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天邪鬼(あまのじゃく)な人の特徴6つ。素直になれない原因と直し方を解説

丸山りさ(まる)

あなたの周りにあまのじゃくな人はいますか? また、あなた自身があまのじゃくな性格を直したいと思っているかもしれませんね。今回は、ライターのまるさんがあまのじゃくな人の特徴や恋愛傾向を解説します。

天邪鬼(あまのじゃく)とは、ひねくれた性格の人を指す言葉です。人の意見と反対のことを言うなど、故意に自分の本心とは違うことを言ってしまう人を表しています。

この記事ではあまのじゃくと呼ばれる人の性格や直し方、恋愛傾向などを解説! 自分のことをあまのじゃくだと思う人や、身の回りにそんな人がいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

天邪鬼(あまのじゃく)とは

そもそも、あまのじゃくという言葉はどこから来ているのでしょうか。まずは、言葉の意味と由来を紹介します。

天邪鬼(あまのじゃく)の意味

あまのじゃくという言葉には、素直ではない・ひねくれ者・多数派の考えや言動に逆らう行動をするといった意味があります。

あまのじゃくな人とは、「ダメ」と言われたことをやってしまう、逆に「やって」と言われたことはやらない……など、素直に相手の考えや指示に従えない人を指します。

しかし、あまのじゃくだからといって悪い部分ばかりではありません。人がしたがらないようなことや、「できない」と言うようなことも、したくなってしまうため、周りから感謝されることだってあるでしょう。

天邪鬼(あまのじゃく)の由来

どうして「あまのじゃく」と呼ばれるようになったのか、由来にはいくつか説があります。

日本古来のあまのじゃくは、古事記に出てくる「天探女(アメノサグメ)」が由来だとされています。古事記では悪役と呼ぶにふさわしい役割をする「天探女」。しかし本来は巫女が神格化された存在だったそうです。

古事記の中に書かれている「天探女」が起こした事柄から、「天の邪魔をする鬼」=「天邪鬼」となったそう。

他にも、江戸時代の百科事典では、日本神話の神である「スサノオ」が吐き出した体内の荒々しい性質が「天逆毎(アマノザコ)」という女神になり、これが天邪鬼の祖先とされているという説もあります。

また仏教では、人間の煩悩の象徴である悪鬼がおり、これの名前が「海若」であることから、訓読みで「あまのじゃく」と言われるようになったとも。

日本各地でさまざまな説がありますが、有名なのは「古事記」の説ではないでしょうか。

あなたは大丈夫? あまのじゃくな人の特徴

あまのじゃくな人は、自分があまのじゃくであることに自覚がない場合も多いです。「これが普通」だと思ってしまっていると、直すことも難しくなりますし、いつまでたっても健全な人間関係を築くのは難しいままでしょう。

そこでまずは、あまのじゃくな人の特徴をいくつか紹介するので、自分が当てはまるかどうかを確認してみましょう。当てはまる項目が多ければ多いほど、「あまのじゃく度」は高めです。

(1)人の失敗に目が行きやすい

人間には好き嫌いがあります。好きな人がおっちょこちょいなことをしても「かわいい」と思えますが、嫌いな人が同じことをすれば「何やってんの!」と揚げ足を取りたくなることがありませんか?

あまのじゃくな人は、たとえ好きな人であっても、人の失敗や欠点に目がいきやすいという特徴があります。人の欠点をポジティブに考えてあげられているか、一度考えてみましょう。

(2)素直に褒められない

他人の意見や選択に共感しても、素直に認められないということはありませんか? あまのじゃくな人は自己顕示欲が強いため、人を褒めることも苦手な傾向にあります。

相手に共感しているのにも関わらず、つい否定から入ってしまう、素直に「それ良いね」と言えない……という人は、かなりの天邪鬼ですね。

(3)人の幸せを喜べない

不特定多数の人の幸せを一緒に喜べる人なんて、そういません。しかし、近しい人の幸せを喜べないようなら、あなたはあまのじゃくかも。

「自分が幸せになりたい」という気持ちが強いせいで、人の幸せを素直に受け入れられなくなっているのかもしれません。

(4)疑い深い

他人の話をなかなか信用できず、「本当に……?」とすぐに疑ってしまう人も、あまのじゃくな性格といえます。

また、あまのじゃくな人の特徴として「3D(でも・だって・だけど)」を使いがちでもあります。こんな言葉をよく使う人は、あまのじゃくの可能性が高いですよ。

(5)はっきりとしない返答をする

会話の中で「うーん」「そっか~」というような含みのある返答をして、人の気を引くことはないでしょうか。誰かに「どうしたの?」と積極的に聞かれたいという深層心理から、このような返事が癖になっていることも。

相手からすれば、聞く前に思っていることは話してほしいはず。このような会話ばかりだと、話すことさえ避けられる可能性もあるので気をつけましょう。

(6)自分の考えと逆のことを言ってしまう

うれしいのにうれしくないフリをしてしまったり、好きなのに好きじゃないフリをしてしまったり……。こんな風に、自分の考えと逆のことを言ってしまいがちな人も要注意。

「そういった言動がしょっちゅう」なんて人は、立派なあまのじゃくかもしれません。

天邪鬼(あまのじゃく)な人の心理

あまのじゃくな性格の人は、人間関係を築く上で損をすることも多そうですよね。

あまのじゃくな人は一体どういう考えから、ひねくれた言動をしてしまうのでしょうか。

(1)不器用で感情を伝えるのが下手

あまのじゃくな人は、素直に自分の感情を伝えるのが苦手です。「楽しい」や「うれしい」といったポジティブな感情でも、うまく表現できない場合もあるでしょう。

とはいえ、必ずしもそれを良しと思っているわけではありません。素直に感情を表現できない自分に自己嫌悪を覚える人も多いようです。

(2)自己顕示欲が強い

多数派に反発して少数派の立場をとってしまうのは、「人とは違う自分を見せたい」「注目を得たい」という自己顕示欲の強さの表れかもしれません。

「構ってほしい」「注目されたい」という感情から、あまのじゃくな言動を繰り返している人も多いでしょう。

(3)自信がない

自己顕示欲が強いのは、自信がないせいでもあります。わざと反対意見を言ったり、人を振り回したりなど、相手を試すような言動をすることもあるでしょう。

こうした行動がさらに他人から反感を買い、あまのじゃく度が増しているのかもしれません。

(4)人を信用できない

あまのじゃくな性格は、生まれ持ったものではないことがほとんどだと思います。過去に他人に傷つけられた経験や、思い出したくないようなつらいことがあったのかもしれません。

こうしたことから人を信用できなくなり、自分の本心を隠すようなことを言ってしまうのではないでしょうか。

(5)プライドが高い

あまのじゃくな人は、「自分はこうありたい」「周りからこう思われたい」という思いが強い傾向にあります。

周りの人と意見がぶつかっても、堂々と反対意見を言える強さがあります。しかし、言い方を選ばないため、「わがまま」と周りから一蹴されることも多いでしょう。

参考記事はこちら▼

あなたはひねくれた性格? 「あまのじゃく度」を診断でチェックしてみましょう。

天邪鬼(あまのじゃく)な人の恋愛傾向

あまのじゃくな人は、恋愛においてもひねくれた言動をしがち。「普段はあまのじゃくだけど、恋人の前では素直」なんて人はほとんどいないでしょう。

あまのじゃくな人の恋愛傾向を見ていきましょう。

(1)好きな人ほど避ける

あまのじゃくな人は、自分の素直な感情や気持ちを他人に知られることを嫌がります。そのため、好きな人ができても、あえてその人を避けてしまうことも多いでしょう。わざと素っ気ない態度を取って、好意が相手に伝わらないようにすることも。

これは、あまのじゃくな人の「傷つきたくない」「構ってほしい」という気持ちから来る行動といえます。

わざわざ自分から好きな人に近づいて、冷たい態度を取るといった、相手からすればよく分からない行動も多々見られますね。

(2)自分からは連絡しない

心の底では、「仲良くなりたい」「気持ちに気づいてほしい」と思っていることも多いあまのじゃくな人。

しかし、好意を素直に伝えられないため、自分から積極的に連絡をすることは少ないでしょう。あえて好意を感じさせないようにふるまう傾向にあります。

(4)自分から愛情表現をしない

あまのじゃくな人は、好きな人に対しても自分から積極的に愛情表現はしません。本人はしているつもりでいることも多いですが、分かりにくい場合も多いでしょう。

ただ、恋人からの愛情表現は嫌がらない人が多いため、あまのじゃくな人と付き合う場合は、自分から積極的に愛情表現をし、それを受け入れてもらう形が良いのではないでしょうか。

(5)嫉妬させるようなことをする

自分からは愛情表現をできないあまのじゃくな人ですが、相手の愛情を試すために、わざと相手の嫉妬心をあおる言動をすることも。

相手が嫉妬してくれたら、「自分は愛されている」と安心し、そうでなければ傷つくのです。友人や恋人を試すような言動が癖になってしまっているのかもしれません。

天邪鬼(あまのじゃく)な性格の直し方

あまのじゃくな人も、心の底では素直な人を羨ましく思っているはず。あまのじゃくな性格を直して、素直な気持ちで他人と接することができるようになりましょう!

(1)自分があまのじゃくな性格だと認める

あまのじゃくな性格を自覚している人はほとんどいません。なぜなら、あまのじゃくを自覚していたら直す努力をするからです。あまのじゃくな言動をする人は、「自分は素直でない」とは思っていても「あまのじゃく」の自覚はないでしょう。

まずは、自分があまのじゃくであることを認めましょう。認めないことには具体的に直す方法も分からないままです。

(2)否定的な言葉を使わない

人とうまく付き合う方法として、否定的な言葉を使わないことは大切です。否定的な言葉を使わないだけで、人との会話も楽しくなりますし、自分自身の気持ちも明るくなります。

まずは「嫌い」を「好きじゃない」「苦手」といった柔らかい言葉に言い換えるなど、否定的な言葉を使わないように意識してみましょう。

(3)相手の視点で物事を考える

自分を否定してくる人のことを受け入れようとはあまり思いませんよね? 自分を認めてほしければ、まずは相手を認めるのが正しい方法です。

自分のことばかりでなく、相手がどう思うかを考えてみましょう。相手の視点で物事を考える癖をつけることで、少しずつ相手を認められるようになるかもしれません。

(4)人を信じる

あまのじゃくな人の場合、「何でも1人でできるから大丈夫」と意地を張りがち。しかし、本当は寂しいはずです。1人が寂しいと感じるのは当然の感情ですから、恥ずかしいことではありません。

誰かれ構わず信用するのは危険ですが、友人や恋人など、信頼できる人を1人でも良いので見つけましょう。人との向き合い方をその人に学ばせてもらうのです。

(5)好かれている人の真似をする

なかなか素直になれないと自覚している場合、素直な人に対して「羨ましい」という感情を抱くでしょう。素直な人は、やはり好かれることも多いため、そう思ってしまうのも不思議ではありません。

他人の羨ましいと思う部分をまねしてみるのも、あまのじゃくな性格を直すためには効果的です。最初はプライドが邪魔をするかもしれません。しかし、好かれる人の特徴を取り入れることができれば、自然とその振る舞いが似合う人になれるはずです。

天邪鬼(あまのじゃく)な人との付き合い方

周囲にあまのじゃくな人がいて、その人の扱い方に悩んでいる人も多いはず。あまのじゃくな人は、決して性格が悪いわけではないため「付き合いを続けていきたい……でも、どうすればいいのか分からない」と思うこともあるでしょう。

ここからは、あまのじゃくな人との付き合い方を解説します!

(1)負けず嫌いな部分を上手に使う

「○○して」と言うと、嫌がられることも多いため「○○できないよね?」「○○は無理だよね」など、言い方を変えてみましょう。

あまのじゃくな人のように、極端な負けず嫌いは、意外と扱いやすいんです。「できない」「無理」と言われると逆に燃えるタイプも多いので、言い方を工夫してみましょう。

(2)何度も愛情を伝える

あまのじゃくな人は、自分が本心を言わないため、他人の言葉を疑いやすいといった特徴があります。素直に愛情を伝えても、疑われることも珍しくありません。

しかし、くじけずに何度も愛情を伝えてみましょう。あまのじゃくな人でも、何度も好意を伝えられると、そのうち心を開いてくれるでしょう。

(3)じっくり信頼関係を築く

あまのじゃくな人は本心をなかなか素直に言えません。素直に本心を言ってもらいたい場合は、「連絡を密に取る」「一緒に過ごす時間を増やす」など、まずは信頼関係を築くことから始めましょう。

あまのじゃくな人はなかなか他人を信用しないため、時間は掛かるかもしれません。ですが、一度信頼関係を築けば、何でも話してくれるはずです。

天邪鬼(あまのじゃく)な性格と向き合おう

あまのじゃくな人の特徴は、健全な人間関係を築く上で邪魔になってしまうものも多いですよね。

もし自分が「あまのじゃくかも」と少しでも思ったなら、人に少し素直になることから初めてみましょう。

まずは、「うれしい」と「ありがとう」を素直に伝えられるようになることを目指してみてください。

(まる)

※画像はイメージです

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