マニキュアが固まったら。湯煎や化粧水を使って戻す方法
固まったマニキュアを復活させるには? 湯煎や化粧水を使って戻す方法や固まらないようにするコツなどを紹介します。
「好きなメーカーや好きなカラーは何種類でも持っていたい!」マニキュアはそれが手軽にできる趣味でもあります。
プチプラであり、コレクションすることもできるので、使わなくてもつい買ってしまったりしますよね。
できれば、固まってしまう前に使い切りたいですが……使い切れる人の方が少ないでしょう。
しかし、古くなったマニキュアが固まってしまったり、ドロドロで使いにくくなってしまったりすることもあります。お気に入りのカラーなら、なおさらどうにかしたいですよね!
そこでこの記事では、捨てるのがもったいない「固まったマニキュア」を復活させる方法を紹介したいと思います。
また、誤った方法、固まりにくくするコツなど、今すぐ使いたくなる技も紹介していきます!
固まったマニキュアを復活させる方法
固まってしまったマニキュアは、どうしたら復活するのでしょうか?
よく聞くけど実際に試したことがない方法なども、検証を交えて紹介します。
(1)目薬を数滴入れて薄める
マニキュア復活でもよく知られている方法でもあります。
目薬の成分はマニキュアの有機溶剤に悪影響を与えないことから、応急処置的に使われるものの中でも有名です。
やり方
まずは、固まったマニキュアのボトルに、目薬を数滴垂らします。
水分が多いとマニキュアのカラーが薄くなるだけではなく、乾燥しにくくなることもあるので少量から試しましょう。
筆で混ぜると気泡が入ってしまうので、マニキュアのボトルを手の平で転がしましょう。固まったマニキュアが頑固な場合は、数分間転がし続けてみてくださいね。
固まったマニキュアが溶け出したら、少し目薬を足しながら、マニキュアの柔らかさを確かめるといいでしょう。液体がまんべんなく混ざったらできあがりです。
液体にツヤが戻り、塗っても普通のマニキュアと代わりません。
(2)化粧水を入れて薄める
目薬もそうですが、有機溶剤とうまく混ざり合ってくれるのが化粧水です。
これもまた固まったマニキュアが復活する方法の1つとして知られています。
やり方
化粧水のボトルから直に入れるのは難しいので、スポイトなど(100円ショップで購入できます)を使って入れるといいでしょう。
もちろん、化粧水の入れすぎには注意です。
目薬と同じように、手の平でボトルを転がしていきます。
(3)湯せんをする
固まったマニキュアを湯せんで溶かすのは、目薬や化粧水などのボトルに液体を入れる方法とは違うので、初心者の方でも試しやすいです。
やり方
浅めの容器にお湯を入れて、固まったマニキュアをボトルごと浸けます。
この時のお湯の温度はぬるま湯で40℃程度です。
熱湯を使うとやけどをする危険性もあるので、少し熱めのぬるま湯がベストです。
1分程度お湯に浸けたままにしておきます。
この方法は、マニキュアで固まった蓋が開かない時にも試せる方法です。
固まった部分が多いマニキュアよりも、ドロドロ部分が多くなっているマニキュアに効果的でもあります。
(4)専用のうすめ液を使う
固まったマニキュアを復活させるために、メーカーや100円ショップでも「うすめ液」が販売されています。
できれば同じメーカーのうすめ液を使う方が、発色などもそのまま使えるのでいいですね。
今回はより身近なセリアの「ACエナメルうすめ液」を使ってみましょう。
やり方
使い方は、付属のストローを使ってうすめ液を固まったマニキュアのボトルに数滴入れていきます。
一度にたくさん入らないように、数滴から調整してくださいね。
うすめ液を入れたら、手の平でボトルをコロコロと転がします。
何度か液体の濃度を見ながら調整して混ぜ合わせたらできあがりです。
固まったら戻しにくいラメのマニキュアでも簡単に復活したので、やはりマニキュア専門のうすめ液は違うなという印象です。
ボトルの中の濃度の差がないようにして、塗るたびに手の平で転がすようにするといいでしょう。
マニキュアが固まった時のNG行為
固まったマニキュアの薄め方について、ネットなどで耳にするけど、本当はやらない方がいい方法も見ていきましょう。
(1)水で薄める
マニキュアを水で薄める方法は一見できそうですが、マニキュアは有機溶剤で油性なので水と混ざることはありません。
マニキュアの液がボトル内で分離してしまい、使えなくなってしまうので、この方法はNGです。
(2)マニキュアのボトルを振る
マニキュアがドロドロに固まっている場合、ボトルごと振ってしまうことがありますがこれもNGです。
中にある空気が泡立ってしまって気泡になり、マニキュアが余計に固まってしまう原因になります。
うすめ液などを使って混ぜる時も、振るのではなく、手の平でボトルを転がすように混ぜるようにしましょう。
(3)除光液で薄める
マニキュアを落とす作用がある除光液なので、薄めるという面で使えそうな気がすると思います。
しかし、除光液をマニキュアの固まったボトルに入れてしまうと、ボトル内で気化してボトルが割れてしまうことがあります。
これは保管している場所で急に起こることもあり、危険なのでやめましょう。
マニキュアを固まりづらくするためのコツ
一度開けたマニキュアは、保管状況が良くても固まって劣化していきます。
何度使っても、1回しか使ってなくても、放置しておくとドロドロになってしまうのは仕方ないことです。
ここでは、そんなマニキュアを固まりにくくする方法を紹介していきましょう。
(1)購入してから早めに使い切る
購入してから年月が経ってしまうと、開封していない状態でもマニキュアは分離したり、固まったりしていきます。
保存状態が良いもので約3年は持つといわれていますが、品質が落ちることはありますので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
(2)マニキュアの蓋をしっかり閉める
マニキュアが固まる理由に多いのが、蓋をしっかり閉めていないということです。
しっかり閉めたつもりでも、マニキュアがボトルのふちに付着した状態では、中身が蒸発してしまうことが多いです。
大事なのは、ボトルに付着したマニキュアを拭き取ってから閉めることです。マニキュアを使用した後に、蓋のフチに除光液を含ませたティッシュを使って拭き取りましょう。
そうすることで、ボトル内のマニキュアも固まりにくくなります。
(3)分離していたらこまめに手の平で転がす
マニキュアが固まる前の段階として、「分離する」という状態になります。
それを防止するために、マニキュアが分離しているなと思ったら、手の平でボトルをこまめに転がしておきましょう。
保管しているマニキュアの中に分離しているものを見つけたら、このやり方をしておくことで、固まるのを未然に防げるかもしれません。
マニキュアが固まった状態を回避するために
たくさんカラーを集めるのが楽しいというのもマニキュアの楽しみ方ですが、使わないまま固まってしまうのはもったいないですよね。
そういった時に、固まったマニキュアを復活させる方法を知っておけば、より長く使うことができます。
応急処置的に使えるものや、本格的にマニキュアを復活させるものなど紹介しましたが、普段からの心がけで、マニキュアが固まらないようにもできます。
今回紹介した方法を参考にして、指先を華やかにしてみてくださいね。
(文・撮影:BEAUTY MANIA)