アイライナーの引き方は? アイテム別・目のタイプ別に解説(画像つき)
アイラインを引くのが苦手、という人も少なくないのでは? 今回はアイライナーの引き方を、アイテム別・目のタイプ別に解説します。
アイライナーは、顔の印象を左右する重要なコスメアイテム。
引き方やアイライナーの種類によって、全然違う目元に仕上がります。
メイクアップに欠かせないアイライナーですが、実は苦手意識を持っている人も多いはず。初心者には難易度の高いアイテムですよね。
そこで今回は、アイライナーの引き方を解説していきます。後半部分ではアイライナーの選び方ノウハウもお伝えしていくので、ぜひ注目してみてください!
アイライナーの引き方は? アイテムごとに紹介
「アイライナーの引き方」とひと口にいっても、ライナーの種類によって手順やポイントは少しずつ違ってくるんです。
以下では、ペンシルライナーとリキッドライナーの引き方を、それぞれ紹介していきます。
ナチュラルメイク派におすすめ~ペンシル編~
やわらかなタッチでやさしい印象になれる、ペンシルライナー。
目元を押し出しすぎず、自然に輪郭を強調できます。ナチュラルメイク派の方におすすめ。
ラインがはみ出たりしても、すぐに拭えば修正可能なので初心者にもおすすめのライナーです。
引き方手順
ではさっそく、引き方を見ていきましょう。
《STEP1》コンシーラーやパウダーで、目の周りをおさえておく
ベースメイクをする際、目の周りは薄めにつけておくのがおすすめ。
油分が多いとヨレやすくなるため、リキッドタイプのファンデーションは要注意。油分の少ないコンシーラーや、皮脂吸着成分のあるパウダーを施しておきましょう!
《STEP2》ラインを引きやすいよう、ビューラーでまつ毛をしっかり上げる
《STEP3》まつ毛のすきまを埋めるようにして、インラインを引く
ペン先を細かく動かし、少しずつ描き足していくと失敗が少ないです!
《STEP4》アウトラインを目尻の数㎝はみ出たところまで引く
《STEP5》綿棒でラインをぼかす
《STEP6》目尻から下のラインを1㎝ほど引く
下のラインは全体のバランスを見ながら、長さを調節しましょう。
よりナチュラルに仕上げたかったら、アイシャドウで代用するのもありです!
目の印象を際立たせるなら~リキッド編~
存在感のあるくっきり目元が作れる、リキッドライナー。
目の印象をより際立たせたい時に重宝します。ただし、筆先が細いものやコシの強さなどによっては、初心者には扱いが難しいものも。
使い方に慣れると、ペンシルには出せない繊細さも演出できます。平行に描くと、韓国っぽい目元に。下向きに描くと、たれ目効果も。跳ね上げると、いわゆるキャットラインが完成しますよ!
引き方手順
それでは、リキッドライナーの引き方を見ていきましょう。
《STEP1》ペンシルタイプと同じく、ベース・ビューラーで下準備を整えておく
《STEP2》目のキワにアウトラインを引いていく
アウトラインを描く際は、なるべく途中で止めずに一気に描ききる方が良いです。筆先を寝かせて、平行に描くと引きやすいですよ!
《STEP3》目尻のラインは、バランスを見ながら長さを調節
寄り目さんは、少し長めに引くと顔のバランスが整いやすくなります。
《STEP4》下のラインは、上より細くなるよう意識して引く
離れ目さんはこのひと手間も!
離れ目が気になる場合、目頭に切開ラインを引くのもおすすめ。
鼻のすぐ横を顔の中央に向けて引っ張りながら描くと、描きやすいですよ。
一重? 二重? 目のタイプ別に解説
アイライナーの種類はもちろん重要ですが、自分の目のタイプに合わせた引き方を知っておくことが重要です。
以下では、一重・二重・奥二重さん別に引き方を解説します。
一重さんの場合
くっきり目元にするためアイライナーを太く引きすぎてしまうのはNG。
目を閉じた時に不自然な目元になってしまったり、ライナーがヨレやすくなったりしてしまいます。
一重さんにおすすめのアイテムは「リキッドライナー(黒)」です。
引き方手順
では、ラインの引き方を見ていきましょう。
《STEP1》目を開けて正面を向き、目尻から少し内側の位置に1㎝ほどラインを引く
《STEP2》引いたラインから目のキワへとつなげる
《STEP3》目尻にかけて三角のラインを作り、すきまを塗りつぶしていく
《STEP4》アウトライン全体とインラインを埋めていく
一重さんは、目を開けた状態でラインを引くのが鉄則。
インラインやアウトラインはなしで、目尻のみ引くと一重を活かしたシャープな目元に。
アイシャドウを塗る場合は、落ち着いた色味がベストです。
二重さんの場合
元々くっきり目元に見えやすい二重さんは、その二重幅をいかに活かすかが肝心。
太く引きすぎるとせっかくの二重が台なしになってしまったり、きつい印象になったりしかねません。そのため、いかにナチュラルに目力UPできるかがカギになってきます。
二重さんにおすすめアイテムは「ペンシルライナー(茶)」「リキッドライナー」です。
引き方手順
では、ラインの引き方を見ていきましょう。
《STEP1》ビューラーでまつ毛を根本からしっかりと上げておく
《STEP2》上まぶたをしっかりと持ち上げ、インラインを埋めていく
《STEP3》目尻から外側に向かって1㎝ほどラインを引く
《STEP3》綿棒でぼかしてなじませる
《STEP4》下のラインを目尻付近に数㎝引く
これで完成です!
アウトラインが太くならないように要注意。
アイシャドウはラメ感のあるものや、ナチュラルなピンク・オレンジ系もおすすめです!
奥二重さんの場合
一重と二重が入り交ざったような目元を持つ奥二重さんは、目の形に合わせてラインの太さを調節するのがポイント。
基本の引き方は、二重さんと変わりありません。目頭から目の中央にかけては細めのラインを、目尻はやや太めに引くように意識すると良いですよ。
奥二重さんにおすすめアイテムは「ペンシルライナー」「リキッドライナー」です。
引き方手順
では、ラインの引き方を見ていきましょう。
《STEP1》ビューラーでまつ毛を根本からしっかりと上げておく
《STEP2》上まぶたをしっかりと持ち上げ、インラインを埋めていく
《STEP3》アウトラインを、目頭から目尻に向けて太くなるように描く
《STEP4》下のラインは目尻付近に数㎝引く
奥二重さんは、目尻にカラーライナーを重ねて遊び心を演出するのも良いでしょう。
アイライナーの選び方
アイライナーの引き方はマスターしたけれど、いまいちどのライナーを選んでいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
適当に選んでしまうと、メイクがうまく仕上がらずに苦手意識の元となってしまう恐れも……。
以下では、アイライナーの選び方を4つ紹介します。正しい選び方をして、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。
なりたい印象やテクニックに合わせる
アイライナーには、大きく分けて「ペンシルライナー」「リキッドライナー」「ジェルライナー」の3種類があります。
それぞれ仕上がりや使い心地が違ってくるため、なりたい印象や使い勝手に注目して選びましょう。
ペンシルライナー
やさしい印象に見せたいのなら、ペンシルタイプがおすすめ。
まつ毛の間を埋めたり、ぼかして使ったりとラインを引く以外にも活躍します。引いてから乾く時間を待つ必要もないため、失敗が少ないのも特徴です。
リキッドライナー
目を大きく見せたい人や、目元をはっきりさせたい人にはリキッドタイプが向いています。
ほどよくツヤ感のある商品が多く、つややかでくっきりとした目元を演出できます。
乾く時間は商品によってばらつきがありますが、落ちにくい傾向にあるのが魅力です。
ジェルライナー
ジェルタイプのライナーは、テクニックレスでおしゃれな目元を叶えたい人にぴったり。
ペンシルとリキッドの中間くらいの描き心地で、とろけるようなやわらかいテクスチャが特徴です。ぼかす手間いらずで、ほどよいぼけ感のラインが引けますよ。
ライフスタイルやシーンに合わせる
生活環境やアイライナーを使うシーンに合わせて選ぶのも1つの手です。
例えば、耐水性のある「ウォータープルーフ」タイプの商品を選ぶと、水分によるメイク崩れを防いでくれます。
プールや海辺のレジャーシーン、マリンスポーツにもおすすめ。汗をかきやすい人や、外に出る機会の多い人も、ぜひ検討してみてください。
肌のタイプで選ぶ
「ウォータープルーフ」と一緒に確認したいのが、「スマッジプルーフ」表示があるかどうかです。
スマッジプルーフは耐脂性を表しており、皮脂崩れが気になる人や油脂肌の人には重要なポイントです。
目の周りに油分の多い下地やファンデーションなどを塗りたい人も、スマッジプルーフ表示のある商品がおすすめです。
アクセントにはカラータイプも
アイライナーにはブラックやブラウン以外にも、レッド・イエロー・パープルなどさまざまなカラーバリエーションがあります。
少し個性的なメイクがお好きな人や、定番のアイライナーに飽きた人はカラーライナーに冒険しても良いかもしれません。
目尻や下まぶたにさりげなく引くと、アクセントとして楽しめますよ!
アイライナーの引き方をマスターして、メイクの完成度を高めよう
さまざまな種類、タイプがあるアイライナー。目の形やシーンによっても使い分けが必要です。
使いこなすには時間がかかるかもしれませんが、アイメイクをワンランクアップさせてくれる魅力的なアイテム。お気に入りの1本を見つけ、自分に合ったアイライナーの引き方でメイクアップをぜひ楽しんでみてくださいね。
(文・撮影:BEAUTY MANIA)