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【4月の誕生石】水晶の石言葉・意味・秘められたパワー

誕生石

山本奈央(All Aboutパワーストーンガイド)

自分が生まれた月ごとに定められている誕生石。石にはさまざまな石言葉や意味が込められているとパワーストーンガイドの山本奈央さんは言います。今回は、4月の誕生石である水晶について詳しく教えてもらいました!

4月の誕生石はダイヤモンドと水晶と言われていますが、今回はパワーストーンとして有名な水晶について紹介させていただきます。

4月の誕生石は、持つ人を選ばないといわれるパワーストーン、水晶。

祈願達成や潜在意識の開花だけではなく、悪い気を祓って良い気を取り込むといわれて
います。また、空間やパワーストーンの浄化に欠かせない万能の石でもあります。

誕生石とは

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ石のこと。

自分の生まれ月に割り当てられた石を身に着けることで幸せを招き、災いから身を守ると伝えられてきました。

それぞれの誕生石には、意味や効果(石の力)があるとされています。深く知るうちに、きっと誕生石に親近感が湧いてくるはずです。

起源・なりたち

誕生石の起源は聖書の時代までさかのぼります。

旧約聖書の「出エジプト記」にあるユダヤ教の祭司の胸当て(ブレスプレート)にはめ込まれた12の宝石を起源とする説や、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に記された新エルサレムの城塞の12の土台に飾られた宝石になぞらえているという説があります。

それらが元となり、約1300年前のヨーロッパでは「12種類の石を月替わりで身に着ける」という文化が広がりました。

また、それぞれの月と石が結び付けられるようになったのは18世紀のことで、ポーランドに移住したユダヤの宝石商人が考案したといわれています。

宝石の交易が活発になると、各地で各月の誕生石にばらつきが出るようになってきました。そこで1912年、アメリカ合衆国ミズーリ州にあるカンザスシティーで開催された「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されたのです。

流通している誕生石はそれをベースに、いろいろな国の風土・習慣に合わせて若干の修正が加えられています。

日本で誕生石が定められたのは1958年とまだ約60年程度の文化ですが、現代の私達にとってはとても身近なものとなっています。

石言葉とは

「石言葉」とは、それぞれの石にその特質に合った「象徴的な意味」を付けたものです。古来より石には神秘的な力が宿るとして、現代まで伝え続けられてきました。

近年のパワーストーンブームの影響によって生み出されたものも多くありますが、ここではオースドックスな「石言葉」をご紹介します。

誕生石には意味がある

古代から現代に至るまで、石には力があると考えられてきました。それぞれの誕生石には意味や効果があり、生まれ月のパワーストーンを身に着けることで幸運を呼び寄せるといわれています。

Check!
各月の誕生石一覧

4月の誕生石:水晶

4月の誕生石はパワーストーンを代表する「万能の石」、水晶です。

石の特徴

水晶は地球上で産出する最も代表的な鉱物の1つであり、透明度が無い物を「石英(クオーツ)」、無色透明の物を 「水晶(ロッククリスタル)」と呼びます。

地球の中心部の殻に含まれる二酸化ケイ素が地中のマグマの熱で溶かされ、それが冷えて固まったものが石英となるのです。日本各地でも産出されるため、馴染みの深い鉱物といえるでしょう。

水晶は、特定の角度で切り出した水晶板に電圧をかけると非常に安定した一定の振動(または周波数)が発生し続けます。

その優れた特性を生かして、時計や携帯電話、テレビ、パソコンなどに利用され、私たちの生活には欠かせないものとなっています。

名前の由来・歴史・伝説

古代の人々は水晶を氷の化石と信じていました。そのため、ギリシャ語で氷を指す「krystallos(クリスタロス)」がクリスタルの語源となり、現在のクォーツの名前の由来となりました。

太古の昔から、世界中の人々に装飾品や通貨として親しまれ普段の生活にはもちろん、大切な祈祷や儀式など神聖な場所でも用いられていたそうです。また、日本では「水精(すいしょう)」と呼ばれ、精霊が宿る石とされ大切にされてきました。

水晶は土地を清め、厄を祓い、運気の流れを良い方向に整えるパワーがあると信じられています。そのため、お寺や古い建造物の地面に埋められていることがあり、現代でも神社や地鎮祭の時などに水晶を埋める風習が残っている地域もあります。

石言葉

予感・万物との調和

水晶が持つパワー

古来より魔除けや厄を払う石として人気があるパワーストーン。身に着けることで自分の中に眠っている潜在的な能力を引き出し、持ち主を輝かせてくれることでしょう。

また、運気を向上させるためには、良い気を活性化させることが必要ですが、水晶にはあらゆるものを清め、浄化するパワーがあるといわれているので気の流れを良くする効果が期待できます。

場の調整にもひと役買ってくれるので、どうしても周囲や環境に馴染めない時には水晶のパワーを借りてみましょう。

水晶のお手入れ方法

水晶のモース硬度(※)は7と高く、比較的扱いやすいパワーストーンといわれています。

※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の1つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。

お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いてください。大きな原石などは、清らかな水で洗い流してあげましょう。

水晶クラスターやセージ、流水、日光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。

誕生石はプレゼントにもぴったり

 

老若男女、年齢を問わず愛され続け、持つ人を選ばないニュートラルな石、水晶。癖がないパワーストーンなので、基本的にどなたが持っても力を発揮してくれるといわれています。

水晶を手にされた皆さまに たくさんの幸せが降り注ぎますように。

(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド

※画像はイメージです

 

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