お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

在宅ワークが寂しいと感じたら。孤独感への対処法

多くのメリットがある一方で寂しさも感じやすい在宅ワーク。今回は、在宅ワークが寂しいと感じる理由と、寂しい気持ちへの対処法について解説します。

自宅にパソコンがあれば在宅ワークも容易にできる時代。企業側も在宅ワークを積極的に導入するようになりました。

自宅で仕事ができるのはメリットだらけのように感じますが、孤独感や寂しい気持ちを上手に消化できない人も多いようです。

そこで今回は、在宅ワークを寂しいと思う瞬間や対処法を解説します。

在宅ワークが寂しいと感じる理由

一体どんな瞬間に在宅ワークを寂しいと感じるものなのでしょうか。ここでは在宅ワークが寂しいと思う理由を詳しく解説します。

(1)ちょっとした雑談ができない

仲間とちょっとした雑談をすることで気分転換を図れていたのに、それができないため寂しさが増してしまうパターンです。

昨日のドラマやニュースの話題、家族の話題など、仕事の合間にしていた雑談が在宅ワークではどうしてもやりにくいと感じてしまいます。

出社していた時は雑談によって気持ちを切り替えられていたのに、1人での在宅ワークだと気持ちの切り替え方が分からなくなってしまうのです。

単身者の場合、ランチも1人なので会話が格段に減り寂しさは増す一方です。

(2)対面よりも意図が伝わりにくい

対面で話すよりも伝わらないことが増えてしまい、寂しさを感じるようになるケースもあります。在宅ワークだと打ち合わせはWeb会議もしくはチャットを使うので、対面よりも相手に理解してもらうのに時間を要する場合も。

「何で伝わらないんだろう」「自分の伝え方がいけないのか」とネガティブに考えてしまい寂しさが増す原因となるのです。

(3)聞きたいことをすぐに聞けない

誰かに頼りたい時にすぐに頼れないのも寂しさを感じる原因の1つ。ちょっとした質問がある時、社内にいれば聞いても良い雰囲気がどうか見て分かりますが、お互いに在宅ワークだと、いつ質問しても良いかタイミングが分からなくなってしまうことも。

「今忙しいのではないか」「休憩中だったら邪魔になってしまう」など相手の立場を考えすぎるあまり、自分のメンタルが削られてしまうのです。

(4)自分がいなくてもいいのではと感じる

在宅ワークになってもきちんと会社が回っていると、自分の価値が途端に低いものに見えてしまうことも。出社してバリバリ仕事をこなしていた人ほど、そのように感じてしまう傾向が強いです。

出社時に「あなたに任せておけば安心だね」といったように声を掛けてもらえると、自分の存在意義を認識できたのに、在宅だとそのような声掛けも自然と減ります。

自分の存在意義が分からなくなると同時に、人と対面で会話しないことで社会から置いていかれるという気分にもなってしまうのです。

寂しさを感じることで起こること

「寂しい」感情はネガティブなイメージ。在宅ワークに寂しい感情が湧いてしまうと、仕事やプライベートに弊害が起こってしまいます。

ここでは寂しいと感じることで起こる可能性のあることを2つ紹介します。

(1)仕事に集中できない

寂しい感情が高まるとモチベーションは一気に下がります。切磋琢磨してきた同僚や上司・先輩がいかにありがたい存在だったか身に染みるように。

寂しい気持ちを紛らわせるように仕事に集中できれば良いのですが、寂しい感情に慣れていない人はつい仕事もサボりがちとなり、影響が出てしまうのです。

(2)無駄な浪費をしてしまう

1人が寂しくて仕事がはかどらないことを理由に浪費してしまうパターンもあります。

「近所のカフェで仕事をしよう」「1時間だけ散歩に行こう」と外出した時に無駄な買い物をしてしまうのは、いわゆる「在宅あるある」の1つ。

カフェに行って一息ついたり、散歩がてら買い物したりすることで寂しい感情が薄まるため、次回以降もつい無駄な浪費をしてしまいがちに。

1回の金額は数百円程度でも、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、気がついたら「こんなに使ってしまった!」と後悔するはめになるかもしれません。

在宅ワークが寂しい時の対処法

在宅ワークでの寂しい感情をそのまま放置してもストレスがたまってしまいます。精神衛生上の観点からもたまったストレスは適度に解消することが大切。

ここでは在宅ワークを寂しいと感じた時の対処法を紹介します。

(1)適度に雑談する

仕事にしっかり集中するのは前提の上で、雑談も適度に交えながら寂しさを解消するのも1つの手段。チャットツールや音声ミーティングが行えるツールなどを利用して、適度に話をすることで気分転換ができますよ。

(2)オンライン飲み会を開く

業務終了後にオンライン飲み会を開催してコミュニケーションを図るのもよいでしょう。出社の必要がない在宅ワークでは飲み会もなかなか開催できませんが、オンラインであれば店の予約も不要で思い立ったらすぐに開催できます。

同僚と話をすることで、会社とつながっている感覚を味わうことができるでしょう。

(3)散歩に出る

外の空気を吸うだけでも十分リフレッシュに繋がります。買い物やカフェに寄ってしまって無駄な浪費をしてしまうかもと心配な場合は、携帯と小銭だけを持って出るようにすると良いでしょう。

ただし、この時間は離席することになるので休憩時間に行ったり、周りへ事前に連絡しておくと良いでしょう。

(4)テレビやラジオを付ける

静まった部屋での仕事は寂しさを感じやすいので、テレビやラジオの音で寂しさを解消させましょう。有線放送などの音楽を流しておくのもおすすめです。

ただし、寂しさが解消される代わりに集中力が途切れる場合も。好きな音楽を聞くというより、バックミュージックとして流しておくに留めるのが無難です。

(5)好きな飲み物を飲む

コーヒーや紅茶など、好きな飲み物を入れてリフレッシュを図りましょう。ホッと一息つくことで寂しさが紛れやすくなります。

在宅ワークだと、好きなタイミングで休憩を取れるのがメリットの1つ。こういったメリットを上手に活用して気分転換をしていきましょう。

(6)目の前の仕事に集中する

そもそも仕事中であると気持ちを切り替えて、まずは目の前の仕事を片付けるのも手段の1つ。作業に没頭することで寂しさを感じる余裕がなくなります。短時間で仕事も片付くので一石二鳥です。

(7)在宅ワークのメリットに目を向ける

「孤独」「寂しい」など、デメリットばかりではなくメリットにも目を向けましょう。1度寂しいと思ってしまうと「在宅ワークはもうやりたくない」とどんどんネガティブになってしまいます。

在宅ワークは本当につらいだけでしょうか? 満員電車に乗らなくて済む、メイクに時間を掛けなくても良い、好きなタイミングで休憩できるなどメリットがたくさんあるはず。

在宅ワークになって良かった点を自分の中で洗い出し、寂しい気持ちを取り払いましょう。

寂しい気持ちと上手に向き合おう

今回は在宅ワークで寂しいと感じる瞬間や対処法を具体的に紹介しました。在宅ワークをしていて寂しいと感じているのはあなただけではないかもしれません。

「もっと気軽に雑談しようよ」「オンライン飲み会でもしない?」「散歩に行くと気分転換になるよ」など、寂しさを解消できる方法を周りにも広めていきましょう。

上手に気分転換ができれば作業効率もアップし、周囲とのチームワークも格段にアップします。本記事で紹介した対処法の中からあなたに合う方法を試してみてくださいね。

(律)

※画像はイメージです

SHARE