【難読漢字】“てんぷ”は間違い!? 「貼付」の本当の読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか? また、誤った読み方のまま覚えてしまっているケースもあるでしょう。
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「貼付」の読み方です。
みなさんはこの漢字、今までなんと読んでいましたか?
「貼付」の読み方は“ちょうふ”or“てんぷ”?
なにかに貼ることを意味する「貼付」という言葉。
その読み方について、おそらく“てんぷ”と読む人と“ちょうふ”と読む人の2パターンがいることでしょう。あなたはどちらで読んでいますか。
『デジタル大辞泉』によれば、「貼付」は“ちょうふ”と読みます。ただし、補説として「『貼付』は慣用音で『てんぷ』と読むこともある」とも記載されています。
また、『日本漢字能力検定協会』のWebサイトによれば、
「貼」の音は「チョウ」が正しいが、「店」「点」など同じ「占」を含む漢字が「テン」と読むためか、「添付」と意味が近いため混同したのか、「てんぷ」と読む人が増え、“慣用読み”として認められつつある
との記載もみられます。
“てんぷ”といえば「貼付」or「添付」のどっちの漢字?
では同じ読みの漢字である「貼付」と「添付」はどう違うのでしょうか。
『デジタル大辞泉』によれば、それぞれの漢字の意味は
「貼」
① はる。つける。はりつける。「貼付」
② 薬の包みを数える語。「添」
① そえる。つけくわえる。「添加」「添削」
② そう。つきそう。「添乗」
つまり、メールなどでやり取りするファイルは「添付」、書類などに貼る写真は「貼付」というような使い分けをすることができます。
漢字の意味が知ればどちらを使うかすぐに分かる
普段使っている日本語や漢字が本当に正しいのかどうか、迷うことは誰にでもあります。
そんな時はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。そこには、思わぬ気付きがあるかもしれません。
私たちは音で聞いた言葉を、パソコンなどで変換して使うことが多くあります。あまり気にせず使っていると、間違った漢字を使っているということが結構ありそうです。
(マイナビウーマン編集部)