別れ話におすすめの場所4つ。場所選びの注意点も解説
いざ別れ話を切り出そうとしても、どんな場所で話すのが良いか迷う人もいるかもしれません。車の中? どちらかの家? それともカフェ? ……コラムニストのひかりさんに、別れ話におすすめの場所や場所選びのポイント、話を切り出すタイミングについて解説してもらいます。
別れ話を切り出しても、彼氏がなかなか別れを受け入れてくれなかったり、普段は優しい人なのに別れ話をした途端に怒りだしたりすることもあり得ます。
恋人と別れることを決めている時、スムーズに別れ話を進めるにはどんな場所・タイミングで切り出すと良いか、解説していきます。
別れ話に場所やタイミングは関係あるの?
別れたがっていない相手にする別れ話というのは、ある意味、「交渉事」です。そして、自分の「別れたいという要望」を受け入れてもらう必要があります。
相手が「別れたい」というこちらの要望を受け入れやすいような環境にした方が、別れ話はスムーズに進むもの。
だから、「どんな場所で話すのか」「どんな時間帯にするのか」「どんなタイミングで切り出すのか」は、大切なのです。
別れ話をする場所を選ぶ時のポイント6つ
別れ話をする場所を選ぶ時のポイントは、6つあります。
(1)明るい時間帯の公共の場であること
意外だと思うかもしれませんが、別れ話という悲しい話し合いをする時こそ、「明るい時間帯の公共の場」がおすすめです。
それこそ太陽の光が差し込むような場所で話し合った方が、お互いに前向きな気持ちで別れられることもあるのです。逆に、夜は暗いので気持ちが落ち込んでしまうことも。
また、「別れ話は人目が気にならない場所でしよう」と思いがちですが、むしろ逆です。
人の目があるから、感情的になるのを抑えることができるのです。相手はたとえ振られて腹が立ったとしても、変な言動はしにくいでしょう。
そのため密室で2人きりで話すことは避け、相手が逆上するなど万が一何かあった時にも誰かが助けてくれるよう、公共の場で話すことをおすすめします。
(2)別れ話の後は別々に帰れること
別れ話をした後に一緒に帰るのは気まずいもの。
例えば街中にある店で別れ話をすれば、店を出た時に「私はもう少し散歩してから帰るから」と言って相手と帰るタイミングをずらすことができます。
しかし何もないような住宅街の店だと、そんなわけにはいきません。ましてや相手の車に乗せてもらわないと帰れないような場所だと、一緒に帰らなくてはいけなくなり気まずい思いをすることになります。
(3)知り合いに会う可能性が低いこと
気まずい会話をしている途中で知り合いに会ってしまうと、取り繕うのに余計気まずい思いをしてしまうことも。
例えばいつも友達と会う街よりちょっと遠い所など、なるべく知り合いが来なさそうな場所を選んだ方が良いでしょう。
(4)話し合いができるくらい静かであること
大事な話をするのに、お互いの声が聞き取れない場所はNGです。
別れ話の最中は、「え? 今、なんて言った?」なんて、気軽に聞き返せるような状況ではないですしね。
(5)長居できる場所であること
別れ話をしている最中、お店の人に「いつまでいるの? 早く帰ってほしい」という空気を出されてしまったら、そのまま話し合いを続けるのは気まずいですよね。
別れ話をする場所は、それなりに長居できる場所にした方が良いでしょう。
(6)お酒や食べ物を注文しなくても良いこと
アルコールが入ると、酔っぱらって理性的でなくなってしまう恐れがあるので、お酒は飲まない方が良いです。
また、食べ物を頬張りながらだと話に集中しにくいので、カフェなどで話す場合はドリンクだけの注文で良い店にするのが無難です。
別れ話におすすめの場所4つ
では、具体的にどんな場所で別れ話をすれば良いのでしょうか。
(1)カフェ
できれば2時間くらいは長居が可能な店にした方が良いでしょう。あまり店の人が干渉してこない、セルフサービスのカフェにした方が良いこともあります。
また、小さなお店だと店員や他のお客さんに話が筒抜けになってしまうので、少し広めのカフェがおすすめです。
初めて入る店だと勝手が分からないので、万全を期すなら行ったことのある店にした方が良いです。
ただし、別れ話をしたという“苦い思い出”ができてしまうと、その後そのお店に行きたくなくなってしまうこともあります。そのため、お気に入りの店は避けた方が良いでしょう。
(2)ファミレス
ファミレスは、人目がありつつも適度に放っておいてもらえるので、意外と別れ話に最適な場所です。
なるべく小さな子どもが少なくて、ガヤガヤと騒がしくない店舗で、午後3~5時あたりのお客さんが少なくなる時間帯を選びましょう。
先ほども説明しましたが、食事をしながらだと別れ話はしにくいので、この時の注文は可能ならドリンクだけにしておいた方が無難です。
(3)公園
外にいるのが快適な時期なら、晴れた日の明るい時間帯に、公園で別れ話をしても良いでしょう。
ただし、子どもの遊び場としての公園ではなく、大人も散歩で利用できるような静かな雰囲気の公園を選びます。
また、立ったままだと疲れてしまうので、話し合いができそうなベンチのある公園がおすすめです。
(4)海辺
公園と同じく、暑すぎず寒すぎない時期なら晴れた日の明るい時間帯に、海辺で別れ話をしても良いでしょう。潮風と波の音で、リラックスしながら話ができるかもしれません。
ただし、海だとアクセスが悪い場合も多いです。相手の車に乗せてもらわないと帰れないような場所は避けましょう。1人で帰れる場所を選ぶことが大切です。
別れ話に向かない場所2つ
以下のような場所は別れ話に向いていないので、なるべく避けます。
(1)互いの家・ホテルの部屋・カラオケなどの個室
2人きりの場所で別れ話をしていると、トラブルが起こっても他の人に気づいてもらいにくいので要注意です。
お互いの家やホテルの部屋、カラオケボックスやネットカフェの個室はやめておきましょう。
(2)車の中
車の中も、部屋と同じ密室です。何かあった時のために、車内より人目につく公共の場所にしておくのがおすすめです。
また、話に集中するためにも、事故防止のためにも、運転中に別れ話をするのは避けた方が良いといえます。
別れ話を切り出すタイミング2つ
別れ話をなるべくスムーズに進めるには、以下のタイミングを意識して話を切り出しましょう。
(1)相手が別れを察したタイミング
彼が「もしかして、彼女は別れたがっているのかも……」と察して振られる覚悟をしていれば、話がスムーズに進みやすいです。
そのために、別れ話をする前に数週間ほどメールやLINEの返事を遅らせたり、電話がきても出ないようにしたり、デートの誘いを断ったりして、彼が別れを察するようにした方が良いかもしれません。
(2)相手と会ってすぐのタイミング
本気で別れるのを決めたのであれば、楽しくデートをした後に別れ話をするなんてことは、避けた方が良いです。
デートをしてしまうと「別れる」という決心が揺らいでしまうかもしれません。また、楽しいデートの後に別れ話をされるのは、相手としてもショックが大きいもの。
前もって「話したいことがある」と言っておいて、会ったらすぐに別れ話をするようにしましょう。
別れ話をするなら冷静さを保てる場所を選ぶべし
別れ話は、相手の立場に立って交渉することが大切です。
想像してみてください。もし自分が、大好きな人に別れを切り出されたら、どんな気持ちになるのか。そして、どんな状況だったら、その申し出を受け入れられやすくなるのか、を。
そう考えると、別れ話では感情的にならない方が良いと分かると思います。だからこそ、お互いが冷静さを保てる場所を選びましょうね。
(ひかり)
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