「イケボ」ってどういう意味? 使い方や出し方を解説
ここ数年見かけることが増えた言葉、「イケボ」。なんとなく意味を知っているつもりでも、間違えて理解していないか心配している人も多いのでは? 今回は、若者言葉に詳しいライター・kiraraさんが、「イケボ」の意味や類語などを紹介します。
「イケボ」は、SNSなどで見かけることが多くなった言葉である一方、きちんとした意味が分からないという人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、意味やよく使われているシーンなど、「イケボ」について複数の視点から解説していくので、この機会にしっかり理解を深めましょう。
「イケボ」の意味と使用シーン
さまざまなメディアで使われるようになった「イケボ」ですが、いまいち意味が分かっていない人も多いですよね。
そこで、言葉の理解を深めるために、まずは「イケボ」の意味や使う場所などを解説していきます。
「格好良い声」を表す言葉
「イケボ」は、「イケメンボイス」「イケてるボイス」の略称で「格好良い声」を表す時に使われます。
聞いているだけでときめくような魅力的な「イケボ」は、女性を中心に多くの人から人気を集めています。
ただ、「イケボ」は声が格好良いことを指しており、「イケメンのボイス」のように、顔が格好良い人の声という意味ではない点に注意しましょう。
歌手や声優に対して使われる
「イケボ」が主に使われているのは、声優や歌手など、声でさまざまな世界観や役柄を表現する人々に対してです。
特に、声優はキャラクターのセリフや言い方などから魅力的に感じやすく、「イケボ声優」といった表現で紹介されることも。
近年ではアニメ人気の上昇に合わせて、声優一人一人の声に焦点が当てられる機会も増えていることから、「イケボ」の価値や興味がより高まっているのかもしれませんね。
性別に関係なく使用できる
「イケボ」は「イケメンボイス」の略称であることから、基本的には男性に対して使われます。
「イケボ」の定義に決まりはなく、渋めでダンディな声のような格好良さだけでなく、艶のある声や爽やかな声など、さまざまなタイプが当てはまります。
さらに、力強い歌い方や男役の声など、女性の声に対しても「イケボ」を用いて称賛することも珍しくありません。
また、SNSなどで人気の「イケボで聞きたいセリフ」のように、特定の声を対象にせずに「イケボ」と表すことで、「イケボ」を「自分好みの声」と読むことも可能。
「イケボ」という表現だけでは適格に声質を表わせないので、「魅力のある声」に対して「イケボ」を使うのが良いでしょう。
「イケボ」に関連した言葉とは? 類語と対義語
「イケボ」のように、声に関連した言葉は他にもあります。
そこで、「イケボ」と一緒に覚えておきたい、類語や対義語を解説していきますね。
「カワボ」
「イケボ」の類語である「カワボ」は、「かわいいボイス」の略称で、かわいらしい女性の声を称賛する際に用いられます。
「カワボ」の対象や定義は「イケボ」のように幅広い一方、大人っぽい女性の声にはあまり使われないのが特徴です。
「デスボ」
「イケボ」の対義語として分類できるのが、「デスボイス」の略称である「デスボ」です。「しゃがれた声」や「ダミ声」などが当てはまります
デスメタルなどハードコア系音楽の発声方法でもあり、あえてシャウトしたりかすれた声を出したりすることで、音楽を魅力的に表現することも。
そのため、「イケボ」の対義語ではあるものの、「デスボ」も魅力的な声であり、優劣をつけることはできません。
「イケボ」になるためのポイント
「イケボ」に憧れる人の中には、自分の声を格好良くしたいと願う人もいますよね。
「イケボ」の出し方の基本的なポイントは、お腹から声を出す「腹式呼吸」と、声を胸に響かせる「チェストボイス」をマスターすること。
特に、腹式呼吸をマスターすると発声が良くなるため、相手が聞き取りやすいハッキリとした声を出せるようになり、普段の会話にも良い影響をもたらしますよ。
また、女性が「イケボ」を目指す時には、格好良い声の音程などをまねすることから始めるのが効果的。
基本の技術と声まねを組み合わせて、格好良い「イケボ」を目指してみましょう。
その人が持つ個性を褒めてみよう!
「イケボ」は声の格好良さを表す言葉で、その人の魅力を褒める時などに使用します。
特に、声は一人一人特徴があるため、「イケボ」だと言われたら他のことを褒められるよりうれしく感じてしまうかも。
その人だけが持つ魅力を表現できるので、自分の琴線に触れる声に出会ったら「イケボだね」と伝えてみては?
(kirara)
関連する診断もあわせてチェック!
※画像はイメージです