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堅実の意味とは? 堅実な人の特徴や長所・短所

永瀬なみ(幸せコラムニスト・カウンセラー)

「堅実」とは、「手堅く確実なこと。確かであぶなげのないこと」という意味です。堅実な人とは、一体どういう人なのでしょうか? 今回は心理カウンセラーのながせなみさんに、堅実な人の特徴や長所・短所、堅実になるためのポイントを教えてもらいました。

「堅実」という言葉。何となく想像はできても、意味をきちんと説明できる人は少ないかもしれませんね。

今回は「堅実」という言葉の意味をはじめ、堅実な人の特徴や長所・短所、堅実な人になるために心掛けると良いことなどをお伝えします。

「もしできるなら自分も堅実な人になりたい」と思う人は、ぜひ参考にしてみてください。

「堅実」ってどういう意味?

まずは「堅実」という言葉の意味からお伝えします。

「堅実」には、以下の意味があります。

けんじつ【堅実】
手堅く確実なこと。確かであぶなげのないこと。また、そのさま。
(『デジタル大辞泉』小学館)

もう少しなじみのある表現に置き換えるなら、「しっかり者」という言葉がしっくりくるかもしれませんね。

では、堅実な人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

「堅実な人」の特徴

ここからは「堅実」と呼ばれる人の特徴を7つ紹介します。

どれも男女共通の特徴です。周りに思い当たる人がいないか、ぜひ想像しながら読んでみてください。

(1)頼もしい存在で信頼されやすい

堅実な人といえば、何といっても頼れる存在。しっかりしているため同僚や後輩、上司からも信頼されやすく、人間関係も良好でしょう。

頼もしい雰囲気を醸し出しているため、結婚相手にも選ばれやすい傾向にあります。仮に若い頃はあまりモテていなかったとしても、年齢を重ねるにつれて異性からの人気は上がっていくはずです。

同性からも異性からも信頼されるのは、堅実な人の大きな特徴といえますね。

(2)ちゃっかりしていて抜け目がない

2つ目の特徴は、抜け目がないことです。

堅実な人は「チャンスだ」と思えば手堅くつかみに行きますし、反対に「リスクが大きい」と思えばサッと手を引きます。家族や友人に「ちゃっかりしてるな~」と言われる機会が多いのは、堅実な人の特徴です。

また、抜け目がないということは隅々まで気を配れるということ。そういった人柄が買われて仕事で大事な役を任せられたり、根気の要る仕事を任せられたりする機会は決して少なくないはずです。

(3)慎重で軽率な行動を取らない

常に慎重なのも、堅実な人の特徴といえるでしょう。

自分の言動に対して慎重なのはもちろんのこと、日頃から人の行いもよく見ています。

そのため、堅実な人は「今あの人と関わるのはやめておこう」「今日は機嫌が良さそうだからこれをお願いしてみよう」など、相手の状況に合わせて行動を変化させられるのです。

そして、軽率な行動を取らないということは衝動買いやギャンブルなどをしにくいということ。それどころか、「え、そんなに悩む?」と周りから不思議がられるほど深く考えます。買い物1つとっても、金額が大きくなればなるほどすぐには決められません。

慎重ゆえに自分が納得するまで考え抜くのは、堅実な人の特徴といえますね。

(4)冷静で人に頼られやすい

常に冷静なのも、堅実な人の特徴です。

そのため、仲裁役に選ばれやすい傾向があります。例えば、仕事でトラブルがあった時に相手をなだめるよう頼まれたり、友人同士のけんかで仲裁役を頼まれたりする機会も少なくないでしょう。

また、時には判断を任されることもあります。

どちらを選べばいいか迷った時や「するか・しないか」を決めかねた時などは、堅実な人の冷静かつ慎重な判断力が頼りになるのです。そのため、必然的に人から相談を受ける機会も多くなります。

これも、堅実な人の大きな特徴といえますね。

(5)先を見越して動くため失敗しにくい

5つ目の特徴は、失敗しにくいことです。

堅実な人は、今だけでなく先のことまで見越して行動します。そのため、失敗をした経験が少ないのです。

そして、失敗をしにくい特徴は恋愛面でも表れます。

具体例を挙げると、普通の人なら誰でも有頂天になってしまいそうなほど魅力的な相手から誘われたとしても、堅実な人は飛び付きません。時間をかけてじっくり冷静に判断するため、人にだまされたり痛い目に遭ったりする機会が少ないのです。

堅実な人が何かに失敗したとしたら、むしろそれは貴重な経験といえるでしょう。

(6)頑固な面がある

実は、堅実な人は頑固な面も併せ持っています。というのも、堅実な人は何よりも自分の判断を信じているため、人の意見を聞きにくい傾向があるのです。

加えて、あまり人を信用していないからこそ、お互いに信頼関係を築くのは難しいと考えられます。堅実な人は、周りの人からは信頼されやすい反面、自分が信頼できる人はそう多くありません。

そう考えると、堅実な人は孤独な一面があるともいえるかもしれませんね。

堅実な人の長所とは?

堅実な人の特徴をまとめると、長所として挙げられるのは次の4つです。

・真面目で人から信頼されやすい
・失敗するリスクが低い
・目標を達成しやすい
・結婚相手に選ばれやすい

特徴の項目でも紹介した通り、堅実な人は慎重で冷静な面が強いため、着実に行動できて周りからも信用されやすいという長所があります。

堅実な人の短所とは?

反対に、次の4つは堅実な人の短所といえるでしょう。

・慎重なあまり、思い切った挑戦ができない
・単調で面白みがないと思われることもある
・欠点が少ない分、秀でた部分も目立たない
・人をあまり信用しないため孤独な一面がある

どの短所を見ても、まさに長所の裏返しと言えるものばかりですね。

長所があれば短所があるのは当然のことですので、長所を得るためには仕方がないのかもしれません。

堅実な人になるためのポイント

では、もし堅実な人になりたいと思ったら、どんなことを心掛けると良いのでしょうか。

堅実になりたい人は、これから紹介する3つの行動を心掛けてみてください。

(1)行動を起こす前にまず考える習慣を付けること

堅実な人になりたければ、行動を起こす前にまずじっくり考える習慣を身に付ける必要があります。

特に大切なのが、可能な限り事前にリスクを考えること。

堅実な人は深く考える特徴があると、先ほどお伝えしました。堅実な人が決断をする前に深く考えるのは、リスクを避けるためだと言っても過言ではないでしょう。

とはいえ、急に大きな事柄のリスクを予想するのは難しいかもしれません。そこでおすすめなのが、まず日頃のちょっとした行動から先のことを予測する方法です。

・失敗する確率がどれくらいなのか
・成功する確率と比べるとどれくらい差があるのか
・もし失敗しても仕方ないと本気で思えるか

日頃からこういったことを考えるように習慣付けていれば、いざという時に困らないですよ。特に感情で選択して後悔する機会が多い人は、ぜひ試してみてください。

(2)「人からどう思われるか」を気にしないこと

2つ目のポイントは、人の視点よりも自分の視点を大切にすることです。「自分軸を持つ」とも言えますね。

堅実な人は、たとえ人に何と言われても、自分がそれを正しいと思えば気にしません。これは、人からどう思われるかを気にしていると選択を誤ってしまう恐れがあることを知っているからです。

例えば「本当は○○が食べたいけど、誰も食べていないから□□にしておこう」といった選択をして後悔をするくらいなら、最初から人の視線など気にしない方がいいと思いませんか?

堅実になりたい人は、ぜひ自分の視点・自分の気持ちを大切にするよう心掛けてみてくださいね。

(3)本当に信用できる情報だけを信じること

堅実な人になるには、本当に信用できる情報だけを信じることも重要です。

堅実な人は、どこの誰が発信したか分からないような情報や、本物かフェイクか分からないような情報は信じません。つまり、堅実になるには本当に信用できる情報かどうかを見極める力も必要だということです。

真偽の分からない情報に踊らされたくなければ、自分の芯を持つことと、情報の精査を習慣付けること。この2つを日頃から心掛けておくと良いですよ。

まずは堅実な人をじっくり観察してみよう!

今回は、堅実という言葉の意味をはじめ、堅実な人の特徴や長所・短所、堅実な人になるためのポイントなどをお伝えしました。

読んで字のごとく、堅実な人は良い意味でも悪い意味でも「堅い」という印象を抱かれやすい傾向にあります。ですが、穏やかで手堅い人生を送りたいなら、堅実になっても損はないはずです。

もし周りに堅実な人がいれば、その人を少し観察してみてはいかがでしょうか。

できるなら、「どうしてそうしたの?」や「どうして分かったの?」などと質問してみるのもおすすめです。そうしていろんな質問をしているうちに、思ってもみない発見があるかもしれません。

堅実になりたければ、まずは周りに堅実な人がいないか一度じっくりと探してみてくださいね。

(ながせなみ)

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