好きな人に冷めたかも? 原因と気持ちの確かめ方
「好きな人に冷めたかも」と悩んでいるあなたへ、考えられる原因を紹介。気持ちは本当に冷めたのか、判断軸になるポイントを詳しく解説します。記事を読んで、ぜひ気持ちを確かめてみましょう。
とても好きな人がいたのに、なんだか急に冷めた……。あなたにも、そんな経験はありませんか。
好きな人がいるウキウキ感が消えてしまって喪失感を覚えたり、自分はなんて飽きっぽいんだと自己嫌悪に陥ったりしている人もいるのではないでしょうか。
自分の気持ちがいまいちハッキリせずに悩んでいる人もいるかもしれません。逆に、手応えを感じていた相手の態度が急に冷めたと感じ、戸惑っているケースもあるでしょうか。
今回は、好きな人に冷めてしまう原因や、冷めてしまった時に現れるサインを紹介します。併せて、どのように対処していけばいいのかを解説していきます。恋に冷めた・冷められてしまったとお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
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好きな人に冷める主な原因とは?
つい今しがたまで好きな相手だったのに、急に気持ちが冷めてしまうというのは、実はよくあること。
なぜ突然気持ちが冷めるのでしょうか。原因は、次のようなところにあります。
(1)自分の想像と相手の実像が異なっていた
自分が作り上げていた相手の像とのギャップに気づくと、一気に現実に引き戻されて恋が冷めることがあります。
相手の理想像を作り上げる行為は、恋愛に対する理想が高く、減点方式で相手を見てしまう人が経験しやすいと言えるでしょう。
相手は何も変わっていないのに、自分が押しつけた理想と実像のギャップを埋められず、勝手に冷めていってしまうパターンです。
(2)自分勝手な対応を取られた
相手が自分勝手で思いやりに欠ける人だと、振り回された結果、ふと我に返って恋が冷めることがあります。
自分勝手な対応とは、例えば次のようなことです。
・デートの予定を組む時に自分の要求ばかり通そうとする。
・人が話している時に度々話を被せてくる。
・何をしても許されると思っているかのように傍若無人に振る舞う。
・自分最優先な態度を取る。
(3)性格の悪さやモラルの低さが感じられた
相手の性格が悪いと気づいたり、モラルが低いと感じたりした場合には、好きな気持ちが急に冷めることがあります。
例えば、タバコのポイ捨てや店員への態度が悪い場面に遭遇すると、相手に幻滅してしまうかもしれません。
また、周りから同レベルだと思われたくないと感じることで、一緒にいるのが苦痛になる瞬間もあるでしょう。
(4)自慢話ばかりで相手の小ささを感じた
相手が自慢話ばかりする人だと、度量が小さく感じられ、急速に恋が冷める原因になります。
自慢話に対して、初めのうちは素直にすごいと思ったり、相手を褒めたりすることもあるかもしれません。しかし、徐々に好意の熱量が下がるとフィルターが取れていき、現実に気づいてしまうことも。
冷静になった瞬間、気持ちは消えていってしまいます。
(5)お金や地位目当てだと感じた
相手の目当てが自分のお金や地位にあり、自分のことが本当に好きなわけではないと気づいてしまうと、途端にどうでもよくなって気持ちが冷めていくことがあります。
例えば、デートで会計をする時に相手が財布を出す素振りを見せず、ありがとうすら言われなかったり、プレゼントをもらっても当たり前の態度を取られたりしたら、気分の良いものではありません。年収を根ほり葉ほり聞かれるのも不快なものです。
このように、お金や地位を目当てにされて恋が冷めるのは、男性に多い傾向があります。
(6)お金に細かすぎる一面を見てしまった
お金を大切にするのは良いことですが、あまりに細かすぎると、一気に好きな気持ちが冷めてしまう人もいます。
例えば、デートの時に1円単位まで割り勘にしたり、貸したお金は10円でもきっちり徴収しようとしたりすることについて、もう少しラフにやり取りしたいと思う人もいます。
お金に対する価値観は人それぞれ。今回は、細かすぎることを例にしましたが、大雑把な様子を見て、「自分とは合わない……」と気持ちが小さくなっていくパターンもあることでしょう。
(7)干渉や束縛が鬱陶しくなった
必要以上に干渉や束縛をされると鬱陶しくなり、好きな気持ちが冷めることがあります。
例えば、次のような場合には相手を鬱陶しく感じ、気持ちが離れてしまうかもしれません。
・同性の友達と出かけるだけなのに、相手をしつこく詮索してくる。
・異性のいる集まりへの参加を禁じられる。
・仕事中や夜中などこちらの都合を考えずにLINEやメールが頻繁に送られてきた挙句、返信が遅い時には責められる。
・親のように何かと世話を焼かれる。
(8)食事マナーの悪さが目についた
相手の食事のマナーが悪いと、他がどんなに良くても生理的に受けつけないと感じる人は多いようです。
相手がクチャクチャ音を立てながら食べたり、箸遣いが汚かったりしたところを目撃した瞬間、不快になって気持ちが冷めてしまうケースもありそうです。
(9)付き合う前から体の関係を迫られた
まだ付き合ってもいないうちからいきなりホテルに誘われると、相手に幻滅するという人は多いのではないでしょうか。
好きな気持ちが冷めてしまうどころか、一気に相手を嫌いになることすらあるでしょう。
女性は特に、無理やり体の関係を迫られると相手に対してネガティブな感情を抱きやすくなります。
あなたが冷めた背景には、このようなやり取りがあったのではないでしょうか。
(10)他の異性の存在を感じた・脈なしだと分かった
好きな人に他の異性の存在を感じ、脈なしだと分かった場合には、盛り上がっていた恋心がスッと冷めることがあります。報われない思いを続けて疲弊しないよう、どこかで心の防衛反応が働き、気持ちにセーブがかかるのかもしれません。
具体的には、次のような状況で気持ちが冷める可能性があります。
・相手に恋人や夫・妻がいることが分かった。
・相手が他の誰かを好きだと分かった。
・誰かれ構わず異性の気を引く態度を取っていることが分かった。
(11)待っているのに告白してくれなかった
時に、なかなか進まない恋愛に対して気持ちが冷めてしまうこともあります。待つことに疲れてしまい、恋を諦めてしまうのです。
特に、女性は相手からの告白を待つ傾向にあるので、このような経験をする可能性が高くなると言えるでしょう。
(12)両思いになった
中には、両思いになった瞬間に気持ちが冷めてしまうこともあるようです。
意識のあるなしに関わらず、恋の駆け引きや相手を追っているのが楽しかっただけという人もいます。そんな人は、相手の気持ちを手に入れたことで目的が達成されて満足し、相手のことがどうでもよくなるのです。
場合によっては、相手のことを気持ち悪いとすら感じてしまうことも。これは蛙化現象とも呼ばれ、自己評価の低い人に起こりやすいと言われています。
好きな人に冷めた時に現れる5つのサイン
中には、好きな人に対して本当に気持ちが冷めてしまったのかどうか、判断に迷っている人もいるかもしれません。
好きな人に冷めた時には、次のようなサインが現れやすいので、自分の気持ちを知る上での参考にしてくださいね。
(1)相手と目が合わなくなる
気持ちが冷めてしまった相手とは、なかなか目が合いづらくなります。
好きな人のことはつい目で追ってしまうので、目が合うことも多いものです。しかし、好きでなくなると相手を見なくなるため、目が合う確率が自然と低くなることでしょう。
(2)相手の嫌なところが目につく
好きな相手の欠点は、愛おしく感じることすらあるものです。しかし、気持ちが冷めた途端、今まで気にしていなかった相手の嫌な部分が目につくことがあります。
いったん嫌な部分が目につくと、相手に対する評価が下がり、どんどん欠点に気づいてしまうサイクルに陥るかもしれません。
(3)会話をしていても楽しくない
好きな人とはどんな話題でも盛り上がれるもの。しかし、気持ちが冷めるとウキウキ感がなくなるため、会話が楽しくなくなります。
ただし、好きな人と会話する緊張感から楽しく感じない場合もあるので、これだけで気持ちが冷めたと決めつけることはできません。他の項目と併せて総合的に判断しましょう。
(4)特に一緒にいたいとは思わなくなる
好意を持っている相手とはなるべく一緒にいたいものですが、気持ちが冷めると一緒にいたいとは思わなくなります。
気持ちが冷めることで、一緒にいるのが苦痛にすら感じられる場合があるかもしれません。
(5)相手に異性の影がちらついても気にならない
好きな人の周りにいる異性の存在は気になるものです。しかし、それが気にならなくなったのなら、既に気持ちが冷めてしまった可能性が高いと言えます。
本当に気持ちが冷めた場合には、相手に恋人ができたところを想像しても何とも思わなくなるはずです。
好きな人に対して「冷めたかも」と思った時にすべきこと
好きな人に対して気持ちが冷めた時には、虚しさを感じたり、場合によっては自己嫌悪に陥ったりすることもあるかもしれません。
相手への恋心が消えかけた時には、どのように対応すればいいのでしょうか? 気持ちの確かめ方について、対処法を紹介します。
(1)なぜ気持ちが冷めたのかを冷静に分析する
まずは、なぜ相手に対する自分の気持ちが冷めたのかを冷静に分析することが重要です。
気持ちが冷めた理由が明確なら、そこがどうしても譲れないポイントなのかどうかで、相手を諦めるべきかを決められます。
既に相手のことを忘れようと思っている場合でも、前に進んで次の恋愛につなげるためには、ここでいったん気持ちの整理をしておくことをおすすめします。
(2)完璧な人などいないことを念頭に置く
相手も同じ人間です。常に完璧ではいられないことを念頭に置きましょう。
心身のコンディションが悪い場合など、周囲の人への対応がつい雑になってしまうことは誰しもあるものです。
デート中にそっけない態度を取られた時や、LINEでの連絡が途絶えた場合、もしかしたら相手は仕事のトラブルを抱えていたり、ほとんど寝ていなかったりしたのかもしれません。
相手から気に食わない態度を取られて気持ちが冷めた場合には、相手にも何か事情があった可能性がないか、思いを巡らせてみましょう。
(3)好きになった時の気持ちを思い出す
初心に帰り、相手を好きになった時の気持ちを思い出してみましょう。
もしかすると、勝手な理想の恋人像を重ねていただけで、本当の相手を見られていなかったのかもしれません。
相手の真実の姿を見つめた時、好きな気持ちが湧くかどうか、自分の心を見つめ直してみてください。
(4)自分に悪いところがなかったか考えてみる
自分の対応に悪い部分がなかったか、一度冷静に振り返ってみましょう。
あなたの態度や言動に問題があった場合、それに合わせて相手の対応が悪くなり、今度はあなたがそれを気に食わなく感じるという悪循環に陥っている可能性があります。
例えば、相手にご馳走してもらったのに、あなたが感謝の気持ちをきちんと伝えなかったとしましょう。すると、相手はその態度を不満に思ってデートに気乗りしなくなり、あなたに対する対応がぞんざいになる可能性もあります。
そんな相手を見て、今度はあなたの気持ちが冷めてしまうかもしれません。
自分の対応を振り返ってみた結果、思い当たることがあり、まだ相手に気持ちがあるのであれば、態度や言動を改善してみるのもいいでしょう。
(5)相手の良いところに目を向けてみる
相手の良い部分に目を向けてみるのも大切です。気持ちが冷めてくると、悪いところにばかり目が行き、嫌な気分になるものです。
いったんそれを忘れて、相手の良い部分を思い出したり、新たに発見したりする努力をしてみてください。
相手の欠点が目につく負の連鎖が止まり、気持ちが変化するかもしれません。
(6)いったん距離を置く
なかなか気持ちの整理がつかないようであれば、いったん相手と距離を置いてみましょう。
距離を置けば、相手のことが自然と忘れられるようになるかもしれません。
具体的には、2人で会わないようにしたり、LINEのやり取りをストップしたりすることです。
ただし、職場や学校が同じ場合には、無理やり接点を絶とうとすると不自然になり、仕事や学業にも支障が出ます。そんな時には、普段のやり取りは他の人と同様に接した上で、必要以上に関わらないというスタンスを取るのがいいでしょう。
相手と距離を取り、俯瞰して状況を見つめ直すことで、今まで気づかなかったことが見えてくる可能性もあります。
相手を好きになったきっかけは、もしかしたら友人の結婚などで恋に焦った結果ではないですか? 誰でも良いから恋がしたいというノリの恋愛だった場合には、相手のことは忘れてしまうのが賢明かもしれません。
(7)恋愛以外のことに集中する
気持ちの整理をつけるには、仕事や趣味といった恋愛以外のことに集中するのも良い方法です。視野が広がり気分が変わることが、大きくプラスに働くこともあります。
相手に未練があっても、別のことに頭を使えば気持ちがリセットされ、ネガティブ沼から解放されるかもしれません。
(8)執着を捨てて新たな恋を探す
長い間相手を好きだった人には難しいことかもしれませんが、相手への執着を捨てて新たな恋を探してみましょう。
相手に恋愛していた時間が無駄になるように思えて、つい執着心が芽生えてしまうかもしれません。しかし、いつまでも割り切らずにいると次の恋愛ができなくなり、さらなる時間の無駄になってしまいます。
好きな人が冷たいと感じた時の対処法
自分の気持ちは冷めていなくても、相手が最近冷たい気がして悩んでいる人もいるかもしれません。
好きな人が自分に冷めてしまった時には、どうするべきでしょうか。最後に、その対処法を紹介します。
(1)相手が冷たくなった原因を分析する
なぜ相手の気持ちが冷めてしまったのかを、冷静に分析しましょう。
理由が分からないことに対しては、対策を立てにくいものです。まずは、相手が冷たくなった前後のことをよく思い返してみましょう。
自分が直接何かをしてしまった場合以外にも、相手の個人的な理由から冷たくなった可能性もあります。
(2)共通の友人に相談する
自分と相手に共通の友人がいたら、その人に相談してみましょう。
相手の近況を知れば、冷たくなった理由の判断材料が増え、対策を練ることができます。
例えば、相手が仕事で忙しいことを教えてもらえた場合には、しばらく遠くから見守るなどの対策が立てられます。
共通の友人には、相手に片思いしているなどの事情を話す必要はありません。「最近元気がないみたいだけど、何かあったか知らない?」という具合に、さりげなく好きな人についての話題を振ってみましょう。
(3)今までと変わらない対応を続ける
相手には、今までと変わらない態度で接しましょう。
相手の対応が冷たくなったからといって、急にしつこくつきまとったり、気を引くような行動を取ったりするのは、逆効果になる可能性が高いです。
相手から鬱陶しいと思われ、完全に心が離れてしまうかもしれません。よく観察しながら、なるべくいつも通りに接しましょう。
(4)あえて引いてみる
冷たい態度を取るようになった相手からは、あえて引いてみるのも手です。
人は追いかけられると逃げたくなることも多いもの。あえて引くことで相手が危機感を持ち、向こうからを追いかけてくれるようになるかもしれません。
ただし、距離の置き方によっては関係が終わってしまう可能性もあります。さじ加減を見極めつつ、絶妙なバランスを目指しましょう。
「好きな人に冷めた」というのはよくあること!
今回は、好きな人に対して気持ちが冷めてしまう原因やサイン、相手の心が離れてしまった時の対処法などを紹介しました。
好きな人に冷めてしまうのはよくあることで、一瞬で気持ちが冷めるケースも決して珍しくはありません。必要以上に自分や相手を責めたり、執着しすぎたりしても、何も得られないばかりか、精神的ダメージを積み重ねてしまうだけです。
ネガティブな感情から脱却して次の恋愛につなげるためには、まずは広い視点をもち、うまくいかなかった原因を冷静に分析することが重要です。
その上で前を向きましょう。進んだ先には、もっともっと素晴らしい恋愛が待っているかもしれませんよ。
(シシィ)
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