「ゲスパー」とは? 意味や使い方・元ネタを解説【例文付】
「ゲスパー」とはどういう意味の言葉なのか知っていますか? 今回は、「ゲスパー」の意味と使い方を例文つきで解説します。ネットスラング、若者言葉に詳しくなりたい人はぜひ参考にしてくださいね。
インターネット掲示板やSNSなどで頻繁に見かける「ゲスパー」。
「聞いたことはあるが、どういう意味の言葉なのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ゲスパー」の意味や使い方について解説します。
具体的な例文も紹介するので、「自然に使いこなせるようになりたい」「知ったかぶりをして恥をかきたくない」という人はぜひチェックしてみてください。
「ゲスパー」とは?
「ゲスパー」にはどのような意味があるのか、字面からは想像しにくいですよね。
また、由来についても気になるところです。まずは、「ゲスパー」の意味と語源を見ていきましょう。
「ゲスパー」の意味
「ゲスパー」とは、「下衆な推測」「卑しい邪推」という意味。また、そのような下衆な推測をする人を指す言葉です。「下衆パー」や「下種パー」と表記される場合もあります。
たとえ相手の発言、行動が善意によるものだとしても、素直に受け止めず、「何か裏があるのでは」と勘ぐってしまうことを、「ゲスパー」といいます。
「ゲスパー」の語源
「ゲスパー」の語源は、「下衆」と「エスパー」という2つの単語です。
「下衆」は「心が卑しいこと」、「エスパー」は「超能力」を意味する言葉。
この2つの単語を組み合わせた結果、「ゲスパー」は「卑しい心を持って勘ぐること」という意味で使われるようになったといわれています。
「ゲスパー」はどう使う?(例文つき)
では「ゲスパー」はいつ、どのように使うことができるのでしょうか。
ここからは、「ゲスパー」の使い方を例文つきで紹介します。
「ゲスパー」の使い方
「ゲスパー」は、他人に対してだけでなく、自分自身に対して使うこともあります。
他人の言動を対象とする場合はその発言や行動を蔑む意味になり、自分に対して使う場合は自虐の意味を持ちます。
また、「ゲスパーする」や「あの人はゲスパーだ」といった言い回しもできます。それでは具体的な例文を見ていきましょう。
例文
・普段関わりのない人から急に連絡が来たら、何か頼みごとをされるのではといつもゲスパーしてしまう。
・前に付き合ってた人がかなりのゲスパーだったから、今の恋愛がより一層幸せに感じる。
「ゲスパー」の類義語
「ゲスパー」の類義語には、「疑念」が相当するといわれています。
「疑念」とは、物事が事実かどうか疑うこと、怪しむことを意味する言葉。素直に受け止めず邪推してしまうことを意味する「ゲスパー」と似たニュアンスを持ちます。
若者言葉に詳しくない人との会話で「ゲスパー」を使うと、話の意図が伝わらない可能性があるので、その場合は「疑念」に言い換えてみましょう。
ボキャブラリーを増やそう
どんどん増えていく若者言葉を全て覚えるのは大変なこと。しかし、少しでも知っている単語が増えれば、表現の幅が広がるはずです。
友人、知人との会話はもちろん、オンラインでのコミュニケーションもより一層楽しめるようになるでしょう。
ぜひ「ゲスパー」をはじめとして、少しずつでも覚えてみてくださいね。
(上色ゆるり)
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