イケメンが苦手な女性の心理とは? 克服方法と上手な付き合い方を紹介
「イケメンが苦手」という女性も案外多いものです。なぜ苦手意識を抱いてしまうのでしょうか? 心理カウンセラーの高見綾さんに、イケメンが苦手な女性の心理、苦手意識を克服してイケメンと上手に接する方法を教えてもらいました。
イケメンと関わると緊張してしまったりしませんか?
「近寄りがたくて一緒にいると疲れてしまう」「苦手意識がある」という女性は案外多いようです。
では、なぜイケメンに苦手意識を持ってしまうのでしょうか。その理由や心理を詳しく解説します。
また、相手がイケメンでも過剰に意識せず接することができるように、苦手意識の克服方法や上手な付き合い方も紹介します。
「イケメンが苦手な女性」は意外と多い
例えば、街中で顔立ちが端正なイケメンを見ると、素直に「かっこいいなあ、すてきだなあ」と思う人は多いでしょう。
ところが恋愛となると、女性は容姿だけではなく性格なども含めて総合的に相手を判断する人が多いので、誰もが整った顔立ちだと思うようなイケメンであっても、苦手意識が出てきてしまうという女性は案外多いです。
本心ではイケメンが好きであったとしても、異性として過剰に意識してしまうことで素直になれず、「イケメンは嫌い・苦手」だと思い込んでいる人もいます。
その理由を、次の項目で説明しますね。
イケメンが苦手な女性の心理
イケメンが苦手な女性は、どういった心理から「苦手だな」と思っているのでしょうか。
ここでは、そんな女性たちの心理を詳しく解説します。
(1)性格に問題がありそうなイメージがある
容姿が優れているために、下記のようなイメージが先行してしまう傾向があるようです。
・周りにちやほやされてきているから、きっと自己中心的な性格なのだろう。
・顔が良いからお高くとまって、周りを見下していそう。
・女性に求める条件が厳しそう。
実際には性格の良いイケメンもいます。しかし、このようなイメージだけで苦手意識を持ってしまう女性もいます。
一見して非の打ちどころがないように見えると、完璧さへのひがみから、つい粗探しをしたくなる心理もあるかもしれません。
(2)ナルシストのイメージがある
服装や髪型などおしゃれにこだわりを持ち、自ら「俺ってかっこいいわ~」と思っているようなナルシストが多い、というイメージを持っている女性もいます。
特に美意識が高いイケメンに対しては、外見ばかりを気にしてチャラそうな印象を抱きがち。そのため、内面を重視する女性は敬遠してしまう傾向があります。
(3)浮気が心配
イケメンは自らアプローチをしなくても女性の方から寄って来ることが多いからと、「浮気する機会が多そう」というイメージを持つ人も。
実際には浮気をしないイケメンもいますが、ライバルの女性が多いという時点で、不安に駆られてしまうこともありますよね。
そのため、もっと穏やかな気持ちで恋愛をしたいと思っている女性は苦手意識を持つようです。
(4)引け目を感じる
「華のあるイケメンと自分とでは釣り合いが取れない」と引け目を感じる女性もいます。
自分に自信がないために、「私なんてどうせ相手にされないだろう」と、無意識のうちにイケメンに対して心の壁を作ってしまいます。
そのため、イケメンにアプローチされても、「一体私なんかのどこが良いの? だまそうとしてるの?」と思ってしまって、好意を素直に受け取れないことも。
(5)緊張して自然体でいられない
美人の前で緊張する男性がいるように、イケメンを目の前にするとドキドキしてしまう女性もいます。
美しい容姿と圧倒的な存在感に照れくさくなってしまうのもありますし、異性として意識し過ぎて自然体でいられなくなってしまうことも。
また、一緒にいるためには、自分も相当背伸びをして頑張らないといけないような気がして疲れてしまう、という女性もいますね。
(6)単純にタイプじゃない
一般的にかっこいいと言われているだけで自分の好みではないから苦手、というケースもあります。
「イケメンよりも3枚目の方がタイプ」という人もいますし、容姿は重視しないという人もいるでしょう。
上手に付き合うためには? 苦手意識の克服方法
では最後に、イケメンだからといって敬遠せずに、苦手意識を克服して上手に付き合っていくための方法を紹介します。
(1)先入観を捨て、人となりに興味を持つ
イケメンに対するネガティブなイメージは、あくまでもイメージであり、目の前の彼とは関係がないものです。
なるべく先入観は捨てて、彼がどんな人なのかに興味を持ちましょう。
例えば、「これまでどんな人生を送ってきたのかな?」「どんな性格なのかな?」というように、フラットな目線で見てみましょう。
おそらく彼らは、イケメンであるということで先入観を持たれたり、敬遠されたりしてきた経験もあると思います。
そんな中で、あなたが人となりに興味を持ってくれれば、純粋にうれしいと感じるのではないでしょうか。
(2)かっこいいことを素直に認める
端正な顔立ちに引け目を感じて、自分の劣等感にとらわれてしまう人は、意識を自分ではなく彼の方に向けましょう。
「いやあ、本当にかっこいいな~」と称賛するような気持ちでいると、自分の劣等感に目が向きにくくなります。自分と比べそうになったら「比べない、比べない」と言い聞かせてみて。
「○○くん、本当にかっこいいね」と素直に伝えることができたら、なおGOOD。そう言われて嫌な気分になる人はいないですし、自分の気持ちに素直になることで、苦手意識は薄れてくるはずです。
(3)「女性として見られたい」という気持ちを横に置く
イケメンを前にすると緊張してしまう人は、自分の中の「女の子」の部分が刺激されて、彼を異性として過剰に意識している状態です。
「女性として見てほしい」「良く見られたい」「あわよくば恋愛に発展したらいいな」といった気持ちは、一旦横に置きましょう。
過剰に意識をしなくなるだけでも、自然体で話すことができるようになり、あなたの魅力も伝わりやすくなると思います。
(4)自分の魅力をアップさせる
持って生まれた容姿や性格の基本的な部分は、それほど大きくは変わりません。しかし、自分という素材を一番良く見せるための工夫はできるはずです。
魅力をアップさせるといっても、そんなに大掛かりなことをする必要はありません。
話し方を工夫してみたり、髪型を変えてみたりと、自分がやれる範囲で何か1つでもやってみるだけでいいのです。
「自分の魅力を上げるために、私は行動している」という事実が、自分に自信をもたらしてくれます。そうすることで、少し緊張がほぐれるのではないでしょうか。
(5)イケメンと話す機会を増やす
これは職場などの身近にイケメンがいる場合の方法にはなりますが、苦手意識の克服のためには、イケメンに慣れてしまうのもおすすめです。
イケメンと接する機会が皆無だと、「完璧な人間なんだな」と過大評価してしまったり、逆に「チャラい人に違いない」と悪い思い込みをしてしまったりしがちです。
そういった極端なイメージを払拭するためにも、イケメンと話す機会を増やしてみましょう。
最初は、「おはようございます」「おつかれさまです」といったあいさつや簡単な声掛けをするだけでも十分です。
異性としてではなく「1人の人間」として接してみて
イケメンが苦手だという女性の中には、本心では「すてきだな」と思っていても、良くない思い込みや自分の自信のなさなどから、避けてしまっている人もいます。
イケメンを異性として意識し過ぎるのではなく、人として興味を持って接するところから始めてみましょう。
また、自分を卑下し過ぎないことも大切です。今回のコラムを参考に、自然なコミュニケーションを意識してみてくださいね。
(高見綾)
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