、趣味の種類と性質によっては、自分の国に対して貢献もできる。(デール・カーネギー)

名言からも、趣味はただの遊びではなく、それにより人生が豊かになるものだということがうかがえます。

趣味と娯楽の違い

「趣味」と同じような場面で使われることが多く、混同してしまいがちな「娯楽」という単語。この2つの単語には、どのような違いがあるのでしょうか。

辞書では、「娯楽」は以下のように記されています。

仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。また、楽しませること。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「娯楽」にも、「仕事や勉強以外で楽しむこと」という意味が含まれています。「趣味」の意味と似ていますが、「娯楽」は空いた時間に、軽い気持ちで行う楽しみというニュアンス。「暇つぶし」や「遊び」といった意味合いが強いです。

どこからどこまでが「趣味」なのか、「娯楽」なのかという決まりはありません。ただし、2つの単語には、微妙なニュアンスの違いがあると覚えておきましょう。

趣味を持つことで得られるメリット

「1つくらいは趣味があると良いよ」「何か趣味を見つけてみたら?」と言われることがありますが、なぜ趣味を持つことを大切にしている人が多いのでしょうか。

ここからは、趣味を持つことで得られるメリットを紹介します。

(1)気分転換になる

毎日忙しくしていると、日々の生活がマンネリ化してしまいがち。休日に休んでいるつもりでも、気づいたら仕事のことを考えてしまうなど、オンオフの切り替えが難しいこともあるはず。

しかし趣味があれば、いつもと違うことをする時間ができ、生活にメリハリが出ます。仕事と違って責任やノルマもなく、気楽にできるので、気分転換になるでしょう。

(2)ストレス発散になる

楽しいこと、自分の好きなことをしているうちに、心のモヤモヤが晴れ、気分がスッキリするということがよくあります。趣味に没頭する時間は日々の嫌なことを忘れさせてくれ、ストレス発散になります。

特に、体を動かす趣味や、仲間と会話しながら楽しむ趣味であれば、不安な気持ち、憂鬱な気持ちも軽くなるはず。趣味でうまくストレスが解消できると、「また頑張ろう」と、仕事へのモチベーションもアップすることでしょう。

(3)履歴書や面接・仕事に活用できる

趣味で得る経験や知識、スキルは、意外と仕事に役立つことがあります。全く関係ないように思える分野の趣味であっても履歴書での特技アピールとして記載できたり、思わぬところに仕事の悩みや問題を解決するヒントがある、なんてことも稀ではありません。

また、趣味がそのまま仕事となり、副業や独立を始めるきっかけとなることも。「趣味はただ楽しいだけで、お金にならない」と思っていた人も、一度試してみる価値はあるでしょう。

(4)人とコミュニケーションを取る時の話題になる

趣味を持つことで、人とのコミュニケーションにも活用できます。職場の人や取引先の人、友人との会話で話題に困った時、趣味の話で盛り上げることができます。

さらに、趣味について語り合うことで、相手のことを深く知ることができ、人間関係の構築にも役立つはず。

また、趣味で知り合った人と友達になることもあります。なかには、趣味繋がりで恋人になった、というケースも。社会人は、職場以外の人と関わる機会が少ないので、趣味を出会いの場として活用するのも1つの手です。

趣味を見つけるには? コツや方法

いざ趣味を始めてみたいと思っても、どのようなものが自分に合うのか分からず、挫折してしまう人も多いのではないでしょうか。

ここからは、趣味を見つけるコツをいくつか紹介していきます。

(1)過去自分の好きだったことを思い出す

自分の好きなことや、楽しいと感じるものを趣味にするのが一番。しかし、自分の好みがいまいち分からない、ということもありますよね。

そのような時は、過去の経験を振り返ってみるのがおすすめ。そして細かく紙に書き出し、分析することで、自分の好きなことが見つかりやすくなります。

思わぬところに、趣味を見つけるヒントが隠されている可能性があるので、幼い頃によくしていた遊びや、学生時代に没頭していたことなどを思い出し、趣味につながることはないか探してみましょう。

(2)インターネットで検索する

自分に合う趣味が思いつかない時、友人・知人の趣味に興味がそそられない時は、インターネットに頼ってみるのもおすすめ。最近では、さまざまな種類の趣味を紹介しているウェブサイト、ブログがたくさんあるので、まず検索してみましょう。

SNSも、趣味探しに役立つツールです。実際に体験した人からの情報があれば、自分に適した趣味かどうか比較しやすくなります。

「想像よりも案外面白そう」と興味をそそられる場合もあるので、「Twitter」「Facebook」「Instagram」などのSNSもぜひ活用してみましょう。

(3)少しでも興味を持ったら挑戦してみる

少しでも興味があればまず挑戦してみるのが、上手に趣味を見つけるコツ。

インターネットの情報や、人から聞いた話だけでは「好きになりそうにない」「自分には合わなさそう」と思った趣味でも、始めてみたら意外とハマる可能性があるからです。

万が一、気に入らなかったとしても、自己分析に役立ちます。性に合わない趣味、ハマらない趣味が分かれば、次に自分に合う趣味を見つけるヒントになります。とりあえず挑戦してみる姿勢が大切です。

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趣味の一例

趣味にはいろいろなものがあります。ここでは男女に人気の趣味・男性人気の趣味・女性に人気の趣味に分けて例を紹介します。

男女に人気の趣味

男女に共通して特に人気の高い趣味をいくつか挙げてみます。

(1)英語

趣味として英会話を勉強している人も多いでしょう。「いつか海外へ旅行した時のために」といったプライベート目的から、仕事で役立てたいというビジネス目的まで幅広い層の人が習っているようです。

(2)旅行

非日常を体験できる旅行も人気です。旅先で新しい出会いを体験したり、おいしいものを食べてゆっくりしたりと、日常から離れることでストレス解消につながります。旅行の終わりには「また明日から頑張ろう」と感じられるのも醍醐味と言えるでしょう。

(3)音楽

音楽鑑賞や自分で楽器を演奏するのも人気の趣味の1つ。「幼い頃に習えなかった憧れから」という人がいる一方で、子どもの頃に習っていた楽器を大人になってからまた習いたいと思う人も多いようです。

男性に人気の趣味

ここからは男性に人気が高い趣味を紹介します。

(1)釣り

幅広い年齢層に人気なのが釣りです。魚が釣れた瞬間の感動と達成感が人気の秘訣のようです。また、激しい運動をすることもないので、高齢になっても楽しめるというメリットがあります。

(2)キャンプ

自然に囲まれて宿泊をするキャンプも人気が高い趣味の1つ。道具を必要としたり、準備にも時間が掛かりますが、満点の星空や焚火を眺めることで日々のストレスから解放されるといった良さがあります。

(3)ゴルフ

1人でも楽しめるスポーツとしてゴルフも人気です。

ゴルフは他のスポーツに比べてそこまで体力を使うことがないため高齢になっても楽しむことができます。また、適度な運動ができるので、健康維持のために続けているという人もいます。

女性に人気の趣味

次に女性に人気が高い趣味を紹介します。

(1)アクセサリー作り

昨今のDIY人気もあり、アクセサリー作りも人気の趣味です。自分で作ったアクセサリーは世界でたった1つのオリジナル。でき上ったアクセサリーを身につけることで気分が上がります。

(2)パン作り

焼きたてが食べられるパン作り。自分の好きな具材やこだわりの具材を入れてでき上った焼きたてパンの味に感動したという人も多いです。ホームベーカリーを使えば意外と簡単に作れるのも魅力の1つ。

(3)ヨガ・ピラティス

健康や体型維持のためヨガやピラティスを行っているという人も多いです。飛び跳ねたりする必要もないため、マンションやアパートでも行えると人気です。

履歴書や面接で趣味について答える時のポイント

人となりを知るために、面接で趣味について質問されることは意外と多いもの。相手に好感を持ってもらうためにはどのようにアピールするのが良いでしょうか?

(1)趣味にまつわるエピソードを伝える

趣味について語る際にエピソードを交えるようにしましょう。趣味を始めたきっかけや理由・その趣味の魅力を自身が体験したことを踏まえて話すようにするのです。

それにより面接官はあなたが何を楽しいと感じるのか・職場にフィットするかを判断しやすくなります。

(2)仕事にどう役立てられるかを伝える

趣味で学んだことを仕事に生かせるとアピールするのも良いでしょう。例えば「フットサルで培ったコミュニケーション能力やチームワークを形成する力を営業で役立てることができます」など、志望している業種に合わせてアピールすると良いですよ。

(3)嘘の趣味は言わない

嘘の趣味を言うことはおすすめできません。なぜなら、面接官から質問された時に中身のない返答をしてしまい、嘘を見透かされる可能性があるからです。

嘘でその場を取り繕うのではなく、正直に話をして中身のある返答ができるように心掛けましょう。

趣味を見つけて仕事もプライベートも充実させよう

趣味は、必ずしも持っていなければならない、というわけではありません。しかし、1つでも趣味があれば生活にメリハリが出て、暮らしへの満足度が高まります。「趣味を楽しみに、仕事を頑張ろう」と、仕事へのモチベーションも上がるはず。

今回紹介した見つけ方のコツなども参考にしつつ、ぜひ「ハマれる趣味」を探してみてくださいね。

(上色ゆるり)

※画像はイメージです

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