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「とりあえずお疲れ」とは? 意味と元ネタを解説

aoi okamoto

「とりあえずお疲れ」は、相手をねぎらう意味で使われることが多い言葉。ですが、実は不倫や浮気を連想させる言葉だったともいわれており、使う時には少し注意が必要。「とりあえずお疲れ」の意味や使い方、注意点を紹介します。

「とりあえずお疲れ」という言葉を聞いたことがありますか?

「仕事疲れたね、とりあえずお疲れ~」といったように軽い感じで使えそうなニュアンスを含んでいる言葉ですが、捉え方によってはネガティブな意味に聞こえる場合も。

今回は、「とりあえずお疲れ」というネットスラングが有名になった由来や大元のネタを紹介します。

「とりあえずお疲れ」とは

「とりあえずお疲れ」というフレーズを聞いたことがありますか? 単語だけを聞くと相手を気遣ったりねぎらったりする表現に聞こえますが、実は少しセンシティブな意味も含まれています。

まずは、「とりあえずお疲れ」の意味と由来を見ていきましょう。

「とりあえずお疲れ」の意味

「とりあえずお疲れ」は、単語を見ると、「お疲れ」が含まれているので基本的には相手をねぎらう意味で使われます。

「とりあえずお疲れ様」というように「とりあえず」、つまりいったんはお疲れ様というニュアンスが含まれています。

よく学生などの若い世代の間で使われていることもあり、SNSなどのネット上で使われる機会が多くなってきています。

「とりあえずお疲れ」の元ネタは?

「とりあえずお疲れ」の由来は、あるスポーツ選手の発言が元ネタになっているのではといわれています。

とあるスポーツ選手が、奥さんの出産に立ち会った時の出来事です。

奥さんは無事に赤ちゃんを出産したのですが、生まれてきた赤ちゃんの肌の色を見て、自分との間にできた子どもではないと気づいてしまったのです。

そのスポーツ選手は生まれた赤ちゃんを見て唖然としていたようですが、その時に思わず発した言葉が「とりあえずお疲れ」だったといわれています。

このような元ネタから、「とりあえずお疲れ」は不倫や浮気に関する話題の時に使われるようになったのではと考えられます。

とはいえ、このスポーツ選手の「とりあえずお疲れ」という発言に関しては明確な証拠がなく、うわさ話にすぎません。いわゆる都市伝説的な意味で現在もネットなどに情報が拡散しています。

「とりあえずお疲れ」はどのように使われている?

「とりあえずお疲れ」はどのような場面で使われているのでしょうか。

「とりあえずお疲れ」には大きく分けて、相手をねぎらう意味と不倫や浮気を連想させる意味の2種類があります。1つずつ意味別に分けて見ていきましょう。

相手をねぎらう意味

冒頭にもご紹介した通り、「とりあえずお疲れ」には相手をねぎらう意味があります。

ただ単に「お疲れ様」ということを伝えるのではなく「いったんはお疲れ様、よしここからもうひと踏ん張り頑張ろう」というニュアンスが含まれています。

最近では特に若い世代の間で使われることが多くなり、軽いノリや簡単な励まし言葉として用いられるようになりました。

例えば「今日のテスト全然ダメだったわ~最悪!」「今日の問題難しかったよね。とりあえずお疲れ」などの会話内で使われます。

ですので、「とりあえずお疲れ」は相手をねぎらうことにプラスしてその後の行動への励ましの意味もあるので、何かを一緒に取り組んだり頑張ったりする時に使われるフレーズです。

不倫などのネタで使われる意味

もう1つの意味が不倫や浮気に関連しての事象で使われるケースです。

「彼女に浮気されてるかもしれないんだよ」「うそだろ! とりあえずお疲れ」のように使われている場合もあります。

相手をねぎらう意味で使っているつもりでも、元ネタ由来の意味を知っている人からすると良い気持ちはしません。

このように、不倫や浮気に関する話題の時に「とりあえずお疲れ」が使われることもありますが、基本的にこの場合は使用を避けた方が良いでしょう。

「とりあえずお疲れ」を使う時の注意点

「とりあえずお疲れ」という表現は、物事を軽く捉えていて、簡単なノリの延長線上で出てくる言葉だと感じている方も多く、真剣な話題に関しては「とりあえずお疲れ」は適していません。

親しい友人同士ならもちろん問題はないですが、使用する際は時と場合を考えなければ相手を不愉快な気分にしてしまうことを理解しましょう。

特に、元ネタ由来の不倫や浮気の会話の中では注意が必要です。

最近では元ネタ由来の意味を知っている人が少なく、ケースとしては多くはないかもしれませんが、浮気や不倫の疑惑があったり逆に被害者だったりする相手に対して「とりあえずお疲れ」というフレーズを使うのは避けた方が良いでしょう。

今では元ネタの意味の方が少数派

元ネタでは不倫関係で使われることが多かった「とりあえずお疲れ」ですが、現代では逆にその大元のネタの意味を知らない人がほとんどではないでしょうか。

ですので深い意味ではなくあいさつ程度に「とりあえずお疲れ」は、若者を中心に軽い会話の中で日常的に使われています。

あまり深く考えすぎず、一部「不倫」を連想させる言葉であることだけは頭に入れておいてくださいね。

(aoi okamoto)

※画像はイメージです

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