「親フラ」とはどんな言葉? 意味や注意点を解説
個人でもライブ配信する機会が増えたからこそ、見かけることが増えた「親フラ」。どういう意味なのか分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、若者言葉に詳しいライター・kiraraさんが、「親フラ」の意味や使い方を解説します。
ライブ配信などで目にする「親フラ」という言葉。
意味を理解していないと、「親フラ」で盛り上がっている状況に首を傾げてしまうことでしょう。
そこでこの記事では、「親フラ」の意味や注意点などを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「親フラ」の意味と使い方(例文付き)
「親フラ」とは、「親」と「フラグ」という2つの言葉からできており、それぞれの意味を理解することが必要。
そこで、「親フラ」の理解を深めるために、いくつかのポイントから解説していきます。
「フラグ」の意味は「何かが起こる予兆」
「親フラ」をきちんと理解するために覚えておきたいのが、「フラグ」の意味。
「フラグ」とは、「何かが起こる予兆」という意味を表し、物語の中でお決まりのセリフや行動などを指して「○○フラグ」のような使い方をします。
また、「フラグが立った」といった表現をする場合、「この先に何が起こるかを察知した」のような意味を表します。
例文
・このセリフを言ったから、このキャラクターには死亡フラグが立った。
・フラグを回避するために、分かりやすいセリフは使わない。
「親フラ」は「親が来る予感」を表す言葉
「親フラ」とは、「親」と「フラグ」を合わせた言葉で、「親が来るフラグ」といった意味として使われています。
さらに、自分の部屋で何かをしている時に急に親が入ってくることを「親フラ」と表すことも。
そのため、「親フラ」はプラスの意味で使われることは少なく、悪い意味として使われるのが一般的です。
例文
・実況しながら机をバンバン叩いたことで、親フラが立ってしまった。
・盛り上がってきたタイミングでの親フラは勘弁してほしい。
生放送やライブ配信の時に使われる
「親フラ」は、主に動画サイトで生放送やライブ配信をしている場合に、「配信画面や配信中の部屋に親が入って来てしまう予兆」のような意味合いで使われます。
「親フラ」がよく使われるのは、配信者が大きな声で叫んだ時、床や壁をドンドンと殴ったりした時などに、親が気になって部屋に様子を見に来たり、声を掛けているところをマイクが拾ってしまったりする場面。
また、実際に親が入って来た場合には「親フラを回収した」のように使われ、配信者に同情する視聴者も少なくありません。
気をつけたい「親フラ」の注意点
「親フラ」は珍しくない状況である一方、今後の配信などに大きな影響を与えてしまうことがあります。
そこで、「親フラ」を起こすことの注意点をまとめて解説していきますね。
顔出しの危険性が高くなる
「親フラ」は、突発的に起こるハプニングを指しており、実際に親が来てしまってもライブ配信をすぐに止めることはできません。
そのため、親の姿や隠していた配信者の顔が、そのまま放送されてしまうことがあります。
急な出来事だからこそすぐに対応できず、想定外の顔出しのリスクが高くなってしまうのです。
個人情報がバレてしまいかねない
積極的に顔出しをしていない配信者は、自分の個人情報がバレないように工夫しているからこそ、あえて顔を隠しています。
つまり、「親フラ」によって思わぬ形で顔出しをした結果、配信者が隠していた個人情報が流出してしまう可能性があるのです。
特に、親の言葉から配信者の本名や居住地がバレてしまい、個人の特定につながってしまうことも。
世界中の人に向けた生配信だからこそ、「親フラ」による個人情報の流出には気をつけましょう。
配信を継続できなくなる
「親フラ」による影響で考えなければいけないのは、配信を継続できなくなることです。
配信が続けられなくなる理由には、個人情報の流出やそれに伴う嫌がらせだけではなく、親が見ているかもしれないという気持ちも挙げられます。
つまり、親に配信していることをバレてしまったこと自体が、今まで通りのノリや雰囲気づくりに悪影響を与え、モチベーションや楽しさを低下させてしまいかねないのです。
親に内緒で配信している人ほど、こうした心理的な要素は強く表れやすく、見ている側にも「いつもと違うな」と思われてしまいます。
個人情報流出などの実害がない場合でも、配信へ与える影響は大きいため、「親フラ」を立てないことが何よりも大切でしょう。
「親フラ」を立てないように十分気をつけよう!
「親フラ」は、個人情報がバレてしまうリスクを抱え込んだ、ライブ配信などをする人にとっては重大な言葉です。
しかし、大きな音や声を出すなど、親が気になって部屋を訪れてしまうような行動を無意識にしているがために、「親フラ」が立ってしまうケースもあります。
そのため、「親フラ」を立てないように、配信時の自分の行動を見つめ直し、家族が心配するようなことをしないように気をつけましょう。
(kirara)
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